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アニソン=転調!菅野よう子さんの「プラチナ」に学ぶ素晴らしき転調の世界

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最近のアニソンはとにかくよく転調します。
むしろ大忙しの転調こそがアニソンの特徴の一つと言えるほどに。最近驚いたのは「乗ってけ!ジャパリビート」(アニメ、けものフレンズ2OP)での曲中ではなんと15回もの転調がなされています。
けものフレンズの楽しい!仲良し!みたいな雰囲気がこの転調だらけの曲から伝わってくる気がしませんか?
普通15回も転調なんかすると聞き手が不安になるレベルで曲構成が崩壊しますが、その辺を上手くまとめている大石昌良さんは流石。

出展:amazon.com

ちなみに個人的に転調が上手いと思う方は、やはり菅野よう子さん
彼女の作った転調が使われている素晴らしい楽曲をあげると枚挙に暇がありませんが、例えば「プラチナ」(アニメ、CCさくらOP)では長3度の転調が、独特の浮遊感と心地よさ演出している見事な作品。
何より、随所に散りばめられたテンションコードや代理コード、分数コードで、鮮やかにかつさりげなく「いつ転調したの?」てくらい自然に転調されているのが素晴らしい。主人公、木之本桜のホワッとした魅力と芯の強さが表現されているように思います。

では、肝心のコードの解説を。



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イントロでサビのメロディを聞かせる

イントロにサビのメロディを持ってくる曲というのはよくありますが、この曲の素晴らしいところはイントロはDメジャーキーでメロディを聞かせるけど、サビはF#メジャーキーで同じメロディを違和感なく、しかも飽きさせず聞かせるテクニックとセンスですね。
ちなみにイントロのコードは
G6,9→同左→D/F#→ Bm7(11)→ C6,9→同左→Em7(9)→Em7/ A。

これ、ギターで弾こうとするとワケの分からない指の形になります(笑)イントロから分数コードが多いです。この分数コードが転調の違和感を拭っている一因でもあります。

Aメロでも転調

D△7(9)→F#m7→G△7→同左→Gm7→Gm7/C→F△7→同左→Em7(9)→Em7/ A→Dm7→ Am/C→Em7/ A
5小節目のGm7からFメジャーキーになっています。9小節目からの不思議な展開はまさしく転調の違和感を拭うための工夫されたコード進行。
13小節目で元のDメジャーキーに戻ります。

Bメロはサビの直前でワザとキーを曖昧に

Bm7→G△7→ A→ B→C#m7→G#m7→ B→C#→D#m7→C#m7(11)→C#m7/F#→F#aug/C
Bメロは3小節目の Aでまず長2度転調5小節目でさらに長2度転調しております。
8小節目、つまりサビ直前では代理コードなのか転調なのかキーをぼかす事により、サビの浮遊感を強調しています。

サビはF#メジャーキー、そして・・・

B△7→同左→F#(9)/ A#→D#m7→G#m7→G#m7/C#G#m7/F#→同左→
B△7→同左→F#(9)/ A#→D#m7→G#m7(11)→F#/ A#→ A#7(♭13)→D#m7→
A#m/C#→Cm7(♭5)→G#m7(9,11)→G#m7/C#→F#△7(9)→ Bm7/E→D△7→G#m7/C#

辿り着いたF#メジャーキーの中でもまた、面白いコード進行をしているサビ。そして分数コードのオンパレード!
これだけお洒落なコードを使っていながらメロディのポピュラリティは全く褪せないのは流石すぎます。

駆け足でしたが、転調と「プラチナ」のコードを解析していきました。
今聴いても新しい「プラチナ」はまさしくアニソン界の金字塔の一つです。

出展:tower.jp

天才、菅野よう子さんの楽曲には気付かれないように転調がいくつも散りばめられているので、是非注意してもう一度聞いてみてください!

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Kamiyama Yasuhiro

Kamiyama Yasuhiro

webライター、作曲家、バンドマン。レゲエホーンの『ペゥー』というIQの低い音が好きですが、自分の曲で使った事は一度もないし、なんなら嫌いなのかもしれません。
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