21
Mar
【ぼくたちは勉強ができない】武元うるかは褐色肌ヒロイン界期待の星
2019年春に放送されるアニメ『ぼくたちは勉強ができない』より、ヒロインの1人・武元うるかについてまとめました!
「白銀の漆黒人魚姫」と呼ばれるほど水泳が得意なハイテンション女子、でも恋には臆病な彼女の魅力に迫ります!
武元うるか(たけもと うるか)キャラクター概要
『ぼくたちは勉強ができない』に登場するヒロインの1人。
水着の跡がくっきりと残るくらい日焼けしている褐色の肌が特徴。
髪はミディアムくらいの長さです。
主人公・唯我成幸(ゆいが なりゆき)と同じ一ノ瀬学園に通う高校3年生で、彼の所属するB組ではなく3年D組の生徒。
天才的な運動神経を有したスポーツ特待生で、水泳部期待の星。
様々な大会で優勝するなど際立った実績を残しており、周囲からは“白銀の漆黒人魚姫”と称されています。
性格は明るく活発的で、とても社交的。
ハイテンションかつマイペースで、相手の意向に遠慮なくスキンシップを図るなど、積極的に他者と接しようとします。
一方、恋愛面に関してはかなり臆病で、中学生の頃から成幸に恋愛感情を抱いているものの告白どころか好意を示す行動さえできずにいました。
ただし本人以外にはバレバレで、同じ水泳部の部員から時折からかわれています。
地頭は悪くはないものの、水泳の練習に時間を割いているため勉強に関しては全般的に苦手意識があり、テストの点数は全体的に低め。
そんなうるかの学力向上のため、“機械仕掛けの親指姫”こと緒方理珠(おがた りず)、“文学の森の眠り姫”こと古橋文乃(ふるはし ふみの)の教育係になった成幸が彼女の勉強も一緒に見るようになります。
担当声優は鈴代紗弓(すずしろ さゆみ)。
好きになった動機が明確
出展 : Amazon.co.jp
うるかの初登場は原作コミックス第1巻収録の問4(第4話)「魚心あれば、天才に[x]心あり」です。
勉強はからっきしの彼女ですが、将来のオリンピック候補と言われるほどの天才スイマーで、大学もスポーツ推薦で受けるため問題なし……と高を括っていました。
しかしうるかが受ける予定の音羽大学は、本年度から文武両道推奨のため英語の試験も加味されるようになったため、このままでは合格は困難。
そこで、学園長の指示によって成幸がうるかの教育係となり、彼女の勉強を見ることになります。
勉強に強い苦手意識を持っているうるかは当初嫌がっていましたが、校内でも天才2人組として有名な理珠&文乃が同じく成幸の世話になっていると知り、途端にやる気になります。
中学時代からずっと成幸のことを好きなうるかにとって、成幸に女子が接近している現状は到底看過出来ません。
自分も理珠&文乃と同じ立場になり、3人の中で自分が一番成幸に構ってもらえるように努力する決意を固めました。
ここから、うるかは第3のヒロインとして本格参戦を果たします。
うるかと成幸は中学時代からの知り合いなので、いわゆる幼馴染に入るかどうかは微妙なところ。
ただ、ラブコメにおける幼馴染枠は基本的に「物語が始まる以前から知り合っていて既に好意を持っている」という点が大きな特徴であり、うるかはその特徴と一致しているので、幼馴染に近いポジションと言えます。
そのため、近年の「幼馴染=負けヒロイン」という風潮がどうしても脳裏を過ぎり、彼女はヒロインレースにおいて不利な立場のでは……と考えてしまいます。
しかし、うるかに関してはこの図式はあまり考えなくてもいいと思われます。
単純に「典型的な幼馴染ではない」が最大の理由ですが、他にも根拠はあります。
うるかは、幼馴染ヒロインが魅力不足とされる最大の要因を回避しているからです。
幼馴染ヒロインが近年負けヒロインに定着してしまった理由の1つは、「主人公を好きになった理由がわからない」「判明するのが後半になってから」というヒロインが多いからと思われます。
ラブコメに限らず、物語のヒロインの人気は単に外見や性格だけではなく、主人公との印象深いエピソードをどれだけ重ねられるかによって大きく変動します。
特に重要なのが、主人公を好きになる瞬間や好きになる動機です。
いわゆる「フラグが立った」と言われる瞬間で、それがラブコメヒロインにとって最大の見せ場とさえ言えます。
けれど幼馴染の場合、フラグが最初から立っている状態なので、最大の見せ場がスポイルされています。
作品によっては、過去エピソードの際にフラグが立つ瞬間を描写するパターンもありますが、その多くは物語が既に進行し、他のヒロインが見せ場を沢山作った後。
時既に遅しで、他のヒロインを押しのけるには至りません。
一方、うるかは登場時から早々に成幸を好きになった場面が描かれています。
うるかにとって成幸は当初「ノートを見せてくれる便利な奴」程度の認識だったようですが……そのノートを見せる理由を友達に聞かれた成幸が「うるかが遊びも勉強も犠牲にして水泳を頑張っているのを知ってるから」と答えた際、偶然立ち聞きしてしまったことで、彼を強く意識するようになりました。
好きになった場面と動機が他の誰よりも早く描写されているため、うるかには幼馴染ポジション特有の弱点がありません。
そのため、自然と彼女を応援する読者は自然と増え、2018年に実施された第1回キャラクター人気投票において3位という好結果を残しました。
『ぼくたちは勉強ができない』は2019年4月からテレビアニメ化されますが、そのアニメでの印象次第では更に人気が上昇することも見込まれます。