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Aug

【ソマリと森の神様】原作あらすじやキャラクター&声優まとめ!ネタバレ注意!【2019年秋アニメ】

【ソマリと森の神様】原作あらすじをネタバレ!

森を守護するゴーレムと人間の少女であることを隠しているソマリ。そんな二人の旅の目的は「ソマリの両親を探しだして、ソマリを引き渡すこと」
異形の生物が支配し人間は食料かペットのように扱われる世界の各地を回りながら、ひっそりと隠れ住む人間や、異形の協力者を得て旅を続けます。
圧倒的なファンタジー世界を舞台に、ソマリと過ごすことで本来は感情を持たないゴーレムに芽生える感情親子愛にほっこりしたり、時にはハラハラしたりと極上のエンターテインメントが味わえる本作。
そんな『ソマリと森の神様』の原作漫画をがっつりネタバレしていきます!

異形によるヒト狩りが行われる世界

「森を守護するゴーレムが子連れでやってきた」
ゴーレムは特別な森の守護者として、めったに人前に姿を現さない、とても珍しい存在。
そんな珍しい子連れのゴーレムを一目見ようと、たくさんの人が集まってきましたが、それらは人間とは違う姿をした「異形」と呼ばれる生き物たち。
実は、この世界は異形によって支配され、人間は食料かペットのように扱われるようになっていたのです。そのため、人間の姿はどこにもありません。
そんな中、旅の目的を尋ねられたゴーレムは「人間を探している」と答えるのでした。
その後、街を出たソマリとゴーレムでしたが、「終わりの森」に迷い込みます。終わりの森とは、「森の守り人」を失った森のこと。森の植物は色を失い、一瞬で枯れてしまうのです。

異形たちも近づかない、そんな死にかけた森の奥でソマリたちは、人間のゾゾに出会います。
自身も若い頃にヒト狩りから逃れ、それ以来人間であることを隠して放浪していたいうゾゾ。しかし年をとって逃げ隠れするのにも疲れたところ、この終わりの森をみつけそのまま住みついたのだと言うのでした。
そんなゾゾはソマリが人間であることもすぐに見破ります。そして、なぜ、この世界から人間が姿を消したのかゴーレムが知らないと聞くと、ゾゾは人間が狩られるようになったそもそもである「始まりの物語」を教えてくれるのでした。

ゾゾの話は次のようなものでした。
はるか昔。世界は広く、人間と異形の者はお互いの存在を知らずに、別々の場所で暮らしていました。
ところがある日、異形の住むところに人間が迷い込みます。最初は驚いた両者ですが、やがて交流が始まります。
最初のうちは友好的に接していた両者でしたが、人間と異形、その外見や考え方の違いからやがて争いへ、そして戦争に発展していったのでした。
その結果、人間はあっという間に敗北していまいます。その後異形によるヒト狩りが頻発するようになりました。ヒト狩りによって数が減ってしまった人間はやがて異形から身を隠すようになります。こうして、人間は衰退し、異形ばかりが目立つ世界になってしまったのでした。

その夜。ゾゾは、ゴーレムにソマリを連れて旅をする目的を問います。
ゴーレムは、自分の命が残り1年と112日であること、それまでにソマリの両親を探して引き渡したいと考えていることをゾゾに明かすのでした。

「ハライソの伝記」

出典 : Amazon.co.jp

人間についての情報を得るため魔女の村にやってきたソマリとゴーレムは、人間について書かれた「ハライソの書」の存在を知ります。ところが、「ハライソの書」は本を食べる妖怪のせいでボロボロになってしまいます…。
そこで、ただ一人「ハライソの書」を読んだという、魔女印図書館館長のイゾルダから話を聞こうと考えます。
しかし、イゾルダは病気で面会ができないと知ったゴーレムとソマリは、イゾルダの寝所にこっそりと忍び込もうとしますが、寝所の手前で警備をしていた司書長・レーグルに捕らえられてしまうのでした。
その時、寝所のイゾルダが、ゴーレムとソマリを中に入れるようにとレーグルを取りなしてくれたことで、ゴーレムたちはイゾルダから「ハライソの書」について話を聞くことになるのでした。

「ハライソの伝記」は、イゾルダの高祖母(祖父母の祖母)にあたるフェオドラが若い頃に体験した実話を、イゾルダ本人が書にしたもの。その内容は、ゴーレム族であるハライソがカミサマとして崇められている人間の村についての事。

未熟な魔女であったフェオドラは、ある日竜巻に巻き込まれ箒から落ちてしまいます。そして、自分とよく似た姿をしたニンゲン達と異形のハライソが住む村に保護されます。
そこは、ゴーレム族であるハライソが100年前に作った「ハライソの村」。見た目こそ恐ろしい異形のハライソですが、様々な知識を人間に与えたことから、村人たちは「カミサマ」として現在も慕われ尊敬されています。

そんな村人たちは、人間の少女に見えるフェオドラにとても親切にしてくれますが、フェオドラが「皆さんは人間という種族なのですね?」と尋ねると村人は一斉に目つきを変えます。
しかし、そこに現れたハライソが「この子は人間だ」と言ったことでその場は収まります。そして、皆が去った後でハライソはフェオドラに、
「人間は弱く臆病な種族であるゆえに、自分たちの常識から外れた生き物には剣を振るうことでしか安心できないのだ」
と言うのでした。
このハライソの言葉に従って、フェオドラは魔女であることをハライソ以外の村人には内緒にし、村に滞在することになったのです。

フェオドラは人間として村で生活するうちに村人たちと打ち解け、ミヤという年下の仲良しもできました。人間はみな優しく親切で、このまま平穏に魔女の村に帰る日を迎えるかに思えたそんなある日。
明日訪れる竜巻に乗れば魔女の村に帰ることができるとゴーレムから聞き帰り支度をしようとしていたフェオドラは、「異形が出た!」という村人の声を聞きつけ、皆が行く方に向かいます。

そこでフェオドラが目にしたのは、1匹の異形を惨たらしく命を奪おうとする人間達の恐ろしい姿だったのです。
相手が異形であるいう理由だけで忌み嫌い武器を手に攻撃する大人たち…。異形に向かって石を投げる子たちの中には仲良しのミヤの姿も…。
人間に悪いことなど何もしていないのに「異形」であるというだけで殺してしまおうとする人間に、「自分の正体がバレたら殺される」と恐怖を感じたフェオドラは、箒を手に村から逃げ出し森へ隠れ込むのでした。

フェオドラがいないことに気付いたハライソは村人には待機するように言うと、一人で森へやってきてフェオドラを見つけます。
フェオドラはハライソに、人間が異形を惨たらしく殺したことを話すと「どうしてハライソは人間を守るのか?守る意味があるのか?」と詰め寄るのでした。
それに対してゴーレムは、自分の寿命100年のうち残りは5年と93日であるが「最後まで人間を守る本能に従う」と答えます。「人間なんて守る価値がない」と考えていたフェオドラは、その答えにショックを受けハライソからも逃げ出し、再び森をさまよいます。

一方、ハライソに待機しろと言われた村人たちでしたがフェオドラを心配して森を捜索していました。そしてフェオドラは自分を探しにきたミヤと鉢合わせしてしまいます…。
いつも通りフェオドラに優しいミヤですが、フェオドラの「私が異形だったらどうする?」という問いかけに「怪物とは友達になれない」と答えます。
「やっぱりミヤも人間なんだ…」と落胆するフェオドラでしたが、その時、強い風が吹きミヤが崖下へと落ちてしまいます!

運よく、ミヤは木にひっかかり転落を待逃れますが木も長く持ちそうにありません。悲鳴を聞いて村人たちも駆けつけますが、道具がないためミヤを助けることができず、もう間に合わない!と思われた時。
箒にまたがったフェオドラが魔女の力を使ってミヤを無事に崖下から救出することに成功するのでした。
それを見た村人たちは、ミヤを助けたフェオドラに感謝するどころか「空を飛んだ化け物」「人間の姿をした恐ろしい異形」と呼び、取り巻きはじめます…。

そこに現れたハライソが「ミヤの借りがあるから今は見逃す…もうじき風も吹く。早く立ち去れ」と助け船を出してくれたことで、フェオドラは箒に乗ると皆の前から飛び立つのでした。
そんなフェオドラに近づこうとするミヤを村人たちは「化け物に近づくな!」「俺たちを騙していた異形だ!」と引き止めますが、ミヤは「違う!お姉ちゃんは友達だ!」と叫びます。
ミヤは自分が異形に対して行った仕打ちを後悔したのでしょう…。
それを聞いたフェオドラは「ありがとう」と笑顔をミヤに向けます。ミヤも、飛び去って行くフェオドラに「ありがとう!」と応えるのでした。

無事、魔女の村に戻ったフェオドラは74年後、図書館長に就任します。
そして、自分が体験した「ハライソの村」での出来事を次期館長に口伝で伝えていくように、1000年の間、決してこの事を本にしてはいけないと指示したのでした。
フェオドラは、人間の「未知の者への恐怖」を理解した上で、人間と異形、お互いを知るにはゆっくりと歩み寄る時間が必要と考えたのです。
そのためには、人間の存在を異形に明かさない方が良いという思いからの指示…これは、最後にフェオドラを理解してくれたミヤへ、しいては人間への恩返し

しかし、イゾルダはそんなフェオドラの思いに気付かず指示を破り、フェオドラの体験を「ハライソの伝記」、「ハライソの調書」という2冊の本に書き上げてしまいます。
その後、何者かによって「ハライソの調書」が盗み出されてしまい、その本が異形たちの手に渡ったことで人間に興味を持った異形たちが人間の村に押し寄せた結果、戦争が起こります。
間接的とはいえ人間の衰退を招いたのは自分であると、自らを攻め続けているイゾルダ…。
そして、ゴーレムにハライソのいたという最果ての地に向かうよう言うと、二人に祝福を与えてイゾルダは息を引き取るのでした。

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