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Aug

【旗揚!けものみち】このすば作者原作のぶっ飛んだ異世界転移コメディ【2019秋アニメ】

出典 : ©KADOKAWA CORPORATION 2019 : WebNewtype – アニメ情報誌「月刊ニュータイプ」公式サイト

2019年秋に放送されるテレビアニメ『旗揚!けものみち』をピックアップ!
アニメでも大ヒットを記録した『このすば』の作者が原作を担当している本作の魅力やスタッフ・キャスト情報、そして『このすば』との共通点についてまとめました!

打ち切りから一転、アニメ化を果たした奇跡の作品

出典 : Amazon.co.jp

『けものみち』は、暁なつめ先生(原作)、まったくモー助先生(キャラ作画)、夢唄先生(ネーム&背景その他)が月刊少年エースで連載しているマンガ作品です。
暁先生は映画化もされたライトノベル『この素晴らしい世界に祝福を!』でおなじみの小説家で、マンガ原作は本作が初。
まったくモー助先生と夢唄先生は、大好評だった『バカとテストと召喚獣』のコミカライズを担当したコンビですね。

大ヒットラノベ作家とコミカライズで成功を収めたマンガ家さんたちが組み、2016年に連載が始まった本作は、双方のネームバリューもあって早々に話題となりました……が、実は3巻発売時、まったくモー助先生のTwitterで打ち切りになったこと、全4巻で完結することが告知されました。
2巻の売上が継続できるラインに届かなかったようで、その時点で打ち切りが決まったみたいですね。

しかしその僅か1ヶ月後、事態は急転します。
打ち切りが回避され、4巻以降も連載が継続することが発表されたのです。

3巻の表紙をこれまでの雰囲気から大きく変更しシリアス路線にしたことで興味を持たれたのか、このすばの映画化が決まってこちらにも関心を持つ人が増えたのか……理由は色々考えられますが、何にせよ一度決まった打ち切りが撤回されるケースは極めて稀
その後は重版もかかり、『けものみち』は一気に上昇気流に乗ります。

そして2019年1月、まさかのテレビアニメが発表されました。
一度は志半ばで終了となるはずだったマンガが、たったの半年で人気作の証であるアニメ化にこぎ着けたのです。
奇跡と言うほかありません。

アニメのタイトルは、マンガとは異なり『旗揚!けものみち』となっています。
これは、『けものみち』というタイトルの松本清張先生の有名小説が既に同タイトルでドラマ化・映画化されているためと思われます。

ちなみに、アニメ化の際にタイトルが変更されるのは、昔は良くあることでしたが近年ではやや珍しく、それでも『ロッテのおもちゃ → アスタロッテのおもちゃ 』『ミニスカ宇宙海賊 → モーレツ宇宙海賊』などの例があります。

覆面プロレスラーが異世界で大暴れする『このすば』テイストのコメディ

出典 : ©KADOKAWA CORPORATION 2019 : WebNewtype – アニメ情報誌「月刊ニュータイプ」公式サイト

紆余曲折あってついにアニメ化まで果たした『けものみち』は、このすば作者が原作を担当しているだけあって、このすばに近いテイストの作品です。

本作の舞台となるのは異世界
主人公は、あらゆるケモノを愛する覆面プロレスラー“ケモナーマスク”こと柴田源蔵(しばた げんぞう)で、宿敵との大一番を前に日本武道館の控え室にいた彼は突然異世界へと召喚され、邪悪なる魔獣と魔王を倒すよう姫から懇願されます。

大事な試合を台無しにされたこと、そして何より魔獣=ケモノを「この世から一匹残らず駆逐して欲しい」と頼まれたことに激昂したケモノ大好きレスラーの源蔵は、事もあろうに姫にジャーマン・スープレックスをぶちかまし、尻丸出しのあられもない格好にしてしまいます。
当然そんな蛮行が許されるはずもなく、追われる身となった源蔵ですが……魔獣や獣人がそこかしこに存在する世界と知り、ハイになった彼はオス・メス構わず匂いを嗅いだり触ったりとやりたい放題。
その最中、売られそうになっていた狼獣人の少女シグレを溢れるケモノ愛で助け、彼女から紹介される形で魔獣ハンターとなります。

ただしケモノ命の彼は魔獣を殺すことはせず、恵まれた体と接近戦の技術を持ちながらもあまり稼げず、家計は常に切迫。
それでも召喚されてから半年、彼は昔からの夢だったペットショップのオーナーとなり、ペット文化のない異世界でペットの素晴らしさを広めるべく、シグレをはじめ知り合った獣人たちと共に愉快なペットショップライフを送っています。

前述したように、本作はこのすばと作風が近く、共通点が幾つか見受けられます。

このすばは異世界転生、けものみちは異世界召喚と多少の違いはありますが、異世界にやって来た主人公がバトルありのユルい日常を送るという点は同じです。
主人公が変態という点も共通しています。

ただ、このすばの主人公のカズマは肉体的には標準的な男子なのに対し、源蔵はレスラーということで筋肉ムキムキ。
戦闘力も高く、ケモノに害をなす者は得意のジャーマン・スープレックスで男女問わず痛い目に遭わせます。
この女性にも容赦ない感じはカズマと同じですね。

ノリもこのすばに近く、キャラ同士の掛け合いがメインなのも共通するところ。
ガチガチのコメディで、シリアスな回がほとんどないのも同じです。

そしてもう一つの大きな共通点は、女性陣が可愛くてポンコツ気味なところ。

シグレはその中では比較的まともで、会計士の資格を持ちペットショップを仕切るしっかり者です。
ただし貧乏だったため、金と食べ物には少々うるさいところもあります。

可憐な外見の少女ファフニール・メルドブラグ・リンダブレアは、ドラゴンハーフを自称しているものの、その正体は人化したドラゴンで、魔王配下四大侯爵家のファフニール家の長女。
世間知らずで、知り合った源蔵からデストロイヤー花子(はなこ)と名乗るように言われ、花子という名前を妙に気に入り、花子の呼び名で定着します。
あと、いつか源蔵を味見したい(食欲的な意味で)と思っているようです。

その花子の従者でヴァンパイアのカーミラは、一見すると凛とした美人で言動も偉そうですが、基本的にアホの子。
一方で汚れ役とツッコミ役の両方ができる、結構有能なキャラでもあります。

こんな面々の愉快な日常を描いたのが『けものみち』です。

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