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【五等分の花嫁】二乃はかませ犬じゃない! ツンデレ次女の告白までをまとめてみた
2019年冬放送のテレビアニメが話題の『五等分の花嫁』より、中野家五姉妹の次女でヒロインの1人・中野二乃をピックアップ!
五つ子の中で最も風太郎に辛辣だった彼女のツン時代、そしてデレに至るまでの詳細など、様々な面についてまとめました!
中野二乃(なかの にの)キャラクター概要
『五等分の花嫁』に登場するヒロインの1人で、中野家五姉妹の次女。
五つ子のため、他の姉妹の一花(いちか)、三玖(みく)、四葉(よつば)、五月(いつき)とはほぼ同じ容姿で、バストサイズも同じ(巨乳)。
腰の位置まで伸ばしたスーパーロングの髪を、ルリタテハの羽のようなデザインのリボンで結ったツーサイドアップの髪型が特徴。
登校時には制服の上から黒い上着(アニメだと紫)を着用しています。
気が強く毒舌家で、気性が荒い面を持っており、特に主人公・上杉風太郎(うえすぎ ふうたろう)に対しては当たりが強く、事ある毎に攻撃的な言動を見せます。
一方で社交性は高く、校内にも多くの友達がいるようです。
五つ子の中で最もオシャレに気を配っていて、美容パックとヨガを欠かさず行い、デトックスの効果が高いとされる常温の水を愛飲するなど、かなり徹底しています。
料理も上手く、五つ子の中では最も女子力が高い模様。
ただし、家の中ではジャージ姿でいることも少なくありません。
担当声優は竹達彩奈(たけたつ あやな)。
初頭効果による不利
出展 : Amazon.co.jp
中野家の五つ子は容姿こそ瓜二つですが、性格は千差万別。
そして、物語序盤における風太郎への対応もまた十人十色で、その中でも特に二乃が彼に対し見せていた露骨な嫌悪感は、読者に強い印象を与えるものでした。
五つ子の中で、風太郎に敵対心を向けていたのは二乃の五月の2人。
ただ、五月に関しては物語冒頭で(売り言葉に買い言葉だったとはいえ)風太郎の無神経な一言があったため、ケンカ腰になる理由は読者にもハッキリしていました。
一方の二乃については、初対面時から五月を追って自分たちの住むマンションの前に来た風太郎を「ストーカー」呼ばわりし、以降も「家庭教師をすることになった風太郎を家から追い出すために一服盛る」「事ある毎に悪態をつく」「他の姉妹に勉強を教えようとする風太郎の邪魔をする」など、露骨に風太郎を毛嫌いする言動が続き、しかもその動機が明かされないままでした。
そして、二乃が風太郎を忌み嫌っている理由は原作コミックス第2巻(アニメ3話)で明らかになります。
二乃は他の姉妹のことが大好きで、五人でいる空間をとても大事にしていたため、異分子である風太郎のことが気に入らなかったのです。
それを風太郎本人から指摘された二乃は不快感を露わにしつつも肯定し、「私はあんたを認めない。たとえそれであの子たちに嫌われようとも」と開き直ります。
ただ、この宣戦布告とは裏腹に、二乃は風太郎に対し攻撃的な姿勢は崩さないまでも、その後少しずつ排他的な態度は軟化していきました。
二乃は2018年に実施された第1回キャラクター人気投票で5位。
五つ子の中で最も低い順位となりました。
この主な原因は、序盤における彼女のツンツンした態度に対する第一印象だと思われます。
人間の第一印象というのは、中々覆されるものではありません。
二乃のイライラや敵対心が「姉妹を大事に思う心」に起因するものだと判明し、「初対面時にいきなり風太郎をストーカー呼ばわりしてキツい態度を取ったのも、五月を守るため過剰に警戒したから」と頭では理解しても、一度彼女に対して抱いた心証は簡単にはひっくり返らなかったのでしょう。
最初に仕入れた情報がその後に明らかになった情報に影響を及ぼす現象を心理学用語で「初頭効果」と言います。
二乃の人気投票での苦戦は、まさにこの初頭効果によってもたらされたものだと考えられるのです。
そしてもう1つ、二乃にとって不利に働いた要素があります。
2巻(アニメ4~5話)、花火大会編における二乃のポジションです。
この花火大会編は、二乃の姉妹大好きな一面が明らかになった直後のエピソード。
花火は五つ子にとって亡き母親との大事な思い出で、毎年五人揃って花火を見るようにしていました。
特にその中でも二乃は張り切っており、風太郎もそんな二乃の想いを酌んで協力しようとします。
しかしこのエピソード、二乃がメインではありませんでした。
流れ的には二乃の主役回で、これまで集めていたヘイトを吐き出すようなストーリーになると予想した読者も多かったと思われますが、実際には一花がメインだったのです。
逆に二乃はエピソード後半ほとんど出番がなく、一応「祭りの人混みのせいで散り散りになった五姉妹を集結させるために奔走した風太郎にお礼を言う」という見せ場はあったものの、挽回には至らなかったようです。
このように、序盤における二乃はやや不遇で、その扱いが人気面において不利に働いたと思われます。
しかしこの「溜め」の時期が、のちに凄まじい破壊力を生み出すことになるのです。