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24

Jul

【LV999の村人】最強村人が主人公の人気ファンタジーはアニメ化できるのか? 検証まとめ

出典 : Amazon.co.jp

なろう発の人気小説『LV999の村人』がテレビアニメ化される可能性について徹底検証!
ストーリーやキャラクターの魅力、原作やコミカライズの人気、そして現在なろう系で一大勢力になりつつある「村人系」についてまとめました!

史上最強の「カンスト村人」による重厚なファンタジー

出典 : Amazon.co.jp

『LV999の村人』は、星月子猫先生が手がけているライトノベル作品です。
小説版のイラストおよびキャラクターデザインをふーみ先生、コミック版の作画を岩元健一先生がそれぞれ担当しています。

本作の舞台となるのは異世界ではなく、かつて日本と呼ばれていた島国「ヘキサルドリア」
ある時期に突然モンスターが生まれ、それによって世界が蹂躙された結果、全体の8割人の住めない危険地帯と化してしまいました。

一方、モンスターの誕生に合わせるように、人類にもそれぞれの「役割」が与えられました。
RPGで言うところのジョブ(職業)ですね。

その役割は「戦士」「武闘家」「僧侶」「呪術師」など様々で、それぞれの才覚を生かして生活をしています。
更には「天啓」とも呼ばれる特殊な役割も存在し、それは「王」「賢者」「勇者」といった選ばれた者に与えられた格上とも言える役割です。

そんな中、本作の主人公は最弱の役割である「村人」となった鏡浩二(かがみ こうじ)
本来、村人は非力で戦闘力もなく、町の発展に従事するのみの存在ですが……彼はLV999というとてつもない力を持った、史上最強の村人だったのです。

魔王討伐を目指す勇者レックスですら登場時のLVは90
このLVは王家に伝わる聖剣を装備できるほどで、RPGで言うところの最終局面を迎えた段階です。
最高到達点と言われる伝説の勇者ですらLV253であり、999がいかに規格外かわかります。

その鏡が、レックスら勇者一行が倒そうとしていた魔族の少女アリス・バルネシオを庇ったところから物語は始まります。

本作はコメディ描写も少なからずありますが、全体的にはシリアス寄り
鏡は幼少期、モンスターを倒すと人間のお金を落とすことに疑問を抱き、両親の死など辛い経験を重ねたこともあり、「役割」「LV」などの誰もが「そういうもの」として受け入れている世界の仕組みを解き明かすために戦い続けてきました。

村人である自分の限界に挑んだ結果、LV999でカンスト
しかし、そこで増えた一つのスキル「神へ挑みし者」によって、鏡は更に成長することができるようになりましたが、彼は同時にそれを「神からの挑戦状」と受け取り、誰もが自由に生きられる世界であるべきと神に拳で伝える決意をしたのです。
RPGやファンタジー世界における常識を逆手に取り、それを世界の謎として組み込んだ意欲作となっています。

序盤はこういった世界観や謎が最大の魅力ですが、それ以降はアリスや勇者一行の掘り下げも行われ、キャラも魅力的になっていきます。
主人公の圧倒的強さによる爽快感の一方で、「大苦戦するような戦いでないと成長しない」という世界の仕組みもあり、緊張感のあるバトルも展開されます。
その点も普通の無双系ファンタジーとは違うところです。

意外性のあるストーリー、様々なものを背負っているキャラなど、なろう作品のお約束に囚われず、重厚なファンタジー物語が描かれてます。

文庫・コミック共にセールスが好調

出典 : Amazon.co.jp

LV999の村人は2015年に小説家になろうで連載を開始し、日間ランキングで1位を獲得したことをきっかけに人気爆発となり、2016年4月には書籍化を果たしました。
第1巻は発売して早々に重版がかかり、好セールスを記録
アニメ『幼女戦記』のCM枠で人気声優の梅原裕一郎さんがナレーションを務めるCMが放送され、2017年には月刊コンプエースでコミカライズの連載がスタートし、こちらも好評を博しました。

コミカライズ第1巻も、発売した直後に各所で売り切れるなどヒットを記録
ここから一気にLV999の村人の快進撃がスタートします。
コミック版が巻を重ねるごとに原作小説も重版を重ねる相乗効果で飛躍的にセールスを伸ばし続け、2019年5月には100万部を突破しました。

『LV999の村人』シリーズ累計発行部数の推移

2018年2月 *20万部突破
2018年4月 *30万部
2018年5月 *50万部
2019年1月 *90万部
2019年5月 100万部

ちなみに、2019年にアニメ化を果たした、またはアニメ化が決定しているなろう作品アニメ化決定時のシリーズ累計発行部数は以下の通りです。

120万部 盾の勇者の成り上がり(小説18巻、コミック8巻)
*80万部 賢者の孫(小説6巻、コミック4巻)
*70万部 ありふれた職業で世界最強(小説6巻、コミック2巻)
*55万部 私、能力は平均値でって言ったよね!(小説7巻、コミック3巻)
*85万部 異世界チート魔術師(小説7巻、コミック2巻)
120万部 蜘蛛ですが、なにか?(小説9巻、コミック5巻)
*20万部 魔王様、リトライ!(小説3巻、コミック2巻)
*50万部 うちの娘の為ならば、俺はもしかしたら魔王も倒せるかもしれない。(小説7巻、コミック4巻)
*60万部 乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった…(小説7巻、コミック1巻)
*25万部 痛いのは嫌なので防御力に極振りしたいと思います。(小説4巻)
100万部 本好きの下剋上 司書になるためには手段を選んでいられません(小説17巻+外伝、コミック7巻+1巻)

このデータからもわかるように、なろう作品の多くはシリーズ累計100万部前後でアニメ化を果たしています。
つまり、既に100万部に達しているLV999の村人は十分にアニメ化の水準に達していると言えます。

巻平均はバラ付きがありますが、大体5万~10万部くらいですね。
LV999の村人は2019年5月の段階で原作小説が8巻、コミック版が4巻発売されています。
巻平均は8万部以上で、こちらも申し分ありません。

よって、LV999の村人はアニメ化の可能性が十分にあるという結論になります。

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