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【フルーツバスケット】再アニメ化決定記念! フルバの魅力まとめ #フルーツバスケット #フルバ
大ヒット作『フルーツバスケット』が再アニメ化されることを記念して、本作についてまとめました!
連載終了から10年以上が経過しても根強い人気を誇っている『フルバ』の魅力や、再アニメ化にあたって作者・高屋奈月先生が求めたことなどをお届けします!
薄幸でも直向きな少女と不思議体質の一家によるハートフルストーリー
出展 : Amazon.co.jp
『フルーツバスケット』は、高屋奈月先生が花とゆめで2006年まで連載していたハートフルラブストーリーです。
「フルバ」の愛称で親しまれた本作は、コミックス全23巻の全世界累計発行部数が3000万部を記録する大ヒット作品で、「最も売れている少女マンガ」としてギネス認定されました。
2015年からは次世代を描いた『フルーツバスケットanother』がマンガParkで連載されています。
タイトルの「フルーツバスケット」は子供の遊びで、椅子取りゲームの一種。
参加者は幾つかのフルーツ(りんご、バナナなど)の組に分かれ、鬼役の子を囲むようにして椅子に座り、鬼が特定のフルーツの名前を呼んだらそのフルーツの組の子は椅子を立ち、自分が座っていた椅子および隣以外の椅子に移動しなければなりません。
鬼はその空いた席を奪い、椅子に座れなかった子が次の鬼になるというルールです。
本作の主人公は、そのフルーツバスケットで子供の頃によく仲間はずれにされていた女の子・本田透(ほんだ とおる)。
幼少期に父、高校生になってから母を亡くし天涯孤独の身となった薄幸の少女です。
穏やかで優しい性格が災いしたのか、小さい頃はよくいじめの対象になっていました。
しかし透はそんな不幸な身の上にもめげず直向きに生き、ビル清掃のアルバイトをして糊口を凌ぎ、母の死後に引き取られた祖父の家が改装で使えなくなった際にはテント暮らしをするほど逞しい女子高生に成長しました。
そんな彼女の人生を変えたのは、小説家・草摩紫呉(そうま しぐれ)との出会い。
彼の家にたまたま訪れたことがきっかけで、草摩家に居候することになりますが……この草摩家は生まれつき物の怪「十二支」が憑いていて、異性に抱きつかれると憑かれた獣に変身してしまうという風変わりな体質の一族だったのです。
そんな草摩家の面々と共に生活することになった透には、たくさんの縁が生まれます。
中性的な顔立ちの優等生で、十二支「鼠」の物の怪が憑いている草摩由希(そうま ゆき)。
十二支に入れなかった「猫」の物の怪が憑いている無愛想でぶっきらぼうな少年・草摩夾(そうま きょう)。
透と彼らの結び付きはやがて三角関係に発展し、草摩家の抱える十二支の呪いの連鎖も合わさって、子供の遊びとは違う「フルーツバスケット」を形成していきます。
序盤はコメディ要素が強いものの、少しずつシリアスな展開になっていき、最後は笑顔で幕を閉じる。
『フルーツバスケット』はそんな物語です。
アニメスタッフ&キャストは2001年版から一新
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少女マンガのみならず、日本のマンガ史上に残る名作としてたくさんの人に愛されたフルバは、連載中の2001年にテレビアニメ化も果たしています。
当時指揮を執ったのは、『おじゃる丸』『あたしンち』の大地丙太郎監督。
制作はスタジオディーンが行いました。
2019年に放送される新アニメは、この2001年版からスタッフを一新して制作されることになりました。
これは原作者である高屋先生のご意向で、「閉じた幕をもう一度開けたいというのならば、新しく、新しいすべてで世界を再構築してくださいと。」とのこと。
なお、高屋先生の再アニメ化に対するコメントの全文はアニメ公式ホームページに掲載されています。
斯くして全てが再構築されることになったアニメ『フルーツバスケット』2019年版、その指揮を執るのは『進撃!巨人中学校』の井端義秀監督に決定しました。
シリーズ構成は『うさぎドロップ』『ジョーカー・ゲーム』の岸本卓さん、キャラクターデザインは『マクロスΔ』の進藤優さんが担当。
アニメーション制作はトムス・エンタテインメントが行います。
また、スタッフだけでなくキャストも完全に一新されています。
透を演じるのは石見舞菜香(いわみ まなか)さん。
『多田くんは恋をしない』テレサの透き通るような声が印象的で、透のイメージにもピッタリの声優さんですね。
由希役は島﨑信長(しまざき のぶなが)さん。
『Free!』七瀬遙のようなクールなイケメン役の印象が強く、『クズの本懐』粟屋麦のように不器用なキャラの経験もあるので、由希のイメージからズレることはないでしょう。
夾の担当声優は内田雄馬(うちだ ゆうま)さんです。
夾のぶっきらぼうで短気な性格は『マクロスΔ』のハヤテが近いかもしれません。
紫呉を演じる声優は中村悠一(なかむら ゆういち)さん。
屈折したキャラという点では『銀河英雄伝説 Die Neue These 邂逅』ロイエンタールと共通します。
ちなみに2001年版の主なキャストは以下の通りです。
本田透:堀江由衣(ほりえ ゆい)
草摩由希:久川綾(ひさかわ あや)
草摩夾:関智一(せき ともかず)
草摩紫呉:置鮎龍太郎(おきあゆ りょうたろう
由希役が女性から男性に変わったのが最大の変更点ですね。
久川さんは当時既に『少女革命ウテナ』の薫幹など少年役を演じた経験があったため、中性的な由希のイメージと合致したのでしょう。
今回演じる島﨑さんがどのような声色で演じるのか、その演技に注目が集まりそうです。