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【俺ガイル】由比ヶ浜結衣はどうしても比企谷八幡に告白できない

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結衣は自分を他者に置き換える

出展 : Amazon.co.jp

奉仕部と関わる前の由比ヶ浜結衣は、まるでキョロ充のようでした。
自分の意見を言うことができず、優美子の顔色を窺ってばかりで、その優美子からも苛立ちを覚えられるほど。
初登場時の章タイトルが「つねに由比ヶ浜結衣はきょろきょろしている。」だったことも、キョロ充らしさを増幅させています。

しかし実際には、結衣はキョロ充の定義とは微妙に外れています

キョロ充と呼ばれる人は基本自分に自信がなく、それを補うためにリア充グループの一員であることを自身のステータスとし、ブランド化します。
同時にグループの一員ではあるものの、自分がいつそのグループから追い出されてしまうかという不安を持っています。
そのため、常に他の仲間(特にグループの中心的人物)の顔色を窺い、キョロキョロしています。

そしてキョロ充の大きな特徴は、1人でいることを恥だと認識し、それを周囲から目撃される事態を過度に恐れている点です。
自分が周りからどう思われているかを異様に気にし、多くの言動が「他人から良く思われたい」という欲求に支配されてしまいます。
その結果、八方美人になってしまうのです。

結衣は、八方美人という点については紛れもなく事実です。
「人に合わせないと不安でつい空気を読んでしまう」と悪癖を自覚しているように、彼女にはキョロ充の素養はかなりたっぷりとあります。

しかし一方で結衣には「1人でいることを恥」と思う認識はありません。
もしそうなら、教室で常に孤立している八幡や、孤高の存在である雪乃に対し「マジありえねー」と思うはず。
ですが実際には彼らを羨ましく思い、特に雪乃に対しては憧れさえも抱いているため、キョロ充特有の価値観とは異なります。

何より、結衣はクラス内最大派閥の葉山グループに所属していながら、たった2人しかいない奉仕部に入り浸るというリスキーな行動に出ています。
これはキョロ充なら絶対に行わない行為です。
グループ内で軽んじられる、最悪相手にされなくなる危険性を帯びた行動は、キョロ充にとって最も忌避すべきものだからです。

もちろん、結衣が奉仕部に関心を示したのは八幡がいたからで、単純にリスクを犯してでも気になる異性との接近を選択した……という見方もできます。
しかしその後、八幡と雪乃が思ったことを自由に言い合っているのを見て「今まで必死になって人に合わせようとしてたの、間違ってるみたいで」と思い至った訳ですから、やはりキョロ充ではありません。

では何故、結衣は八方美人なのでしょう。

キョロ充ではないものの重なる部分が多い結衣は、その特徴の1つである「自信のなさ」を根底に抱えています。
だからギャルに擬態し、周囲に溶け込むことで迎合し、常にその場をやり過ごすことに重きを置き、できる限り波風が立たないよう生きているのです。

八方美人もその一環に過ぎず、平穏や安定を望むためにやっていることと解釈できます。
恐らく元々要領が良くて器用だった訳ではなく、臆病な自分や心の弱さを隠すためにバランサーに徹してきた結果、空気を読むスキルを覚えたのでしょう。

関係の維持はグループの中心人物である葉山隼人(はやま はやと)や、同じ女子の海老名姫菜(えびな ひな)とも共通した願いですが、葉山は自身をキーパーソンにすることで維持しようとし(それを「自己満足」と表現)、姫菜は腐女子である自分が理解されないという諦観の念によるもの。
彼らは自己完結していますが、結衣の場合は他者に干渉することで均衡を保とうとしており、そこは前述した2人とは大きく異なります。

八幡が作中で「自意識の怪物」と揶揄され、あらゆる想定や判断を自分に置き換えて行っているのに対し、結衣の場合は常に自分を他者と置き換え、他者の立場になって物事を考えています。
だからこそ、生徒会の依頼で心ならずも生徒会長候補者にされてしまった一色いろは(いっしき いろは)を落選させるために雪乃が自ら生徒会長に立候補した際、「雪乃が生徒会長になって奉仕部が事実上の消滅」という事態にならないよう、自らも生徒会長に立候補する決意をしたのです。
結衣が立候補した理由は「雪乃が生徒会長になったら彼女の性格上そっちに全力投球し、奉仕部に出られなくなるから」で、それは彼女が雪乃の立場になって考えたからこそ生まれる結論です。

その意味では、結衣と八幡は正反対の性質を持っていると言えるでしょう。

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