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25

Apr

【プラチナエンド】デスノート、バクマンの黄金コンビによる「人と天使」のサバイバル・サスペンス

出典 : Amazon.co.jp

ジャンプスクエアで連載している大ヒットマンガマンガ『プラチナエンド』についてまとめました!
大場つぐみ×小畑健の『デスノート』『バクマン。』コンビによる最新作の特徴や魅力、メディアミックスの可能性を徹底検証します!

『デスノート』のコンビが3年半ぶりにタッグを組んだ注目作

出典 : Amazon.co.jp

『プラチナエンド』は、大場つぐみ先生(原作)、小畑健先生(漫画)がジャンプスクエアで連載しているマンガ作品です。

大場先生&小畑先生と言えば、週刊少年ジャンプで『デスノート』『バクマン。』を連載し、いずれも大ヒットを記録したコンビ。
特に『デスノート』に関しては全12巻と比較的短い作品ながら全世界累計発行部数3000万部を記録し、実写映画のヒットもあって社会現象にまでなりました。

そんなコンビの新作とあって、本作の連載が告知された2015年9月には各メディアで大々的に報じられ、SNS上でも大きな話題に。
「死」「死神」の『デスノート』とは対になる「生」「天使」をテーマにした作品としても注目を浴び、2016年2月に発売された第1巻は売切が多発するなど大反響を呼びました。

2019年4月現在、コミックスは10巻まで発売されています。

デスノートとは違うデスゲーム

出典 : Amazon.co.jp

『プラチナエンド』の主人公は架橋明日(かけはし みらい)
『デスノート』の夜神月(やがみ らいと)を彷彿とさせるキラキラ感のある名前ですが、彼の家庭環境は月とは正反対で、極めて悲惨なものでした。

事故によって家族を亡くし、叔母一家に引き取られた彼は、ある日を境に虐待を受けるようになり、学校でも凄惨ないじめに遭うなどして現実に絶望し、中学卒業の日に自死を選び、マンションの屋上から飛び降ります。
しかし彼を待っていたのは「死」ではなく「天使」でした。
「純粋無垢」の特級天使ナッセによって命を救われた明日は、13人いる神候補の1人となり、射た相手を33日間魅了させなんでも言う事を聞かせる「赤の矢」、生き物を即死させる高速の「白の矢」、白の矢を上回る速度で飛行できる「翼」を与えられます。

赤の矢の効果によって家族の事故が叔母夫妻によって仕組まれたものだと知った明日は絶望するも、叔母の死を目の当りにし自分が生きている実感を得て、生前の母親の「幸せに生きて欲しい」という言葉を思い出し、生きる気力を取り戻します。
その後、神候補の1人で他の候補者を皆殺しにして自分が神になることを目論む「メトロポリマン」と対立。
「人を殺める」ことと「幸せになるために生き残る」ことの狭間で苦悩しながら、幼馴染の同級生・花籠咲(はなかご さき)や末期癌に冒されている六階堂七斗(むかいどう ななと)などの神候補との共闘を通し、答えを見つけていきます。

本作のジャンルはサバイバル・サスペンスもしくはデスゲームです。
主人公の明日は他者を攻撃することを極度に嫌う性格のため、白の矢を使わずに戦いを収めようと試みますが、敵であるメトロポリマンこと生流奏(うりゅう かなで)は逆に人殺しを一切躊躇しない残忍な人物のため、明日が望まずとも彼との戦いはデスゲームの様相を呈します。

デスゲームといえば、『デスノート』もその範疇に入る作品でしたね。
名前を書いた相手を殺せるデスノートを使った心理戦が好評を博しました。

『プラチナエンド』も心理戦を描いたシーンが数多くあります。
神候補の13名はそれぞれ天使が付いており、その天使は神候補だけが見えるため、秘匿性が重要視されます。
またデスノート同様、赤の矢と白の矢にも制約があるため、その制約を加味し、時に利用することで様々な戦略が生まれます。

これらの戦略が活かされたバトルも、本作の大きな魅力です。

しかし、『デスノート』のように心理戦メインの作品ではありません。
戦闘の主軸となるのは赤の矢と白の矢ですが、翼によって機動力が確保でき、自身の正体を隠せるプロテクターの着用が有用なため、作中では神候補たちが特撮ヒーローのような格好で戦います。
矢だけでなく重火器などを用いたバトルが繰り広げられるため、バトルシーンはかなり派手です。

作画担当の小畑先生は圧倒的な画力の高さで有名な方ですが、本作ではその技術が最大限に発揮されています。
同じ心理戦を扱った作品でも、『プラチナエンド』は『デスノート』とはかなりタイプが違う作風です。

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