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25

Feb

【邪神ちゃんドロップキック】アニメ2期決定! 円盤2000枚で続編が可能になった理由を検証 #邪神ちゃんドロップキック

珍しい「条件設定型」の2期決定

『邪神ちゃんドロップキック』の放送終了直後、公式アカウントにて「2019年1月20日に行われるイベントまでにBlu-ray&DVD BOXの売上が2000枚に達したら、そのイベント場で2期制作を発表する」という旨の投稿が行われました。
2期制作に必要な目標枚数を公にするケースは極めて稀で、かなり大胆な試みと言えます。

ただ、多くのアニメファンは別の意味でこの発表に驚いたのではないでしょうか。
というのも、アニメ2期が制作されるかどうかのボーダーと言われているBlu-ray・DVD(円盤)売上枚数は5000枚程度で、2000枚という目標枚数はそれと比較するとかなり少なめの数字だからです。

しかも、目標枚数の2000枚というのは平均枚数ではなく合計枚数であることが公式アカウント内で説明されています。
『邪神ちゃん』の円盤は上下巻のBOX販売なので、上下巻の合計売上が2000枚に達したら2期が制作されるという条件なのです。
よって、平均で1000枚ということになります。

そのため「価格設定が他のアニメよりもかなり強気だから1000枚でも2期が作れるの?」とつい思ってしまいますが、そうではありません。

通常、30分枠アニメで1クール放送の場合は1巻ごとに2~3話が収録されます。
2話収録の場合は全6巻、3話収録の場合は全4巻ですね。
前者の場合は各巻7000円強、後者は1万円前後で発売されることが多く、全巻揃えるには4万円くらい必要です。
『邪神ちゃん』の場合は上下巻での発売で、各巻が2万円前後なので、価格設定は通常のアニメとほとんど同じですね。

では、何故『邪神ちゃん』はこの枚数で2期の制作にGOサインが出せたのでしょうか?

考えられる理由としては、まず「予算」が挙げられます。
簡単に言えば低コストアニメだったということです。

放送を観る限り、『邪神ちゃん』は作画にお金がかかっているアニメではないと思われます。
ギャグアニメなのでキャラがデフォルメされているシーンが多く、また回によっては背景もかなり簡略化されており、「作画のカロリーが低い」と言える作品です。
そのため、作画コストがかなり抑えられているアニメだったと推察されます。

次に公式ファンコミュニティ「邪教倶楽部」の存在です。
会員になることで会員限定イベントへの招待など様々な特典が得られるファンクラブのようなものですね
この参加費によって、まとまった資金が得られていると考えられます。

また、BOX販売によってまとまった資金が早めに調達できたのもプラス材料となったのではないでしょうか。

『邪神ちゃん』のBOX上巻の発売時期は放送終了から1ヶ月後の2018年10月。
この段階で2万円×1000枚以上の売上が確定したことで、円滑に2期制作のための予算を組みやすくなったのかもしれませんね。

分割2クールだった可能性は?

早い段階で2期制作の目標ラインを公表したことで、「最初から2期制作が決まっていたのでは?」「元々分割2クールの予定だったんじゃ?」という意見も少数ながら出ているようです。
しかしその可能性は非常に低いと思われます。

というのも、本作の1話目は原作の序盤を結構飛ばしているからです。

アニメでは最初からメインキャラが集合している状態でスタートしましたが、原作は違います。
ゆりねが邪神ちゃんを召還したエピソードから始まり、その後徐々にメデューサたちも登場し、溶け込んでいく……という流れです。

もし当初から2クールの予定だったなら、少なくとも1~2話は各キャラの登場シーンに時間を割いたはず
その方が各キャラにスポットが当たり、視聴者にとってもわかりやすいからです。
あえて登場シーンを省略したのは、1クールでこの作品の良さを出し切るために極力エピソードを厳選する必要があり、それなら最初から全員揃っていた方が好ましい……という判断だったのではないでしょうか。

よって、分割2クールを想定して作られていた訳ではないと考えられます。

まとめ

邪神ちゃんの2期を作るためにスタッフの方々がかなり駆け回ったようで、その原動力になったのは熱心なファンの存在だったと思います。
面白かったのに2期は難しいと言われているアニメが多いですが、こういった好例が生まれると希望が持てますよね!

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