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10

Apr

【ひとりぼっちの○○生活】一里ぼっちというぼっちキャラの新星

「ぼっちキャラ」のレジェンドたち

出展 : Amazon.co.jp

「ひとりぼっち」という言葉は大昔から存在していましたが、「ぼっち」という言葉が普及・定着したのはそれほど昔ではありません。
主にネット上で使われ始めた言葉で、2000年代後半から見かけるようになり、2010年代に入ってから一般的にも使われるようになりました。
マンガ・ラノベで「ぼっちキャラ」が増え始めたのも2010年前後ですね。

このカテゴリーを牽引したのは、『僕は友達が少ない』『やはり俺の青春ラブコメは間違っている。』『私がモテないのはどう考えてもお前らが悪い!』の3作品です。
いずれも主人公が「ぼっち」で、アニメ化を果たしている人気作です。

はがないの主人公・羽瀬川小鷹はハーフのため地毛が金髪で、普段は染めているものの着色に失敗しヤンキーと間違われ、周囲からの誤解によって「ぼっち」になってしまったタイプ。
ただし、作中では隣人部に所属し、メインヒロインの三日月夜空と柏崎星奈をはじめ、結構たくさんの残念美少女に囲まれて生活しているので、正確には「元ぼっち」ですね。

俺ガイルの主人公・比企谷八幡は過去に存在を軽んじられ、周囲からあまり良く思われていなかったことから捻くれてしまい性悪説に傾き、自ら「ぼっち」の道に進んでしまったタイプ。
同時に「友情」や「人情」に関しては誰よりも潔癖で、表層的な関係性を拒み続けた結果孤立していましたが、メインヒロインの雪ノ下雪乃、由比ヶ浜結衣と共に奉仕部の一員として活動する内に、自ら否定していた表層的な関係性に固執してしまうようになります。

わたモテの主人公“もこっち”こと黒木智子は当初から常に他者(特に男子)との繋がりを求めていて、それなのに行動が空回りし「ぼっち」になってしまったタイプ。
しかし物語が進むに連れ次第に親しい女子が増えていき、今度は逆に人間関係で苦慮するほど大勢の同級生に囲まれた日常を送るまでになっていきます。

これらぼっち界のレジェンドに共通しているのは、親しい人物が増え「ぼっち」ではなくなっても「ぼっち気質」は残っている点です。
小鷹はぼっち脱却の要因となった隣人部に執心するあまり歪んだ選択をし、八幡はぼっち故の捻くれた性格を更に拗らせ、もこっちは友達が大勢できた後もたまに1人で帰りたくなる日があるようです。

『ひとりぼっちの○○生活』の主人公であるぼっちも同様で、友達もできて「ぼっち」ではなくなった後も、「友達が自分といても楽しくないのかも」などの不安を常に抱えています。
「ぼっち」から脱却しても、ぼっちキャラでなくなることはないのです。
そのため、物語が進み友達が増えてもぼっちは「ぼっち」のまま、彼女らしく本作を牽引し続けています。

まとめ

「ぼっちキャラ」というと、どうしても性格的に捻くれている印象が強いですが、ぼっちの場合は本当に純粋な女の子なので、こちらも純粋に応援したくなりますよね。
この『ひとりぼっちの○○生活』は、「ぼっち」にとっての優しい世界を描いた作品で、その主人公のぼっちは今までにないタイプの「天然系ぼっちキャラ」として人気者になっていきそうです!

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