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Apr

【彼女、お借りします】七海麻美はただのヤンデレ悪女じゃない? 徹底検証

マミの和也に対する感情

和也と別れた理由について、マミは「他に好きな人ができた」と彼に伝えましたが、これはフェイクのようです。
彼女は自室で「誰でも良かったから手頃なとこ見つけただけ」と独白しており、そもそも最初から和也のことが好きではなかった模様。
では何故、好きでもない相手と付き合ったのでしょうか?

その明確な答えは9巻までの時点では描写されていません。
ただし手がかりはあります。

3巻に、1人で自室にいたマミを弟が「あの人来たぞ」と呼びにくるシーンがあります。
「あとで行く」と返事したマミに対し、弟は「親父怒るぞ」と返していました。

「あの人」が誰なのかは明らかになっていませんが、例えば父親によって決められた婚約者だとしたら、マミは愛のない相手との結婚を控えている身となり、それを回避するため「誰でも良いから恋人を作って婚約を解消させる」という行動に出ていたと考えることができます。
もしそうなら、「誰でも良かった」という理由で好きでもない和也と付き合ったことと辻褄が合いますね。

しかし現実には早々に和也と別れており、和也と父親&婚約者を会わせた描写はありません。
逆に和也から彼の祖母に会って欲しいと頼まれ、マミは断っています

普通に考えれば、大学生の恋人から身内に会って欲しいと言われるのは重いと感じ、断るのが自然です。
ただ、もしマミが前述した「婚約を解消させる」目的で和也と付き合ったのなら、むしろ好都合。
その話の流れで「こっちの身内にも会って欲しい」と言える訳ですから。

でもマミはそうせず、その後すぐ彼女の意思で和也と別れています。
どうしてそのような結論に至ったのか。

可能性は3つあります。

1. 付き合ってすぐ家族に紹介するような男とは嘘でも付き合えないと撤退した
2. 家族(祖母)と上手くいっている和也に嫉妬し、感情的になって別れた
3. そもそも「あの人」=婚約者ではない

1の可能性は低いです。
そこまで幻滅しているのなら、別れた後に執着している現状のマミの説明がつきません

2は、家族に恵まれ日々を幸せそうに生きている和也と比較し、親から勝手に結婚相手を決められている自分の境遇があまりにも不幸に思えて苛立った……というパターンです。
つまり、マミにとって和也は侮蔑の対象でありつつ羨望の対象でもあるということになります。
これなら、和也を見下しながらも彼に執着するマミの行動原理とも一致しますし、鍵垢で呟いた罵詈雑言から汲み取れる自身の現状への不満にも符号します。(自分が今幸せならそこまで他人の幸せは気にならないはず)

3の場合、「あの人」の他の候補としては「父親の婚約者」などが挙げられます。
理由は後述しますが、マミは愛情に飢えていると考えられ、もし実の母と父親が別れているのなら辻褄が合うからです。
ただし情報不足は如何ともし難く、根拠に乏しい推測と言わざるを得ません。

あくまでも9巻時点での情報から考察した予想に過ぎませんが、2の可能性が最も高いと考えられます。

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