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Aug

【終わりのセラフ】一瀬グレンの最新ネタバレ考察!18巻での激動に迫る【ネタバレ考察】

出典 : Amazon.co.jp

『終わりのセラフ』の裏主人公的人物・一瀬グレン。
巻を追うごとに謎に包まれた部分や過去が明らかになりつつある人物です。
今回は、最新巻である18巻の内容をネタバレしつつ、一瀬グレンの最新考察をしていきます。
『終わりのセラフ』の物語の深い部分までチェックし、よりストーリーを楽しみましょう!

『終わりのセラフ』についておさらい

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『終わりのセラフ』は、ジャンプスクエアにて、鏡貴也原作、山本ヤマト作画コンビで2012年10月より連載中の漫画作品。
コミックスが2019年6月現在、18巻まで発売中です。
アニメ化も2度されています。
第1期が2015年4月から、第2期が同年10月から放送という非常に短いスパンだったものの、どちらも高い評価を受けています。
また、原作コミックスは累計発行部数が2017年8月時点で900万部を突破。
原作漫画も非常に高い評価を受けていることが分かります。

スピンオフも展開されており、
その中でもノベライズ作品「終わりのセラフ 一瀬グレン、16歳の破滅」とその続編「終わりのセラフ 一瀬グレン、19歳の世界再誕」は、本編と直結する過去のエピソードです。
どちらも一瀬グレンが主人公で、彼の過去を深い部分まで知ることができます。
『終わりのセラフ』の世界をより楽しむためには必読なストーリーとなっていますので、ファンの方は是非チェックしてみてください。

一瀬グレンのプロフィールと基本情報

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一瀬グレンのプロフィールは以下の通りです。
名前:一瀬 グレン
階級:日本帝鬼軍 中佐
所属:月鬼ノ組指揮官兼一瀬グレン隊隊長
年齢:24歳(小説版では15歳→19歳)
誕生日:8月28日
身長:184cm
体重:65kg
鬼呪装備:真昼ノ夜

本編に当たるコミック版では、白夜孤児院から逃げてきた白夜優一郎を「預言」に従って迎え、稽古をつけた「師匠」的ポジションの上官。
物語序盤では上官的、師匠的な存在。
しかし、ストーリーが進むにつれ、人体実験を行なっているという事実など、グレンの「闇」とも言える部分が明らかに。
過去に「世界を破滅させた」ということが語られており、『終わりのセラフ』という作品において超重要人物であることは間違いないでしょう。

普段はドライでクールに見えますが、熱い面も持っている人物。
特に仲間に関しては非常に強い思い入れを持っており、何よりも大切な存在です。
また、軍隊の他の面々からも厚い信頼を得ていることに加え、主人公である百夜優一郎からも慕われています。
グレン自身も態度や表情はいつも鬱陶しそうですが、実際は満更でもない様子。
潜在的なカリスマ性を持っている人物です。

グレンが世界を「破滅」させた?

グレンは、過去に世界中の「13歳以上の大人」を死へと導いています。
かつてグレンは戦いで命を失った仲間たちの蘇生を行いました。
しかし『終わりのセラフ』の世界において「死者を蘇生する」という行為は「禁忌」。
この禁忌を犯すと発動するのが「終わりのセラフ」という天罰。
それにより、世界中にウイルスが蔓延し、鬼呪を宿していない13歳以上の人は皆死んでしまいました。
グレンは仲間の命と引き換えに世界を破滅させてしまったのです。

ここで重要なのは、グレンは「死者を蘇生する代償として世界が破滅する」ということを知りながら禁忌を犯しているという点。
グレンにとって、「仲間」は何にも代え難い、とても重要な存在であり、例えその復活が、10年という一時的なまやかしのものであっても、グレンは世界の破滅を選択しました。

そして現在、グレンは仲間の命を更に生き長らえさせる方法を探すために、死力を尽くして日々行動しているのです。

グレンが禁忌を犯して復活させた「グレン隊」のメンバー

かつてグレンが「世界の滅亡と引き換えに復活させた」仲間たち。
現在も「グレン隊」として共に行動しています。
そのメンバーたちを簡単にご紹介いたします。
グレンにとってこの仲間たちは何よりも大切で、守るべき存在なのです。

柊 深夜(ひいらぎ しんや)

苗字から分かる通り、柊家の一員。
階級は少将。
養子であり純粋な一族ではないため、本人的にもどこか柊家からあぶれている感覚の模様。
グレンをよくからかうため、怒られることもしばしば。
しかし、グレンの右腕的存在でもあり、非常に厚い信頼を寄せられています。

五士 典人(ごし のりと)

名門「五士家」出身。
階級は大佐。
幻術系を得意としており、接近戦を主とするグレンのサポート的立ち回りをすることが多いです。
性格はエロ・美人大好きというかなりのすけべ。
深夜と一緒にグレンをからかう機会が多く、当人からよく怒られています。
しかし深夜同様、この関係性をグレンはとても心地良く思っているようです。

十条 美十(じゅうじょう みと)

名門「十条家」出身。
階級は大佐。
元々一瀬家であるグレンのことを見下していたものの自身が敵から強姦されかけてしまった時に助けられ、心を許すように。
その後、恋心を抱くようになっていきます。
隊の中では悪ふざけで暴走しがちな五士のストッパー・ツッコミ役的な立ち位置。

花依 小百合(はなより さゆり)

グレンの従者で、幼い頃からグレンの傍で身の回りの世話を担当。
階級は少尉。
本編では優一郎らの「教師」役としても出番があり、そちらの印象の方が強いファンの方も多いかもしれません。
グレンのことが大好きで、自分を賭してでも守りたいと思っています。

雪見 時雨(ゆきみ しぐれ)

同じくグレンの従者。階級は少尉。
従者仲間である小百合とはコンビ的な存在で、「雪ちゃん」と呼ばれています。
無口でクール、感情をあまり表には出しませんが、グレンのことを本当に大切に思っています。
ツッコミポジションでもある人物です。

グレンが隊長でありながら、階級が低いのは家柄ゆえのもの

グレンは隊長を務めているものの、階級は中佐止まり。
グレン隊には大佐が2人所属しており、深夜に至っては更に上、少将です。
隊長よりも階級の高い隊員が3名も所属していることになります。
しかもグレンは「新宿を一部隊で吸血鬼たちから救った」英雄として名を馳せています。
どうしてグレンは活躍の割に階級が低いのでしょうか?

その理由は、「一瀬家」であるということが一番の要因。
一瀬家は元々、柊家に忠実で、「一」という数字からも察せる通り、非常に位の高い一家だったのです。

しかし、遠い昔に柊家と一瀬家は恋愛ごとで諍いを起こしており、それ以降忌み嫌われる一族になってしまいました。
そのためグレンや父親を含め、歴代の一瀬家は迫害され、明確に「柊家に仕える」立場であると強調されています。

「一瀬家の人間だから」という理由でグレンは活躍の割に階級が低いのです。
実際、今でこそ仲間の五士、十条と厚い信頼関係を築き、「家族」のような仲ですが、当初はやはり迫害の対象。
グレンは当初「一方的にバカにされて」いたのです。

グレンの目的は「人類の全蘇生」なのか?

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グレンは自らの目的を「人類の全蘇生」と語っています。
ただし、これが本当の目的かは分かりません。

グレンにとって大切なのは、「仲間」である「グレン隊」の面々を完全蘇生させること。
かつて世界と引き換えに蘇生させたグレン隊のメンバーは「10年間」という期限付きの命であることが過去編で明らかにされています。
当時から秘密裏に死者の蘇生に関する研究がされていましたが、完全な蘇生までは実現させられなかったのです。

本編は、それからもう8年が過ぎようとしています。
グレンは必死に、仲間を「完全蘇生」し、生き永らえさせようと奮闘中です。
その副次的な効果として「人類の全蘇生」があると考えられます。
それは、「人類の全蘇生」を果たすことによって、仲間の完全蘇生も果たされるからです。

グレンが必死になるのは「仲間を生き永らえさせたいから」であり、人類の全蘇生をしたいから焦っているわけではない点が、グレンの心中を知る重要なポイントです。
グレンの本当の目的はあくまで「仲間の完全蘇生」。
結果的に「人類の全蘇生」が果たされると考えられます。

では、どうして「仲間の完全蘇生=人類の全蘇生」となるのでしょうか。
もし仮に人類が「終わりのセラフ」という天罰を完璧に制御できるようになれば、死者の蘇生を怖れる必要がなくなります。
そうすれば、死者の蘇生がもはや禁忌ではなくなり、研究が飛躍的に進歩していくのは間違いありません。

現段階で、「終わりのセラフ」の制御はほぼ実現。
15巻では、蘇生に関連する呪術式の説明資料などから研究を進めていることが描写されています。
そしてグレンは、同じく15巻で優に対して「お前が全蘇生をするための計画の中心だ」と語っています。
後ほど紹介いたしますが、優は幼い頃から様々な人体実験を行われています。
そして、吸血鬼の真祖「四鎌童子」とかつて親交があったようです。
少しずつかもしれませんが、グレンたちは人類の全蘇生へ歩みを進めているのです。

白夜優一郎を利用するグレン

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主人公の優一郎が人体実験を被験しているのは既に明らかにされていました。
その人体実験は「終わりのセラフ実験」であり、優一郎は「終わりのセラフ」を身に宿しています。
特殊な薬を利用して制御を強制的に外すと、左目が黒く染まり、翼のような形状のモノを生やします。

この薬は4巻で登場し、渡したのは一瀬グレン本人。
つまり、グレンは優一郎が終わりのセラフを身に宿していることを知っており、それを利用・実験しているのです。
4巻では、「モルモットの実験場」とも呼ばれる施設で資料を見る姿も描写されています。
しかし、いくら目的のためとは言えど、「仲間」を大切に想うグレンらしくありません。
実はグレンには、現在2つの人格が存在しているのです。

グレンの二重人格を考察

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グレンは、既に吸血鬼化が進行していて、11巻では柊暮人がグレンに対し「どっちの人格だ」と問いかけています。

「鬼」の人格が優位に立っているときと、「一瀬グレン」が優位に立っているときでは性格や人格が180度変化します。
本来のグレンは「仲間を大切に思っていて、絶対に裏切らない」人物ですが、鬼が優位に立つと「目的のためなら簡単に仲間を裏切る完璧主義者」という、相反する人格がグレンを支配します。

この人格の違いを知っていると、作中のグレンの行動や言動から「今のグレンはどっち側の人格なのか」というのが即座に理解できるようになります。
また、この相反する2つの意志は時にぶつかることがあり、同じく11巻では、優一郎を攻撃しようとしている鬼の人格を本来の人格が涙を流しながら制御する姿が見られます。
グレン自身が吸血鬼化と自らの中で戦っていることがわかります。

吸血鬼化の始まったシノアに見せたグレンの表情

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18巻では四鎌童子がシノアの身体を乗っ取ることに成功し、シノアの吸血鬼化が始まってしまいます。
吸血鬼に体を侵されたことで心臓が止まり、危うい状況となったシノア。
そんな彼女の姿を見て、グレンはひどく動揺した表情を見せていました。
本来の「仲間のことを大切に思う」グレンの姿・人間性がはっきりと写し出された表情です。

この時は、鬼になりかけている人格ではなく、グレンそのものの自我が優位に立っていたということが分かります。

「終わりのセラフ」は人類への天罰

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本作のタイトルにもなっている「終わりのセラフ」は、劇中で「終わりのセラフ実験」というような単語として登場。
優一郎などが宿している「終わりのセラフ」とはそもそも何なのでしょうか。

「終わりのセラフ」は過去に1度発動しています。
そう、グレンが仲間の命を蘇らせた時のことです。
その時は、死者の蘇生という奇跡と引き換えに「終わりのセラフ」が発動し、世界が破滅しています。

この天罰を人間の欲望のままにコントロールしようとしているのが「柊家」なのです。
禁忌を犯した上で、さらにその「天罰」までをも利用しようという人間の業の深さは相当なもの。
この研究次第では「人間が神の一歩手前まで迫る」ことになるのかもしれません。

そして「柊家」を操っていたのは吸血鬼の真祖「四鎌童子」だと15巻で明らかになりました。
つまり、現状全てが四鎌童子の掌の上で転がっているのだと考えられます。

まとめ

『終わりのセラフ』という作品は非常に数多くの伏線が散りばめられており、何気ない一言や一コマが後に重要な事実と繋がることが少なくありません。

特に今回ご紹介した一瀬グレンというキャラクターは、まだ秘められている過去や設定がまだまだ残されているはず。
今後の物語の展開で更に明らかになるでしょう。

更に、一瀬グレンは過去編としてノベライズが展開中。
これからも『終わりのセラフ』本編に加えて『終わりのセラフ 一瀬グレン、19歳の世界再誕』どちらからも目が離せません!

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