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【ハイスコアガール】大野晶というヒロイン史上最もしゃべらない子

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ハルオに恋愛感情を抱いたのはいつ?

出展 : Amazon.co.jp

晶がハルオに恋愛感情を抱いた明確なシーンは一体どこなのでしょう。
「空港でハルオが指輪を渡した時」「ハルオが同じ高校を受験すると知った時」「小春の存在を知った時」……など、候補になりそうなシーンは複数あります。

しかし特定は不可能です。
というのも、彼女の心情を100%断定する手段がないのです。

晶は言葉を発しないだけでなく、モノローグという形で心の声を読者・視聴者に伝えることもありません
そのため、彼女の思っていること、感じていることは全て状況から察するしかないのです。
とはいえ、作中ではハルオが晶の代弁者となって彼女の思っているらしきことを実況しているので、彼が一緒にいる時の晶の心の内は視聴者にも把握することができます。

しかしハルオは女心に関しては非常に鈍いため、晶が自分をどう思っているかという点に関しては全く掴めていません。
よって、晶のハルオへの想いや感情の変化については、本作特有のゲームキャラベースのナレーション、行動、微細な表情の変化などから推測するしかありません。

晶のハルオに対する心の動きが最もよくわかるのは、5巻収録のエピソード「31-CREDIT」および「32-CREDIT」です。
これらの回では、1巻で描かれたハルオとの出会いの前後について晶視点で描かれています。
(なおこのエピソードはアニメ1期の後に2019年3月にNETFLIXで一挙配信された13~15話で映像化されましたが、該当箇所はほぼカットされています)

2人の出会いは、晶がゲーセン通いを始めてから数週間後のこと。
ザンギエフで連勝を伸ばし続け、周囲から称賛を浴びていた晶にハルオが挑む形で接点が生まれます。

何度挑んでも晶に勝てないハルオは、あらゆるセコイ攻撃や舐めプを用いて出る杭を打とうと必死。
そして最終手段として、対人プレイで一番やっちゃダメな禁じ手「投げハメ」まで解禁します。
それにキレた晶はハルオに鉄拳制裁を加えました。

晶がハルオの投げハメにキレた理由は、単に禁じ手を使われたからではありません。
その理由は、彼女が自分の使用キャラに自身を投影させていることとも関係しています。

晶は格闘ゲームの使用キャラを決める際、投げ技が得意な重量級のキャラクターを好んで選んでいます。
これは、彼女が最初にザンギエフを使用したことが影響していると思われます。
ザンギエフで格闘ゲームを覚えたため、使用感がザンギエフに似ているキャラの方が好ましいのでしょう。

しかしそれだけではなく、ザンギエフなどの不人気キャラに対して感情移入していることが作中の描写から窺えます。

『ストリートファイターII』が登場した当時、ザンギエフはその厳つい見た目と技の出しにくさから不人気キャラの代表格になっていました。
作中でもそのように描写されており、ゲーセン内では誰も使用しようとしていなかったため、晶の目にはザンギエフが泣いているように見えたのです。
どれだけ勉強して結果を出しても萌美から褒めて貰えずにいた自分自身をザンギエフに重ねたのでしょう。

晶にとって、そんなザンギエフが投げハメを食らっている様は「勉強や稽古事の繰り返しで日々摩耗している今の自分」が重なったに違いありません。
だからこそ晶はキレたのです。
ゲーセン通いが自分に突きつけられている理不尽な現実への小さな反抗であるならば、その理不尽な現実を思い起こさせるハルオのプレイに彼女が怒るのは必然と言う他ないでしょう。

このような経緯の出会いなので、晶のハルオへの第一印象は最悪でした。
ハルオもハルオで「お嬢様が自分たちの遊び場を荒らしている」という認識のため晶に悪態をつきまくり、両者は犬猿の仲という状況だったのです。
ケンカするほど仲が良いとはいいますが、この時点では「趣味は同じだが嫌な奴」という心証で間違いないでしょう。

しかしハルオは決して悪人ではありません。
晶への悪態も彼女への僻みと羨望によるもので、心の中ではその腕前を認め、敬意さえ持っていました。
晶も次第にハルオへの理解を深め、苛立ちも少しずつ和らぎ、彼と一緒にゲームで遊ぶ日々を日常の一部にしていきます。

そんな晶がハルオを最初に特別だと感じたのは、7-CREDIT(アニメ2話)でハルオが「じゃあさ…またしんどくなったら逃げてこいよ…また妙チクリンなゲーセンに連れてってやっからよ」と言った瞬間だったようです。
32-CREDITの回想シーンはこの場面で締め括られ、しばらくハルオと会えない寂しさに涙を流す晶が描かれていました。
彼女がどれだけハルオのこの言葉に救われていたかがよく伝わってきます。

この瞬間に晶が明確な恋愛感情を抱いた……かというと、まだ小学生ですし、微妙かもしれません。
それでも、「逃げてこいよ」とハルオに言われた直後の僅かに口角が弛んでいるような晶の表情を見ると、ここが分岐点だったと思わずにはいられません。

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