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【ゴジラ】新世代の怪獣叙事詩『キング・オブ・モンスターズ』で語られる、「人間と怪獣の関係性」

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『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』感想・考察のポイント

出典 : Amazon.co.jp

ゴジラを含めた怪獣映画ファンからは「こういうのが観たかったんだ!」という感想が続々と挙がっており、「ド派手な怪獣バトル映画」として高い評価を受けている本作。
一方で、「人間ドラマ」の部分が大雑把という感想も少なからずあるようです。
「怪獣映画に凝ったドラマは不要」という意見もありますが、『ゴジラ』シリーズには「人間とゴジラ(怪獣)の関係」が生み出すドラマがあり、より怪獣の魅力を引き立てているという側面もあります。
人間のいざこざそっちのけで激しくぶつかり合う姿は「神々しい」とすら思える本作の怪獣たち。
今回は、そんな怪獣たちに翻弄される「人間」にも注目してみたいと思います。

怪獣という存在が表しているもの

本作に登場する怪獣は、「かつて地球上が天然の放射線に満ちていた頃から存在した超巨大生物」という設定になっています。
時がたち地上の放射線量が少なくなってからは地底や海底に移動し眠りについていたものの、人間が核実験を繰り返し再び放射線量が増えたことで目を覚ましてしまいます。
本作において怪獣は大自然の象徴・調和をもたらす存在として描かれていますが、人間の介入によってそのバランスが崩れ世界は崩壊の危機を迎えてしまうのです。

マーク・ラッセル

本作には、怪獣(自然)に対して異なるアプローチをする3人のキャラクターが登場します。
一人目は動物学者のマーク博士
マークはモナークに所属し妻とともに怪獣と交信する装置“オルカ”を研究していましたが、ある出来事がきっかけで組織を離脱。
「怪獣は人間の手に余る(=コントロールできない)もの」として消滅させるべきだという見解を示します。

エマ・ラッセル

エマは、モナークを離れたマークに代わり、オルカの研究開発を進めている古生物学者です。
物語の冒頭で、目覚め始める怪獣に対しオルカを使って交流を試みるエマ。
「怪獣はコントロールできる」という強い意志を持っています。

芹沢猪四郎

前作に引き続き登場したモナーク所属の生物学者
長年ゴジラを研究してきた芹沢は、怪獣たちを「善か悪か」と線引きせず「自然の一部である」と捉え、共生の道を模索しています。

決別か、共生か、それとも…

地球に広がる自然は命を育むものであり、そして時には命を奪うという表裏一体の摂理を持ち合わせています。
地球を支配したと驕り、自然や生命の破壊も厭わない人間の前に現れた「自然の象徴」である怪獣たち。
神の領域ともいえる怪獣たちの激しい戦いの中で無力さを思い知らされた人間は、怪獣(自然)に対する認識が揺らいでいきます。
自然のバランスを自ら崩した人間の前に立ちはだかる「怪獣」という試練。人間の“業”を背負い対立する3人の研究者がどのように怪獣に向き合っていくのか、その選択はどのような結末をもたらすのか。
「怪獣(自然)と人間の関係性」に注目して鑑賞してみるのも面白いかもしれません。

芹沢猪四郎が託したもの

出典 : Amazon.co.jp

科学技術によって人間にもたらされた「核」という力。広島の被爆者である父をもつ芹沢は、原爆投下の時間で止まった懐中時計を形見として持ち歩いています。
このように、ある意味「人間の傲慢さの犠牲」になりながらも人間と怪獣(自然)の共生を訴え続ける芹沢は、物語の中盤でその橋渡しとなるような重要な役割を担うことになります。
「芹沢猪四郎」は、初代『ゴジラ』に登場したキーキャラクター「芹沢博士」と、脚本を担当した本多猪四郎さんから名前を受け継いだキャラクターです。
初代『ゴジラ』を強く意識した本作で、芹沢が「ゴジラ」という存在に対して抱く想いも物語の中で大きなキーポイントとなっています。

まとめ

以上、『ゴジラ キング・オブ・モンスターズ』についてのまとめでした。
本作では、怪獣同士の壮絶な戦いの中に、「罪と贖罪」「破壊と創造」、そして「相反するものどうしの共生」というテーマが込められています。
怪獣たちの荒々しく神々しい姿の他にも、「自然の脅威の象徴である怪獣たちに対して、人間はどのような在り方を選ぶのか」というテーマにも注目してみてください。

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