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29

May

【青ブタ】桜島麻衣が付き合ってからも魅力的な理由まとめ

焦る姿が魅力

出典 : Amazon.co.jp

『青春ブタ野郎』シリーズは1人の主人公に対し複数のヒロインが登場するタイプの青春ラブコメです。
この設定はいわゆるハーレム系になりやすく、明確な本命ヒロインがいないケースが多いのですが、本作に関しては原作第1巻(アニメ1~4話冒頭)の時点で麻衣が咲太の彼女となり、以降正妻ポジションに君臨し続けます。

メインヒロインが早い段階で彼女になる作品は『〈物語〉シリーズ』『ソードアート・オンライン』など複数ありますが、ラブコメというジャンルではかなり珍しい部類に入ります。
それは当然でしょう。
彼女が確定していると「誰が彼女になるのか?」という正妻レースの観点で読者・視聴者を惹き付けることができなくなりますし、各ヒロインも見せ場を作りにくくなるからです。

主人公が彼女持ちになった場合、他のヒロインと仲良くすると、それはやはり浮気と見なされてしまいます。
しかしハーレム系ラブコメではそれが普通なので、読者・視聴者から厳しい目を向けられることはあまりありません。(度が過ぎていれば話は別ですが)

一方、彼女になったヒロインの方は、主人公が他のヒロインと仲良くした場合、彼女という立場にいる以上は当然「主人公への独占欲を前面に出し主人公の行動を非難、もしくは主人公と仲良くしたヒロインを牽制する」「寛容な心、或いは達観した様子で主人公の行動を許す」のどちらかの行動をとります。
塩梅にもよりますが、前者の場合はどうしてもギスギスした雰囲気になりやすく、後者の場合は主人公への恋愛感情が冷めてるように映ってしまうのです。
「主人公の彼女」という属性は、ヒロインにとっては決しておいしいポジションではなく、むしろケチが付きやすいとさえ言えます。

それでも、恋愛以外の要素が強い作品であれば、他の見せ場を作ることができます。
例えばバトル作品であれば、主人公をサポートするポジションで献身性を発揮したり、共に戦う相棒ポジションで絆の深さを見せたりもできるでしょう。
しかしラブコメの場合は代替が不可能なのです。

そういう難しい立場にありながら、麻衣は安定して高い人気を誇っています。
各サイトで実施されているキャラクター人気投票では総じて1位か2位。
pixivに投稿されているファンアートの数では、他の女性キャラを圧倒しています。(これはバニー衣装のアドバンテージも大きいと思われますが)

麻衣が高い人気を得た理由としては、彼女の正妻としての器の大きさが挙げられます。

咲太は麻衣を彼女にして以降も、後輩の古賀朋絵(こが ともえ)、女友達で共通の友人・国見佑真(くにみ ゆうま)に好意を持っている双葉理央(ふたば りお)、麻衣の義妹・豊浜のどか(とよはま のどか)、妹の花楓/かえで、そして初恋の相手である牧之原翔子(まきのはら しょうこ)といった多くの女子と接し、思春期症候群にまつわる彼女たちの苦悩を解消すべく力になろうとします。
その過程で、この非彼女たちと2人でお出かけしたり自宅に泊めたりするため、彼女である麻衣には気が気でないようなシチュエーションが続きます。
まさに複数ヒロイン設定のラブコメの王道とも言える展開です。

そんな中、麻衣は寛容な心で咲太の行動を許容します。
ただし嫉妬心がない訳ではありません。
朋絵メインのエピソードでは、咲太が朋絵を助けること自体は許容しても、朋絵のためにケンカまでしたのは想定外だったらしく、焦って「バニーガール姿で勉強を教える」というご褒美を咲太に与えます。

この焦りが非常に重要で、ギスギスの原因にもならず、かつ咲太への愛情を確かに感じられる、とても可愛い反応です。
これこそが、彼女という属性でありながら麻衣を魅力的なヒロインにしている最大の理由と言ってもいいでしょう。

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