ケンガンアシュラのベストバウトは？

裏社会に属する超人的な格闘家たちが、壮絶なバトルを繰り広げるケンガンアシュラ。
その全てが熱く盛り上がる名勝負なのですが、独断と偏見でベストバウトをネタバレにならない程度にご紹介します。

「獄天使」関林ジュンvs「土俵の喧嘩屋」鬼王山尊（きおうざん　たける）

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拳願絶命トーナメト一回戦。かつて王馬とも戦ったプロレスラー関林ジュンの対戦相手は、現役の十両にして角界の異端児こと鬼王山尊だった。
特殊な生活スタイルと猛稽古により、あらゆる格闘技の中で最強の肉体を作り上げる力士。その評判に違わぬすさまじい力を見せつける鬼王山は、相撲では禁じ手とされる技も駆使して関林を攻め立てる。
「ガキの頃からずっと疑問だった。なんで相撲は不完全なんだ、なんであれだけ体を鍛えて一部の技しか使っちゃいけないんだ」
それでもプロレスラーの意地を見せ、一切の防御をせず相手の猛攻を己の体で受け止め、甚大なダメージを負いながら、満身創痍の関林はなお笑う。
「なぁ相撲の兄ちゃん、力士が相撲信じなくてどうすんだよ？」
プロレスへの愛と、相撲の枠組みをも超える闘志。大会屈指のフィジカルの持ち主同士の対決は、肉体の激突から信念の戦いへと形を変えていく。
読者が選ぶベストバウトでも堂々の一位を獲得した、最初から最後まで白熱の一戦！

「タイの闘神」ガオラン・ウォンサワットvs「大物食い」金田末吉

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同じく拳願絶命トーナメント一回戦。
ガオランは四大団体統一ヘビー級王者という表格闘技界で知らぬ者のない高名なボクサーであり、誰もが認める優勝候補の一角。押しも押されぬ強豪中の強豪である。
そんなガオランの対戦相手は、本来参加する予定だった選手を叩きのめして大会への出場権を手に入れた謎の青年金田末吉。しかし彼の姿を見て、ガオランは失望を露にする。
「こんな凡骨が参加できる程度の大会なのか…」早々に決着をつけようと、ジャブの嵐を見舞うガオラン。しかし傷つきながらも対応し、自分に立ち向かう金田を見て考えを改める。
大会屈指のストライカーとしての本性を徐々に発揮し始めたガオランの前に、ついに金田は崩れ落ちる。胸中でその勇気と奮闘を賞賛するガオランに、立ち上がった金田は「なぜ本気を出さない」と絶叫するのだった。
「弱者が最強目指して、何が悪いんだよ!?」
金田は弱い。生来体も弱く、武の才も無い。それでも彼は強くなることを、最強を夢見てしまった。その想いを果たすために、金田は弱者のまま戦士としてこの場に立っているのだ。
殺したくなかった。だから手心を加えた。それが金田への、最強を目指す戦士への侮辱でしかなかったことを痛感し、ガオランは非礼を詫びて全力で金田を叩き潰すことを宣言。
（ありがとうガオランさん… こ れ で　“ 予 測 ”　が 使 え る ）
優勝候補ガオランを倒すために準備した、『大物食い』金田の秘策が炸裂する！

「阿修羅」十鬼蛇王馬vs「魔人」呉雷庵（くれ　らいあん）

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同じく拳願絶命トーナメントより。
呉家は、千三百年もの歴史を持つ暗殺者一族である。長年に渡ってより強い者の血を取り入れる“品種改良”を重ねてきた一族の肉体は、人間離れした強度と身体能力を備えている。
中でも雷庵は一族最強の男であり、「魔人」の名にふさわしい絶大な力と狂暴性を持つ危険な人物。脳のリミッターを解除する秘伝の技“外し”を完全に使いこなせる、一族の歴史上でも稀な怪物である。
暴威の塊の如き雷庵に対し、王馬はラッシュと速攻で対抗。一方的に打ちのめすも、それすら雷庵には平然と耐え切られ、逆に痛撃を食らって劣勢に追い込まれる。
二虎流の技が通用しない、どうする…そんな王馬に、記憶の中から何者かが囁きかける。
「“アイツ”の二虎流なんて棄てちまえ」
刹那に蘇る失われた記憶。身体能力を劇的に上昇させる大技“前借り”を発動させる王馬。狂喜して襲い掛かる雷庵。
「クカカッ！　ようやく見せてくれたなァッ!!」
そして始まる凄惨な闘争。それはもはや仕合ではなく、究極の暴力の応酬となっていく。
大会屈指の強豪雷庵と互角に戦う王馬。しかし“前借り”は、彼の体に深刻なダメージをもたらす禁忌の技法だった…。

まとめ

ケンガンアシュラについてまとめてみました。
その迫力ある作画も相まって、今一番勢いのある格闘漫画といっても過言ではない本作の魅力を、少しでもお伝えできたでしょうか？
興味が湧いた方はお手元のスマホで検索してみてください。自信を持ってオススメできる傑作です。
爆発的な人気の拡大を見せつつあるケンガンアシュラ。アニメ好きなら見逃せない作品といえるでしょう！