1巻のみの発売で「このマンガがすごい！ 2019」オトコ編1位に

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『天国大魔境』は2018年12月に発表された「このマンガがすごい！ 2019」で、見事オトコ編1位に輝きました。

この時点ではまだ単行本が1巻しか出ておらず、「刊行8巻以内の作品」というノミネート条件を考慮しても早すぎる受賞です。
石黒先生当人さえも「早い！」と率直に語っていたほど。
実際、本作はまだ“掴み”の段階であり、もう少しストーリーが進まないと内容を評価することは困難でしょう。

しかし同時に、掴みの段階でこれほど読者をワクワクさせる作品もそうそうありません。
魅力的な舞台設定、謎多き登場人物たち、様々なジャンルが入り交じった独特の世界観……どれをとっても読み手を惹き付ける要素ばかりです。

また、石黒先生がご自身のアカウントで語っていた「過去作を踏まえての今後の展開への期待」という部分も大きいと思われます。

それまでギャグ系やほのぼの系で人気を博してきた作者が壮大なスケールのシリアスものを発表したとなると、その振り幅からより一層魅力的に映るということは十分にあり得ます。
それ町や『木曜日のフルット』で見せてきた石黒ワールドとは大きく異なる『天国大魔境』の世界観に心を動かされた読者は相当な数に上るのではないでしょうか。

事前の期待感の高さと、それに見事応えた掴みの第1巻。
この時点で、既に受賞作に相応しい「ワクワク感」を提供してくれた本作は、石黒先生の新たな代表作になる可能性大です。

まとめ

「このマン」の1位だけでなく、1巻発売の時点でアニメPVまで作られていて、この『天国大魔境』に対する期待感は凄まじいものがあります。
実際、毎回何かしらの謎が解け、新たな謎が生まれていく展開には興味をそそられますし、新たな名作が誕生しそうな気配はヒシヒシ感じますよね。
今後目を離せないマンガの1つです！

公式PV