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【俺ガイル】雪ノ下雪乃は正論武装で弱い心を守りたい?

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雪乃の結衣への思い

出展 : Amazon.co.jp

奉仕部の関係性は、かなり簡略化すると「3人が恋人関係ではなく、それでいてそれぞれを意識し合い、その現状を理解している事実が牽制となり関係が壊れない」という構造になっています。
3人の内、誰かが自分の好意を吐露すればその瞬間に崩れますし、それを3人とも恐れています。
だからこそ、八幡と雪乃、八幡と結衣の関係性が表面化できないという状況です。

では、雪乃と結衣は唯一表面化できる関係かというと……そうでもありません。

この2人が、お互いを恋のライバルであることを言葉で確認してしまったら、やはり現状の保全はできないでしょう。
その結果、物語が進みお互いをとても大事に思うようになり、親友と呼んでも良いくらいの間柄になっているのに、両者の間で腹を割って話すことはありません。

雪乃は当初、結衣に対して「ちょっと苦手」と言っていました。
彼女の言葉には基本嘘はないので、自分とは正反対のタイプである結衣が本当にちょっと苦手だったのでしょう。

しかし、嫉妬から同性に煙たがられていた雪乃にとって、自分がきついことを言っても「かっこいい」と返す結衣は、今まで自分の周囲にいた女子とは明らかに違っていたはずです。
結衣の人懐っこさと優しさに随分と救われたのは間違いないでしょう。
雪乃が陽乃の背中を追わなくなった理由の1つに、結衣の存在があったのは疑いようがありません。

初期の八幡も含め、周囲から完璧な女の子と思われていた雪乃ですが、彼女は決して強い人間ではありません。
正論武装をすることで、弱い自分を守っていたと見ることもできます。
「建前を嫌い、妥協を良しとせず、自身の思ったことをそのまま口に出す雪ノ下雪乃」を貫けなくなった時、毒舌が鳴りを潜めるようになったのも、その裏付けと言えます。

逆に結衣はどんなに奉仕部が暗い空気になっても、雪乃の気持ちに気が付いても、決して自分を変えようとはしません。
そして、3人の中で最もおバカなのに、最も本質を突く言動をします。
そんな結衣だからこそ、雪乃は彼女に甘える決意をしたのでしょう。

そして同時に、結衣の存在が雪乃を苦しめているのもまた事実で、これはお互い様でもあります。
ただ「仲が良い」と言うには、あまりにも2人の距離は近過ぎるのかもしれません
それが結果的に「関係の維持」を望むことに繋がり、それぞれの関係性を表面化できず、例えば修羅場のような状況でも曖昧な言葉を重ねるのみになってしまうのでしょう。

まとめ

奉仕部の関係性はガラスのように脆く、ちょっとでも強い刺激を与えると粉々に砕け散りそうな空気がありますよね。
それが他の日常アニメとは違う独自の魅力にも繋がっていて、現在そのキーパーソンになっているのがゆきのんです。
アニメ3期では彼女の大きな決断が見られると思うので、映像化が楽しみです!

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