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幼馴染の恋愛事情を徹底検証! 漫画・アニメでメインヒロインになれなくなったのは何故か?

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「幼馴染=負けヒロイン」の構図が確立

出展 : Amazon.co.jp

幼馴染=勝ちヒロインの図式が崩れた象徴的な作品は、『タッチ』と同じあだち充先生の作品『H2』です。

1992年~1999年に連載された本作には、主人公・国見比呂(くにみ ひろ)のヒロイン候補として、幼馴染の雨宮ひかり(あまみや ひかり)、比呂とは高校に入って知り合った古賀春華(こが はるか)の2人がいました。
ひかりは物語が始まった時点で既に比呂の親友の橘英雄(たちばな ひでお)と付き合っており、でも比呂はまだ未練を持っている……という設定です。

連載当時はこれでも尚、ひかりと春華のどちらが最終的に比呂とくっつくのかわからないという風潮でした。
それだけ「幼馴染=勝ちヒロイン」という固定観念が根強かった証とも言えます。

しかし最終的にひかりは英雄を選び、物語は幕を閉じます。
幼馴染ブームを作った張本人が、「主人公と幼馴染がくっつくとは限らない」という前例を生み出したのです。

そして2000年以降になると、幼馴染を取り巻く状況は一変します。
2002年に週刊少年ジャンプで連載を開始した恋愛漫画『いちご100%』では、主人公の幼馴染である南戸唯(みなみと ゆい)がヒロインの4番手として登場。
同じ年にスタートした『アイシールド21』でも、主人公の小早川瀬那(こばやかわ せな)の幼馴染として登場する姉崎まもり(あねざき まもり)が当初はヒロインとして扱われていたものの、次第にそのポジションは非幼馴染の瀧鈴音(たき すずな)へと移り変わりました。

更にその後、アニメ『SHUFFLE!』芙蓉楓(ふよう かえで)の登場によって、アニメファンの幼馴染への印象が大きく変わります。

主人公の土見稟(つちみ りん)の幼馴染である楓は作中、三角関係の拗れによって精神を病んでしまいます
そして第19話「忘れ得ぬ想い」で、うつろな目で空の鍋をお玉でかき混ぜる……という通称「空鍋」のシーンが放送され、大反響を呼びました。
同時に「幼馴染=負けヒロイン」という図式が広がっていったのです。

その後も、『かんなぎ』『冴えない彼女の育てかた』『STEINS;GATE』『緋弾のアリア』『四月は君の嘘』など幼馴染がメインヒロインではなく2~3番手のヒロインとして登場するアニメが急増。
幼馴染が人気ヒロインになることも徐々に少なくなり、幼馴染という時点でメインヒロインおよび看板キャラではないという認識が定着していきます。

また、最終的に主人公と結婚する勝ちヒロインでありながら、現代の幼馴染の地位低迷を象徴するキャラもいます。
『ドラゴンクエストXI 過ぎ去りし時を求めて』エマです。

彼女はパーティキャラではなく主人公の育ったイシの村で生活しているため、主人公が冒険の旅を始めてからはプレイヤーの彼女を目にする機会が激減
それを配慮してなのか、再会時に「私よ。幼なじみのエマよ!」という妙に説明口調のセリフを口にします。
このセリフがネタとして広まったことで、幼馴染であること自体がどこか滑稽に感じられるような印象を持たれてしまいました。

「一途」の定着と「家庭的」「軽口」の求心力低下

出展 : Amazon.co.jp

幼馴染が求心力を失ってしまった要因は、前述した理由以外にも「理想的なヒロインの変化」が挙げられます。
時代の流れと共に、漫画ファンやアニメファンの理想とするヒロイン像が変遷していったのです。

幼馴染という属性は、単に「主人公と子供の頃に親しかった」という関係性を表すだけのものではありません。
過去の幼馴染ヒロインの傾向から、ある一定のキャラクター像が先入観として存在します。
そのキャラクター像とは、「主人公に一途」「主人公をよく知っている」「家庭的で優しい」「世話焼きな性格」「軽口を叩き合える存在」などです。

つまり、こういった幼馴染属性に付随するキャラクター像が、現代において求心力を失っていると考えられます。

一途という点は、現代でも非常に重要視されています。
他の男を好きになるヒロインはまず人気が出ません。
ただ、それは今や常識化しており、殆どのヒロインが一途なので、幼馴染だけの特徴とは言えなくなっています。

「主人公をよく知っている」という点は、現代においてはあまり歓迎されていないように思えます。
核家族化が進み、兄弟姉妹のいない人が増えたことで「子供の頃を知られている」という状況に共感や安心感が生まれず、むしろ鬱陶しく感じられるのかもしれません。

家庭的であることも、昔ほどプラスに働いていません。
『Re:ゼロから始める異世界生活』レムのように家事万能なヒロインが絶大な人気を集めた例もありますが、『五等分の花嫁』『かぐや様は告らせたい』などは料理ができるヒロインよりもできないヒロインの方が人気で、全体的にもポンコツなヒロインが人気を集めている傾向が見受けられます。
そして「軽口」に関しては特に需要が低下していて、ツン系のヒロインはかなり少なくなりました。

こういった時代の変化も、幼馴染の負けヒロイン化に拍車を掛けていると思われます。

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