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【ハイスコアガール】日高小春という負けヒロインの概念を変えたヒロイン

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小春の恋は「刷り込み」?

出展 : Amazon.co.jp

小春にとって、ハルオは相性が極めて良好な異性だったと言えます。
そして同時に、彼と親しくなったタイミングも、恋心を肥大させる大きな要素となりました。

ハルオは小学校時代に晶と交流を深め、無意識下で彼女を異性として意識するようになりました。
そのため、晶が家の都合で海外に転校してからも、ずっと晶の影を追い続けています。
元々、心にあるのはゲームばかりで、自他いずれの恋愛感情にも疎く、思春期にもかかわらず性的な欲求をほとんど感じさせない男子ですが、晶の存在もあって余計に他の女子のことは眼中にないようです。

バレンタインデーには「義理」と言いつつ、ハルオの家に押しかけてまでチョコを渡した小春ですが、ハルオはもう一つお土産として受け取ったゲーム雑誌に夢中でチョコには目もくれません。
もし晶と出会う前か、晶と再会して異性に対する意識の仕方が変わった後のハルオだったら違うリアクションだったかもしれませんが、結果的にこの時点で小春は自分が女として見られていないことを自覚します。

「脈なし」とわかったこの時点で撤退するという選択肢もあったのでしょうが、小春はそうしませんでした。
そこには「刷り込み」に近い心理が影響していると思われます。

刷り込みとは「鳥のヒナが生まれて最初に見た生物を親と認識する」に代表される、反復性を必要としない学習です。
一回または数回の刺激で、半永久的に一つの反応や認識を継続させるというもの。
要するに、まっさらな状態で受けた刺激から得たインスピレーションをずっと正しいものとして持ち続ける現象です。

無趣味で打ち込むことが何もなく、異性どころか同性との交流さえも淡泊だった小春にとって、ハルオとゲームで遊ぶ時間は非常に強い刺激になったのは想像に難くありません。
それによって、彼女の中でゲームとハルオに対する好意は自分の中で絶対的なものになったのでしょう。

このような好意の芽生えは、人によっては本物じゃないと考えるかもしれません。
経験が少ないから、ちょっとした刺激を大げさに受け取って、それがさも尊いもののように感じるだけで、勘違いなのだからすぐに冷める……と。

しかし好意というものは、色々と経緯を経て好きになったから長続きするというものでもありません。
一目惚れした相手と一生添い遂げる人も少なからずいます。
刷り込みのようなプロセスで好きになったとして、それが紛い物だと誰が決め付けられるでしょう。

ハルオに影響されゲームにハマったことで、小春の人生は一変しました。
「自分に違う世界を見せてくれた人」「真剣になれる楽しさを教えてくれた人」「そんな人を諦めちゃいけない」という認識が良くも悪くも彼女を縛り付け、半ばムキになるようにしてハルオへの恋心を肥大化させていきます。

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