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11

Apr

【ハイスコアガール】大野晶というヒロイン史上最もしゃべらない子

ライバル・日高小春への思い

出展 : Amazon.co.jp

晶がハルオを異性として強く意識するようになったのは、日高小春(ひだか こはる)の存在があったからこそだと思われます。

大好きなゲームで絆を深め、オモチャとはいえ指輪まで貰い、当時小学生だったとはいえ晶の中ではハルオの存在は極めて大きなものになっていたはず。
家庭の事情で海外へ行かなければならなくなり、その別れを惜しんで号泣したことがそれを物語っていました。
そしていざ帰国したら、そのハルオの隣には別の女子――――小春がいた訳ですから、心中穏やかではなかったでしょう。

ただ、晶と小春が直接会話……と言っても一方的に小春が話しかけるだけですが、意思の疎通をするのは高校生になってから。
小春の方も晶の存在がずっと気になっていたものの、ハルオにさえ晶との関係を聞けなかったくらいで、両者とも恋愛に関してはかなり臆病だったようです。

しかしゲームに関しては違います。

晶は小春と初めてゲーセンで対戦した際、小春からハルオをどう思っているのか本当の気持ちを聞かせてと告げられます。
晶には言葉で伝えることはできません。
そのため、彼女はプレイでハルオへの気持ちを表現し続けます

常に全力で、常にまっすぐ。
そのプレイスタイルに、小春も晶のハルオへの想いを感じ取り、自分との違いをまざまざと見せつけられていきます。

一方で、晶の思いは複雑です。
実は彼女には両親から決められた結婚相手がいます。(作中には登場しませんが)
財閥の令嬢ならではの家庭事情ですね。

そういう自分の事情を理解している晶は、もし小春のハルオへの想いが本物なら身を引こうと考えていたらしく、最終巻で小春がそれを感じ取っていたとハルオに語っていました。
晶にとって、小春は恋のライバルであり、数少ない女性ゲーマーの同志であり、この子だったら諦めがつくかもしれないと思えるだけの相手……つまり女の子としてもゲーマーとしても認めている人物だったのでしょう。

晶自身の口から小春への思いを語られることはありませんが、その評価が極めて高いのは明白。
小春の存在が晶にとって大きいものだったのは間違いありません。

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