アニメ・漫画・ゲーム・コスプレなどの気になるコンテンツ情報が盛りだくさん!

MENU

3

May

ガンダムにおける「正義と悪」〜『ファースト』から『逆襲のシャア』までの「正義と悪」を考察

『Zガンダム』における正義と悪

出典 : Amazon.co.jp

『Zガンダム』に登場するのは、地球連邦軍のティターンズ、そして反地球連邦軍のエゥーゴです。そして今作で「正義」と見られがちなのは、エゥーゴです。

「反地球連邦軍なのになぜ?」と思われるかもしれませんが、これにはワケがあります。
一年戦争が終戦したあと、地球連邦軍はジオン軍の生き残りを掃討しようと「ジオン残党狩り」を実行します。ティターンズはその「ジオン残党狩り」のための特殊部隊、となっています。
しかし、宇宙市民にとってはジオン軍の思想は味方なので、ティターンズによる掃討がそう上手くいかなく、痺れを切らしたティターンズは使用が禁じられていた毒ガスによっての虐殺を実行。
ジオン残党どころか、サイド1にいた数多くの宇宙市民の命を奪うこととなりました。

しかし、この大虐殺は報道規制により隠蔽され、ティターンズへの不満は募るばかり。
そこで結成されたのが反地球連邦軍のエゥーゴです。
そのエゥーゴにはかつてのジオン軍のエース・シャアがクワトロ・バジーナとして合流しており、一時期はアムロとシャアが共闘するという場面もありました。

かつては正義と見られた地球連邦軍の内乱によって分裂した、2つの軍。さらにはハマーン・カーンが率いるジオン残党軍のアクシズも加わり、今作では混沌とした三つ巴が描かれています。
アクシズはかつてのジオン軍、それもザビ家が目指していたジオン公国復活を掲げており、ザビ家最後の生き残りであるミネバ・ラオ・ザビを君主としています。
ですが、ミネバは傀儡君主にすぎなく、実際はハマーンの思惑通りとなっています。

エゥーゴは正義と見られ、ティターンズは悪と見られていました
今作ではそのような風潮は決して間違ったものではなく、シャアの力もあり、エゥーゴはそれまでの地球連邦政府の傲慢な政策を打ち破る目的を果たすため、活動するようになります。
しかし、地球連邦政府は依然として高圧的であり、シャアはその実情に呆れ、『逆襲のシャア』へと物語は発展していきます。

コメントする

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です