本編以外での大活躍も話題に

出典 : © 2016, 2018 SQUARE ENIX CO., LTD. : ワールド オブ ファイナルファンタジー | SQUARE ENIX

FF7はファイナルファンタジーシリーズの中でも屈指の人気作で、特にキャラ人気の高さは随一です。

スマートフォン向けゲーム『ファイナルファンタジー レコードキーパー（FFRK）』で行われた2周年のキャラクター人気投票では、クラウドが全体の1位を獲得。
そのクラウドをはじめ、TOP20内に5人のキャラがFF7から選ばれました。

ティファは全体の16位で、女性キャラの中では堂々の4位。
FF7の女性キャラの中ではトップの順位となりました。

FF7自体の人気の高さも多分に影響しているとは思われますが、ティファらFF7勢の人気はそれだけが理由ではありません。
FF7は派生作品が非常に多く、それまでのFFシリーズとは比較にならないほど長期にわたって展開されたシリーズで、FF7本編をリアルタイムで知らない世代にも高い知名度を誇っているのです。
そしてティファは、それらの派生作品の多くに登場しています。

本編から2年後を描いたFF7AC、更にその1年後を舞台にしたDCFF7はもちろん、本編以前の世界を描いた『ビフォア クライシス ファイナルファンタジーVII』『クライシス コア ファイナルファンタジーVII』にも相次いで登場。
OVA『ラストオーダー ファイナルファンタジーVII』においても姿を確認することができます。

また、FFシリーズのクロスオーバー作品にも多数参戦しています。

前述したFFRK、対戦アクションゲーム『ディシディア ファイナルファンタジー』では多くのユーザーから支持され、音楽ゲーム『シアトリズム ファイナルファンタジー』にはスマホ版の追加キャラとして登場。
更にスマホ向けゲーム『ピクトロジカ ファイナルファンタジー』『メビウス ファイナルファンタジー』『ワールド オブ ファイナルファンタジー』『ディシディア ファイナルファンタジー オペラオムニア』でも存在感を発揮し、若い世代からも人気を集めています。

そして、ティファはFF以外の作品にも活躍の場を広げています。

1998年にアーケードゲームとして発売された対戦型格闘ゲーム『エアガイツ』にはクラウドらと共にゲストキャラとして登場。
その後も『ドラゴンクエスト&ファイナルファンタジー in いただきストリートSpecia』および『ポータブル』、そして大ヒット作の『キングダム ハーツII』や『パズル&ドラゴンズ』にまで参戦しています。

これらの作品に出演し絶大な知名度を得たことで、ティファは平成を代表するゲームヒロインになったのです。

ただ、この出演数の多さは「スタッフがティファを贔屓している」と見なされる原因にもなっています。

ゲームやアニメに限らず、アイドルなどあらゆるエンタメコンテンツにも共通していますが、目の肥えたユーザーは身内贔屓を即座に見抜きます。
そして、スタッフの贔屓が透けて見えるキャラは総じて白い目を向けられます。
本編以外で活躍を見せることで人気を獲得する反面、反発も招いているというのが現状でしょう。

とはいえ、ファンもアンチもたくさん抱え、より多くの人を巻き込んで行くのが人気者の宿命。
そういう意味でも、ティファはやはりFFを代表するヒロインの1人と言えます。

まとめ

FF7のリリース当時はビジュアル人気の高さが際立っていましたけど、近年はその内面に注目が集まるようになりましたね。
リメイクでティファがどんな評価を受けるのか、楽しみです！