４．【深夜食堂】

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4作目は『深夜食堂』です。
安倍夜郎先生による作品で、2006年～ビッグコミックオリジナルで連載。2018年12月20日時点で既巻数は20巻です。2009年～定期的にドラマも放送。日本のみならず韓国、中国、台湾でも同作を原作としたドラマが放送されました。劇場版も2作公開されるなど、漫画、ドラマともに人気を博しています。
新宿にある「めしや」というのれんのみが下げられ、深夜0時から朝7時までしか営業していない小さな飯屋。メニューは豚汁定食、酒、ビール、焼酎のみという変わった店ですが、常連客で賑わう日々です。このめしやはメニューになくても主人が作れるものならなんでも作ってくれるスタイルで、思い思いの品を楽しめます。
このめしやを舞台に常連客との切なくもありあたたかくもある、不思議な交流を描いていきます。

基本的に1話完結のオムニバス形式で、登場人物も1部の常連客を除き、固定キャラはいません。どこから読んでも楽しめる内容になっています。
心が温まるというよりも、社会の裏側を少し覗くような、人間の少し疲れた部分に寄り添うような、不思議な感覚に包まれます。
特別手の込んだメニューではない、懐かしい日常の味をとにかく美味しそうに食べる登場人物が印象的です。

５．【ちぃちゃんのおしながき】

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5作目は『ちぃちゃんのおしながき』です。
大井昌和先生による作品で、2003年～まんがライフオリジナルで連載。平行連載されている『ちぃちゃんのおしながき　繁盛記』はまんがくらぶオリジナル連載されています。2018年12月20日時点で既巻数は14巻、『繁盛記』は9巻です。
小料理屋「みづは」を舞台とし、女将であり母親である有坂三葉（通称「みっちゃん」）、板前であり娘であり小学生である有坂千夏（通称「ちぃちゃん」）の親子で経営されています。
「みづは」へやってくる常連さん、一見さんを相手にほっこりとしたホームコメディが繰り広げられる、心温まる作品です。『ちぃちゃんのおしながき』は4コマ形式での連載、『繁盛記』はショートストーリー形式と形は違いますが、登場人物、物語は同じです。

どちらも1話完結で、どこから読んでも楽しめる内容です。
登場人物みんな明るく温かく、日常系漫画のような安心感があります。ちぃちゃんの小学生ならではの発想を活かした創作料理レシピも紹介されたりと、漫画としてもレシピ本としても重宝できる作品です。

６．【たくのみ。】

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6作目は『たくのみ。』です。
火野遥人先生による作品で、2015年～2018年まで裏サンデー、WEBアプリマンガワンで連載。7巻で完結しました。
岡山から転職で東京へ住むことになった天月みちるは、シェアハウス「ステラハウス春野」へ住むことに。そこで出会った同居人3人は形は違えどみんなお酒が大好き。
みちる自身も元からお酒が嫌いでなかったため、すぐに馴染みます。
こうしてみちるの東京での暮らしが、お酒好きへの道が始まるのでした。

1話完結形式ながら、就職や恋愛とキャラクターごとに掘り下げられたストーリーがあります。1話に1つお酒の紹介があり、うんちくや美味しい飲み方、良く合うおつまみなどを紹介してくれ、お酒の教科書としても実用的です。
シェアハウスで生活することの楽しさ、お酒を楽しむための方法を魅力的に描いている作品です。