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Jun
【アカギ】アニメ版『アカギ』の魅力まとめ【原作完結】
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福本伸行さんによる人気麻雀漫画『アカギ』。奥深い心理描写で1局の戦いを何年にも渡って描いているということでファンの間ではたびたびネタにされてきました。そんな長寿作品ですが、2018年についに完結。
『アカギ』は漫画が完結する以前にアニメ化されているので、これを機会に再アニメ化を期待している人も多いのではないでしょうか。
また、福本伸行さんの作品にはギャンブル漫画『カイジ』がありますが、『カイジ』も2019年5月にオリジナルストーリーの実写映画続編の制作が発表されています。これに影響されて『アカギ』に興味を持った人もいることでしょう。
今回はそんな人たちのためにアニメ『アカギ』の魅力についてまとめてみました。ぜひ、最後までご覧ください。
アニメ『アカギ』は麻雀素人でも楽しめる心理描写が魅力
アニメ『アカギ』はキャラクターの巧みな心理描写が売り。そのため、麻雀を知らなくてもストーリーを楽しめる構成となっています。もちろん、麻雀ならではの戦法や専門用語は多々出てくるため、麻雀好きならさらに楽しめることでしょう。
ただし、最大の魅力は麻雀の駆け引きもさることながら、ギャンブルをしているキャラクターたちの心の動きが繊細に描かれている点です。有利な状況での余裕、追い詰められてからの精神が崩れていくさまが手に汗握る演出で楽しむことができます。
通常のバトルアニメやハーレムアニメと違って派手な演出は少ないですが、それだけに緊迫したストーリーの流れに見入ってしまうのがアニメ『アカギ』です。
主人公「赤木しげる」という狂気のキャラクター
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アニメ『アカギ』の主人公はタイトルにもなっている「赤木しげる」。初登場時は中学生ですが、単なる子供ではありません。ヤクザ相手に平気でイカサマを仕掛ける度胸、脅しにも屈しない命知らずの立ち振る舞い。狂気に満ち溢れたカリスマ性が売りのキャラクターです。
数々の心理描写が魅力の『アカギ』ですが、赤木に限ってはその演出はありません。そのため、作中のキャラクターたちはもちろん、見ている視聴者からも何を考えているのかわらかないのが特徴。同時にその不気味さが赤木の魅力でもあります。
また、細身の外見とは裏腹に腕っぷしが強いというギャップも。普段は冷静な赤木がチンピラを相手にケンカをするシーンは赤木のちょっとした人間味を感じられる場面です。
麻雀を通じて赤木がどのように相手を心理的に追い詰めていくのか。赤木は一体どのような本質を持った人間なのか。赤木の天才的な洞察力や常軌を逸した行動に注目すると、より『アカギ』のストーリーを楽しむことができるでしょう。
個性的な敵キャラクターたち
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『アカギ』には数々の個性的な敵キャラクターが登場します。なかでも屈指の人気を誇るのが「鷲巣巌(わしず いわお)」。鷲図は『アカギ』において赤木の最大の敵といえる存在であり、同時にもう1人の主人公のような立ち居地です。
鷲図は赤木と同じく通常の人間には計り知れない天運と狂気に満ちた性格が持ち味。原作漫画では鷲図を主人公にしたスピンオフ作品があるほどです。
『アカギ』に登場する敵キャラクターは大半がヤクザの代打ちや博徒なのですが、鷲図においては日本を裏から支配してきた闇社会のトップであることも特徴。単なる強敵とは違うメンタリティで赤木とどのように心理戦を繰り広げるのかは必見です。
これらのような魅力ある敵キャラクターが登場するのも『アカギ』の人気の要因となっています。
心理戦を盛り上げる圧倒的ナレーション
アニメ『アカギ』において特徴的なのが、ストーリーの合間でたびたびナレーションが入るところです。このナレーションによってキャラクターの心理を緊迫感あるものに演出。また、麻雀の専門的な説明にも使われているので、麻雀がわからない人への手助けにもなっています。
ナレーションを担当しているのは「アムロ・レイ」役で知られる「古谷徹」さんです。古谷さんの落ち着いたトーンの声は『アカギ』の世界観を演出する上で欠かせない存在となっています。
アニメ『アカギ』を視聴する際はキャラクターのセリフだけではなく、そのナレーションにも注目してみると良いでしょう。