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【この音とまれ!】鳳月さとわはクールでピュアかわいいヒロイン

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チカへの淡い恋

出展 : Amazon.co.jp

箏曲部に入り、父が存命の頃に持っていた箏を弾く楽しさを思い出したさとわには、幾つもの新たな感情と目標が芽ばえます。

まず、箏曲部を全国に連れて行くこと
部長である武蔵の提案で全国を目指すようになったものの、技術的にまだまだ力不足の部員たちを引き上げるべく、より一層熱心に指導を行うようになります。

また、一度は諦めた母親との和解も願うようになります。

当時、自分の思いが母に届かず、なら音で届かせようと大舞台で演奏した箏曲「八重衣」
しかしその音には、「お母さんこっちを向いてよ」という自分の悲痛なメッセージをぶつけただけで、彼女が一番伝えたかった「もう一度お母さんの笑顔が見たい」という気持ちが乗っていませんでした。
次に母に聴いてもらう時は、その気持ちを乗せたい――――そんな希望を胸に、さとわは箏曲部の面々と稽古を続けます。

そしてもう一つ、彼女にはチカへの淡い恋心が芽ばえます。
最初は「不良が箏を弾くなんてあり得ない」と反発していたさとわでしたが、彼の優しい音色に惹かれ、ぶっきらぼうでも温かい心に触れ、箏に対する純粋で真っ直ぐな姿勢に慈しみを覚え、やがて異性として意識するようになります。

何よりさとわにとって大きかったのは、チカが自分の音を誰よりも理解してくれることです。
チカは箏の演奏というよりは「音」に対する天賦の才を持っていて、彼の奏でる一音はさとわをはじめとした感受性豊かな音楽人の心を掴み、その耳は演奏者が音に乗せた感情までも読み解きます。
さとわが母に向けて演奏した「八重衣」に対しても、「泣き叫んでるみてぇだったもん」と核心をついた感想を伝えました。

「天才は孤独」とよく表現されますが、さとわはまさにその典型です。
さとわの才能は彼女の思いを伝える手段になり得ず、むしろ母との関係を悪化させ、孤立させてしまいました。
さとわは自身の才能にずっと苦しめられてきたのです。

そんな彼女を孤独から救ったのがチカでした。

箏曲部で新たな音を作り上げたさとわですが、彼女の孤独をまとったかつての鋭い音に魅了された人間にとって、その変化は容易に受け入れがたいものだったらしく、箏の家元「華凰会」の跡継ぎでさとわに憧れていた凰かずさ(おおとり かずさ)は、チカたちと一緒に弾いているせいで「さとわちゃんの音は生ぬるくなった」「下手になってしまった」と非難します。
その発言を物陰で聞いていたさとわは、自分の音がまた他者を傷つけていると痛感。
「凶器」という母の言葉を思い出し、胸が張り裂けそうになります。

しかしチカは、今のさとわの音を生ぬるくなった訳でも下手になった訳でもなく「優しくなった」と反論し、初めて聴いたさとわの音より今の音がずっと好きだと言い切ります。
さとわの心はチカに届いていたのです。

この一件をきっかけに、さとわの淡い想いは明確な恋愛感情へと発展したと思われます。
その想いはかなり強く、チカの笑顔を他人に見られるのさえ思わず拒み、彼の唇が偶然顔(口にではない)に触れただけで涙が零れるほどです。

ただ、幼少期から同級生と遊ぶ時間も犠牲にして箏の稽古に励んでいたさとわは、恋愛どころか友人関係の構築すらままならないほど不器用な女の子。
「告白する」や「付き合う」という選択肢にまでは到底届いていないらしく、自身の感情にひたすら翻弄される日々を送ります。

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