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『このすば』『リゼロ』『転スラ』など、数々のヒット作を生み出している異世界転生＆転移アニメについてまとめました！
特に人気の高い10作品をはじめ、ブーム以前に放送されたレジェンド作品、2019年以降に放送される予定の作品を一気ににお届け！

転生したらスライムだった件

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2018年秋に放送された、菊地康仁監督・エイトビット制作によるアニメ。
原作は伏瀬先生（著者）、みっつばー先生（イラスト担当）が手がけ、GCノベルズより刊行されている同名のライトノベル作品です。
川上泰樹先生作画によるコミカライズが月刊少年シリウスで連載されている他、スピンオフ作品も複数生み出されています。

部下を庇い通り魔に刺され死んでしまった37歳会社員の主人公・三上悟（みかみ さとる）が、ファンタジーゲームのような世界観の異世界にスライムとして転生し、日々を楽しく過ごすという物語。
元の世界で死亡し異世界で転生しているので、ジャンルとしては「異世界転生」に分類されます。

小説投稿サイト「小説家になろう」で異世界転生・転移作品が出尽くしたとされていた中で、彗星の如く現れた作品です。
国民的RPG『ドラゴンクエスト』の影響で、最弱モンスターとしてすっかり定着したスライムを主人公とする意外性に加え、ライトな作風ながらスキル等の設定がしっかり作り込まれているなど完成度の高さが光り、人気を博しました。

オッサンが主人公ですが、アニメでは主人公がスライムになった途端に可愛い声になるので、オッサン感はほとんどありません。

この素晴らしい世界に祝福を！

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2016年冬に1期、2017年冬に2期が放送された、金崎貴臣監督・スタジオディーン制作によるアニメ。
原作は暁なつめ先生（著者）、三嶋くろね先生（イラスト担当）が手がけ、角川スニーカー文庫より刊行されている同名のライトノベル作品です。
2019年にはJ.C.STAFF制作による映画を公開予定です。

トラックに轢かれそうな女子高生を助けようとして庇おうとしたものの（実際には轢かれる運命にはなかったとその後判明）、実際にはトラックには轢かれず、しかし自分は轢かれたと勘違いし恐怖のあまり心臓麻痺で死亡するというユニークな形で異世界転生を果たした元引きこもりニートの主人公・カズマが駄女神のアクア、爆裂魔法フェチのめぐみん、ドMくっころせいだーのダクネスとパーティを組み、魔王討伐を目指しつつ愉快な日々を送る物語。
元の世界で死亡したのち異世界でそのままの姿で転生しているので、ジャンルとしては純粋な「異世界転生」に分類されます。

原作イラストとかなり趣向が異なるキャラデザで、作画崩壊かと疑うほどユルい絵を時折使用するなど、一見するとB級アニメのような作りになっているものの、実は作風に合わせた絶妙な崩しだった……かどうかはさておき、それが見事にハマって大ヒットアニメになりました。
声優陣のアドリブも光り、フリーダムでアットホームな雰囲気が作品の魅力をより引き立てています。

Re:ゼロから始める異世界生活

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2016年春～夏に放送された、渡邊政治監督・WHITE FOX制作によるアニメ。
原作は長月達平先生（著者）、大塚真一郎先生（イラスト担当）が手がけ、MF文庫Jより刊行されている同名のライトノベル作品です。
2018年に劇場公開された「Re:ゼロから始める異世界生活 Memory Snow」を皮切りに、OVAシリーズも展開されています。

ごく普通の日常を送っていた引きこもりの高校生ナツキ・スバルが異世界に召還され、そこで嫉妬の魔女サテラに「死に戻り」という自身の死によって時間を巻き戻す能力を与えられ、ハーフエルフの次期国王候補エミリアや鬼族のメイド姉妹ラム＆レムらと打ち解け、過酷な運命に立ち向かう……というお話です。
スバルが異世界に転送された理由は明かされておらず、ジャンルとしては「異世界転移」に分類されます。

鬱展開の連続、主人公スバルの追い詰められたが故の痛々しい言動がアニメでは幾分か緩和され、より入り込みやすい作風になったことで、1期から作者の想定を超えるヒットを記録。
多くの原作組に強烈なカタルシスをもたらしたエピソード「ゼロから」を映像化したアニメ18話は都内の駅に巨大な広告を展開し、話題になりました。

ノーゲーム・ノーライフ

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2014年春に放送された、いしづかあつこ監督・MADHOUSE制作によるアニメ。
原作は榎宮祐先生が文書・イラスト共に手がけ、MF文庫Jより刊行されている同名のライトノベル作品です。
2017年には映画「ノーゲーム・ノーライフ ゼロ」が公開され、大ヒットを記録しました。

対人関係に多大な問題を抱えたゲーム廃人の兄妹・空（そら）と白（しろ）が、世の全てが単純なゲームで決まる世界「盤上の輪廻 （ディスボード）」へと召喚され、そこで自身のゲームセンスを頼りに戦っていく物語。
異世界の唯一神テトによって召喚されたため、ジャンルとしては「異世界転移（召還）」に分類されます。

原作の持ち味であるスリリングな頭脳戦とキャラクターの魅力、そしてのちに大ヒットアニメ『宇宙よりも遠い場所』を生み出した、いしづかあつこ監督＆花田十輝さんのコンビによる演出マジックが好評を博し、アニメ化は大成功。
1期終了から3年が経過していた劇場版にも多くのファンが詰めかけ、最終的なスクリーン数は当初の3倍近い178館にまで拡大しました。