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【エデンズゼロ】はレイヴ、フェアリーテイルに続くメガヒット作になるか!?
出展 : Amazon.co.jp
週刊少年マガジンで2018年より連載を開始したマンガ『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』をピックアップ!
『RAVE』『FAIRY TAIL』で大ヒットを記録した売れっ子マンガ家・真島ヒロ先生の新作についてまとめました!
ファンタジー90%の宇宙SF
落書き。 pic.twitter.com/jGLv8xu542
— 真島ヒロ (@hiro_mashima) February 7, 2019
『EDENS ZERO(エデンズゼロ)』は、真島ヒロ先生が2018年6月より週刊少年マガジンで連載をスタートしたマンガ作品です。
真島先生と言えば、『RAVE(レイヴ)』と『FAIRY TAIL(フェアリーテイル)』で爆発的ヒットを記録した超売れっ子作家。
デビュー翌年から手がけた初連載作品『RAVE』は全35巻で累計発行部数1800万部、その次回作『FAIRY TAIL』に至ってはフランスをはじめ海外でも人気を呼び、全63巻で全世界累計6000万部を売り上げ、今やマガジンの看板作家のみならず日本を代表するマンガ家の1人となっています。
当然、両作品ともアニメ化を果たしており、『FAIRY TAIL』に続く新作『EDENS ZERO』にも大ヒット、そしてアニメ化への期待が高まっています。
その『EDENS ZERO』、これまで真島先生が手がけてきた連載作品とは舞台設定が異なります。
『RAVE』『FAIRY TAIL』はゲームなどでよく見られる「剣と魔法の世界」を軸とした世界観でしたが、『EDENS ZERO』のジャンルはSFファンタジー。
それも宇宙を舞台とした宇宙SFです。
ただし真島先生いわく「SFと言っても9割ファンタジー漫画」で、物理学や宇宙科学を前面に出すよりもエンターテイメントに重きを置いた作品になっており、バトル色も強いため、過去の連載作品から大きな作風の変化はありません。
そんな本作の主な舞台となるのは、多数ある宇宙の中の1つ「桜宇宙(サクラコスモス)」。
その桜宇宙に浮かぶ惑星グランベルでただ1人の人間(他の住人は皆“機械”)シキ・グランベルを主人公とした物語が描かれています。
前述したように、ジャンルは宇宙SFですが作風自体は『RAVE』『FAIRY TAIL』と大きな変化はなく、「エーテルギア」という力を使ったバトルや人情味あふれるドラマをギャグや小ネタを挟みつつエモーショナルに描いた冒険活劇となっています。
そのため、『FAIRY TAIL』まで作者買いしてきた人であれば高確率でハマれる一作です。
ヒロインは可愛い動画配信者
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— 真島ヒロ (@hiro_mashima) June 28, 2018
真島先生の描く主人公は、『RAVE』のハル・グローリーも『FAIRY TAIL』のナツ・ドラグニルもそうですけど、正義感が強くサッパリした性格の熱血漢という印象ですよね。
その系譜は『EDENS ZERO』でも受け継がれていて、本作のシキも同タイプの主人公です。
彼の故郷グランベルは「魔王」と呼ばれる機械によって統治されていて、シキはその魔王から育てられました。
他の惑星および宇宙の情報からは隔離された生活を送っていたため、基本的には世間知らず。
自分を育ててくれた魔王を「じいちゃん」と呼び、彼の遺した「友達をいっぱい作れ」「おまえの為に涙を流せる友達がいたら一生大切にしなさい」「そしてその涙の為に戦え」といった言葉を胸に、人間も機械も分け隔てなく友達を作ろうとします。
そんなシキがグランベルから外の宇宙へ飛び出すきっかけになったのは、本作のヒロインでもあるレベッカの来訪です。
レベッカは「B・キューブ」という動画サイトに専門チャンネルを持つ動画配信者(B・キューバー)。
ただしチャンネル登録者はたったの105人で、その現状に多少のコンプレックスを抱いている彼女は動画再生数を稼ぐために日々様々なネタを模索しており、登録者数100万人を目指して相棒のネコ「ハッピー」と共にグランベルに降り立ちます。
桜宇宙のテーマパークであるグランベルは、元々人間と機械が共存する惑星でした。
しかし客足が遠のいたことを理由に人間は機械を見捨て、のちに魔王が連れて来たシキを除き、全ての住人が機械となったのです。
そんな彼らには重大な目的がありました
それは――――シキを星の外へ脱出させること。
機械たちの寿命は既に尽きかけており、あと少しで全員が動かなくなり、シキが1人になってしまうという状況でした。
しかし、情に厚く機械であろうと友達と見なすシキにそれを話しても、彼が星に残ると言い出すのは明白。
そこで機械たちは一芝居打ち、ウイルスに感染し人間を敵対視するようになった演技をして、レベッカを人質に取ります。
機械たちの思惑通り、シキはレベッカを助け、自分の宇宙船を持つ彼女に手を引かれ星を脱出。
安堵と淋しさを胸に活動を停止していく機械たちに見送られ、シキとレベッカは「友達を大勢作る」「登録者数を増やす」というそれぞれの目標を叶えるため、宇宙へと旅立ちます。
本作は、そんな2人が様々な事件に巻き込まれながらも信念を貫き、多くの仲間との出会いを果たしていくお話です。