スローライフに相応しいヒロインたち

出典 : Amazon.co.jp

最初に登場するヒロインのルーは吸血鬼の女の子。
戦いによって消耗した状態で死の森に入り、クロたちにボコボコにされていたところを火楽に助けられ、血まで提供してもらうことに。
その後、なし崩しのうちに火楽と男女の仲になり、彼の子を儲けます。

消耗して血が足りなくなると幼女化し、血を吸うと回復して姿も大人に近付いていきます。
魔法を使いこなし、薬学にも明るく、武闘会に参加し優勝するなど戦闘面でも頼りになる存在です。
性格は明るく素直で、少し気位が高かったものの、出産してからは丸くなっています。

そのルーとライバル関係にあるティアは、ルーを追って……という訳ではなく、ルーと同じように迷い込んで来た天使族の女性。
しかも「殲滅天使」の称号を持つ最強の戦士で、かなりの巨乳の持ち主です。
その後、「体がもたない」という理由でルーから半ばムリヤリ火楽と男女の仲になるよう仕向けられ（襲ってはいない模様）、やっぱり彼の子を儲けます。

そんな2人が、自分たちだけでは火楽の夜の相手はできないと判断し、放浪中のハイエルフを村に連れて来ます。
一番年上（400歳ちょい）のリアをはじめ、リース、リリ、リーフ、リコット、リゼ、リタの総勢7名は定住できる場所を求めていたため利害が一致し、彼女たちも一緒に暮らすことに。
ついでに繁殖も求めていたため、積極的に夜の営みに参加します。

更にその後もラファなど42名のハイエルフ、ルーの従妹のフローラ＝サクトゥ、フローラに仕えるアンら20名のメイドたち、グランマリア＆クーデル＆コローネの天使族3人組、獣人族のセナ、オスのドラゴン・ドライムの娘ラスティスムーン（ラスティ）と姉ハクレン、魔王国四天王の1人ビーゼルの娘フラウレム（フラウ）……など、可愛い女性が次々と村にやって来ます。
さすがに全員と関係を持つのは肉体的に不可能なので、希望する者のみとなったようです。

本作はラブコメではないので、火楽とヒロインたちの恋愛を掘り下げることはなく、序盤に登場したメインキャラ以外の女性たちはどんどん増えていく村の住人の一員として描かれています。
また、行為そのものは全く描写されていません。

この作品のジャンルはあくまでスローライフ。
人間関係や恋愛感情で全くドロドロしない作風なので、ヒロインたちも比較的あっけらかんとした性格になっています。