完璧美人×広島弁×ミステリマニアの先輩ヒロイン

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本作最大の魅力は、メインヒロインである百合子先輩の可愛さに尽きます。

外見は前髪パッツンのクール系美女で、頭脳明晰、スポーツ万能、音楽や芸術などあらゆる分野で秀でた才能を発揮する才色兼備の女子高生。
しかしその全てに興味がなく、彼女を唯一高揚させるのは「ミステリ」なのです。

ミステリに関することになると途端に熱くなり、ムキになり、時に奇行に走る。
百合子先輩は希代の才女でありながら、残念美女でもあります。

ただし、彼女の魅力はそれだけに留まりません。
連載が進めば進むほど、その可愛さはどんどん掘り下げられていきます。

周囲からは完璧美女という印象を持たれている百合子先輩ですが、残念イケメン・戸入蕗太郎（といり ふきたろう）をはじめとしたミステリ研究同好会の後輩と接する時の彼女はそのイメージとはかけ離れています。
蕗太郎に対し仕掛ける“偽装事件”のトリックは大抵ガバガバで詰めも甘く、大抵狙ったようにはいきません。

得意げにミステリ好きを自称する割に推理力も微妙。
自分の読んでいた推理小説の犯人がわかると、読み終える前に犯人を当てたことを凄いと思ってもらうために自慢げに後輩に話し、その推理が外れていたら何事もなかったことにしてしらばっくれ、殺人犯のような目で口外を禁じるなど、至る所でポンコツぶりを発揮しています。

また、彼女はミス研を立ち上げた際、当初は自分を慕って入部した後輩が彼女のミステリ好きについて行けず、全員辞めてしまい部にできなかった苦い経験をしています。
同好会の入部には厳しめの基準を設けていますが、決して意地悪でそうしているのではなく、当時の苦い経験をもう味わいたくないという思いによるもの。
その分、自分が認めた後輩たちには格別の愛情を注いでおり、クールな外見とは裏腹にとても情に厚い女子です。

百合子先輩の可愛さは底が知れません。
まだまだ掘り下げられていきそうです。

サブヒロインも可愛い

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本作は基本、ミステリあるあるコメディですが、ラブコメ要素も結構しっかりあります。
そのラブコメ要員でもあるのが、サブヒロインのの四ツ名ひまわり（よつな ひまわり）。
サッカー部のマネージャーを兼任している日焼けっ娘です。

彼女がミス研に入った理由は蕗太郎。
小学校の頃に彼と同じサッカークラブに所属していた、いわゆる幼なじみです。
当時は結婚の約束までしたものの、蕗太郎は全く覚えていないらしく、悶々としながらも彼のことを想い続けているようです。

そして何より、当の蕗太郎は百合子先輩LOVE。
百合子先輩も満更でもないため、横恋慕という状況ですが、それでもひまわりは蕗太郎に対し積極的にアプローチしています。
自分が百合子先輩に敵うわけないと思いながらも。

そんな魅力的なサブヒロインがいるのも、本作の魅力の1つです。

まとめ

ミステリーを題材としたマンガとしては珍しく、コメディ色がかなり強い作品です！
いわゆる「ナゾトキ」的な要素は控えめですが全くない訳ではなく、ただし本格的なものではないのであまり身構えずに読めるのもポイント。
単純にコメディとして見ても質が高いマンガで、何よりヒロイン勢が可愛いので、ミステリに興味がなくても十分に楽しめますよ！