アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

MENU

3

Feb

【憂国のモリアーティ】アニメ化決定! 「シャーロック・ホームズ」を原案としたクライム・サスペンス

出展 : Amazon.co.jp

※2020/2/3更新

アニメ化も果たしたジャンプスクエアの人気マンガ『憂国のモリアーティ』をピックアップ!
あの有名なコナン・ドイル著「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案としたスタイリッシュなクライム・サスペンスの特徴と魅力についてまとめました!

主人公は3人のジェームズ・モリアーティ

出展 : Amazon.co.jp

『憂国のモリアーティ』は、竹内良輔先生(構成)、三好輝先生(漫画)がジャンプスクエアで連載しているマンガ作品です。

竹内先生は、小畑健先生が作画を手がけたことで話題となった『All You Need Is Kill』のコミカライズで構成を担当した方で、本作では構成の他、コミックスのおまけマンガも執筆しています。
三好先生は2012年~2014年に連載した「PSYCHO-PASS」のスピンオフ作品『監視官 常守朱』で非常に高い評価を得ていました。

その両者がタッグを組み2016年より連載を開始した本作は、世界で最も有名な推理小説であるコナン・ドイル著作「シャーロック・ホームズ」シリーズを原案とした物語です。
主人公はシャーロック・ホームズのライバルで、ホームズファンから絶大な人気を誇るジェームズ・モリアーティ教授
「数学教授」「ホームズと同等の知能の持ち主」「犯罪の天才」といったオリジナルの設定を踏襲しつつ、完全なる悪だった原作とは違い、独自の正義感をもって悪を成す3人の兄弟として描かれています。

その画力の高さとストーリーの構成力、原案の知名度の高さなどもあって連載開始当初から高い評価を獲得し、早々に人気作品の地位を獲得。
コミックスは2019年4月現在、8巻まで刊行されています。
2018年には埼田要介先生によるノベライズ『憂国のモリアーティ “緋色”の研究』が発売され、2019年5月にはミュージカルが行われるなど、メディアミックスも活発に行われてきました。

そして2019年12月、ジャンプフェスタ2020のステージ上で待望のアニメ化が発表されました。

スタイリッシュなイケメンによる「必要悪」

出展 : Amazon.co.jp

『憂国のモリアーティ』に登場するメインキャラクターは、主に二つの勢力に分かれます。
主人公の“ウィル”ことウィリアム・ジェームズ・モリアーティをはじめとした「犯罪卿」とその仲間たちと、「諮問探偵(コンサルティングディテクティブ)」シャーロック・ホームズとその協力者たちですね。

ウィルとその弟のルイス・ジェームズ・モリアーティは元々孤児で、貴族の長男でありながら貴族の横暴さに嫌悪していた青年アルバート・ジェームズ・モリアーティに興味を持たれ、モリアーティ家の養子となりました。
アルバートが彼らに関心を抱いたのは、卓越した頭脳を持つウィルが腐敗した社会を是正しようとする志を持っており、本作の舞台「大英帝国」に蔓延る完全階級制度と貴族の思い上がりを是正・破壊するという自身の目的と一致したため。
彼らはアルバートの計画を実行に移し、完全犯罪によってアルバートを除くモリアーティ家の人間を抹殺し、伯爵位や資産などモリアーティ家の全てを手に入れ、目的の準備を整えます。

そして13年後
数学教授となったウィル、イギリス陸軍に入隊し中佐となったアルバート、モリアーティ家領地の管理や執務を行うルイスの3人は、セバスチャン・モラン、フレッド・ポーロックといった有志と共に、目的遂行のための行動に出ます。

その方法とは、死人が出る犯罪ロンドン中で起こすことで、ロンドンそのものを劇場とした「犯罪劇」を繰り広げ、民衆の心を「現体制のままではいけない」という方向に先導すること。
ヒエラルキーに支配された国を変えるため、「劇場型犯罪による民衆への掲示」「階級社会から完全自由社会への弁証法的発展」を目指そうと、自ら必要悪となって様々な犯罪に手を染めます。

ウィルをはじめとした面々はいずれもスタイリッシュでスマートなイケメンたち。
彼らがアンチヒーローとなって繰り広げるクライム・サスペンスはとてもスリリングで読み応え十分です。

ワイルドなシャーロック・ホームズ&正統派イケメンのワトソン

出展 : Amazon.co.jp

本作のもう1人の主人公でもあるシャーロック・ホームズは、ウィルたちが仕掛けた最初の「犯罪劇」となったノアティック号事件で登場。
ウィルの職業を推理し、彼らの完全犯罪に唯一疑問を抱いたことでウィルの目に留まり、ウィルたちの「犯罪劇」の探偵役として担がれることになります。

シャーロック・ホームズというと理知的で全能、でも変人……というイメージですが、シャーロキアンの間では常識であるように、ホームズは必ずしも全能ではありません
犯人を取り逃がすなどの失態を犯したり、暇潰しに麻薬を使用したりすることもあります。

本作のシャーロック・ホームズは、このイメージに比較的近い人物です。
いわゆる主人公補正はなく、兄のマイクロフト・ホームズにややコンプレックスを抱いている感もあり、俗物的なところも多々あります。
加えて、圧倒的な推理力、謎解きに異常な執着を見せるところ、ヴァイオリンや化学実験を趣味にしている一面などは原作のホームズそのままです。

一方で、原作の理知的かつ紳士的なイメージは本作のシャーロックにはなく、むしろ口調も態度やや粗雑で外見もワイルド
また、ドライではなくウェットな性格で、特にアイリーン・アドラーに対しては原作通り情を通わせており、随所で人間味を感じさせます。

助手のワトソンも当然登場します。
こちらは正義感溢れる善人で、シャーロックとは対照的な性格ですが、ウィルも認める良いコンビです。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です