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Nov

【SSSS.GRIDMAN】トリガーが手がけたテレビアニメを全部まとめてみた【キルラキル】 #キルラキル #kill_la_kill #ルル子 #kizna #リトルウィッチアカデミア #ダリフラ #SSSS_GRIDMAN #プロメア #PROMARE

出典 : Amazon.co.jp

『SSSS.GRIDMAN』が2018年秋を代表するアニメになったことで、その制作を行ったトリガーが熱い注目を浴びています。
そこで今回、トリガーがこれまでに手がけてきた全てのテレビアニメ(元請制作作品)についてまとめてみました!

キルラキル

出典 : Amazon.co.jp

2011年8月22日に設立したトリガーはしばらくの間、他の制作会社が元請制作を行っているアニメの制作協力(グロス請け)やWebアニメの制作・公開を行っていました。
そして2013年秋、満を持して初の元請制作作品として企画・制作を行ったテレビアニメ『キルラキル』が放送を開始します。

キルラキルは鬼才・今石洋之監督の指揮のもと、脚本家の中島かずきさんなど『天元突破グレンラガン』の主要スタッフが集結して作られたアニメです。
ジャンルは学園モノのバトルアクション
父親の仇を探し本能字学園へと転校した女子高生の纏流子(まとい りゅうこ)が、着た者に超人的なパワーを付与する「極制服」と呼ばれる制服によって学園を支配する生徒会、更には裏で渦巻く陰謀に立ち向かい、激闘を繰り広げる日々を描いています。

本作の特徴は「THE・今石作品」という点に尽きます。

今石監督は伝説のアニメーター・金田伊功さんのフォロワーとしても知られています。
金田さんといえば、昭和のアニメはもちろん平成以降のアニメでもよく見られる「広角レンズ的な誇張表現によるダイナミックな構図」「手首・足首を曲げてガニマタでジャンプ」「ジグザグに進むビーム」「丸と十字の光でレンズゴーストを再現」といった技法の生みの親で、アニメ作画に革命を起こしたレジェンド中のレジェンド
その金田スタイルを数多く取り入れたキルラキルは、まず作画の面においてベテランアニメファンから高い評価を得ました。

同時に、「スケバン風の女子高生が学園抗争を巻き起こす」というクラシックな設定、昔の少年マンガのような息もつかせぬ怒濤の展開、暴力的なほど荒唐無稽な勢い、スケバン刑事をはじめとした昭和時代の名作のパロディ、そして女性キャラを惜しげもなく脱がしていくサービスシーン……と、昭和世代を狙い撃つかのような今石テイスト溢れる作風は若いアニメファンからも「逆に新鮮」と受け入れられ、初の元請制作オリジナル作品としては異例のヒットを記録。
強烈なインパクトを残す処女作となりました。

本作の成功により、トリガーのイメージはしばらくこのキルラキルによって支配されたと言っても過言ではなく、この先入観や固定観念は良くも悪くもしばらく払拭されませんでした。

異能バトルは日常系のなかで

出典 : Amazon.co.jp

キルラキルの放送終了から約半年後、テレビアニメ2作目となる元請制作作品『異能バトルは日常系のなかで』は2014年秋に放送されました。

原作は望公太先生(著作)、029先生(イラスト)によるGA文庫刊行のライトノベル作品。
重度の厨二病を患い、異能バトルに憧れ日々妄想を膨らませていた主人公・安藤寿来(あんどう じゅらい)をはじめとした文芸部部員が突然異能力に目覚めるも、大きな事件は起こらず平穏な日常が続いていく……という、従来の異能バトルのアンチテーゼ的なテーマを扱った物語です。
最強の力を得ることが多い主人公の異能力が「低温の黒い炎を操る」という微妙過ぎる能力なのも、本作ならではの特徴ですね。

原作付きの作品、しかもラノベ原作、そして日常もの&ラブコメというキルラキルとは真逆の作品をトリガーが手がけると発表された際には、アニメファンの間で物議を醸しました。
もっとも、本来アニメ制作会社は1つの作品のイメージで固められるものではなく、様々なタイプのアニメを手がけるのが普通なのですが……トリガーの場合は『エヴァ』で知られるあのガイナックスに所属していたスタッフを中心に設立された会社であること、今石監督の印象が非常に強いスタジオであること、その今石監督の作風が色濃く表れたキルラキルが名刺代わりの作品となりヒットを記録したことなどが原因で、どうしてもラノベ原作アニメとはイメージが合致しなかったようです。

こういったミスマッチもあってヒットには恵まれませんでしたが、トリガー設立の中心メンバーで代表取締役も務める大塚雅彦さんが総監督・シリーズ構成を務め、高橋正典監督が指揮を執った本作は決して低評価ではなく、作画面に関しては寧ろ高い評価を得ています。
ただ、オリジナル作品が大半を占めるトリガーにあって異端なアニメであることは否定できません。

宇宙パトロールルル子

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2016年春に放送された『宇宙パトロールルル子』は、トリガーにとって3作品目となる元請制作作品であり、キルラキルとはまた一味違った方向でトリガーらしさを追求したアニメです。
今石監督がシリーズ構成も担当し、全面的に指揮。
雨宮哲監督が第2監督を務め、イラストレーターのまご先生と『ブラック★ロックシューター』の芳垣祐介さんがキャラクターデザインを担当しています。

トリガー設立5周年記念作品として制作された本作は、銀河指定宇宙移民地区・OGIKUBOに住む13歳の女子中学生ルル子を主人公としたSFアニメ。
宇宙パトロールの刑事である父親が押収品の薬によって心ならずも氷漬けになってしまい、父の職場に駆け込んだ結果、なんやかんやで宇宙臨時バイトとして宇宙パトロールの隊員になり、宇宙犯罪者たちからOGIKUBOを守るために奔走する物語です。

今石監督はカートゥーンアニメに代表されるアメコミのようなカジュアルポップな絵柄を得意としている方ですが、宇宙パトロールルル子はその引き出しを豪快に開けたような作品。
キルラキルにも見られた勢いとハイテンションを打ち出しつつ、10分枠のショートアニメなのを逆手に取るかのようにキルラキルを上回るスピーディーな展開で、個性的過ぎるキャラたちによるメチャクチャでちょっぴり切ないストーリーが描かれています。

ショートアニメはどうしても人を選びますし、激動の物語なので、相性の良し悪しは他作品以上にあります。
しかしこのアニメ特有のリズム感がしっくり来る人にとっては、唯一無二の作品になるはずです。

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