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【キノの旅】各国のあらすじ・キャラの魅力についてまとめてみた! #キノの旅

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出展 : Amazon.co.jp

『キノの旅』といえば小説愛好家が当たり前に認知する作品タイトルだ。2000年から電撃文庫で連載を開始。瞬く間に人気を博し2003年アニメ化をされ、近年2017年でもリメイク版が放送された。
作者:時雨沢恵一といえば、小学生でも読めるような優しい文体とテンポの良くから広く年齢幅で読者層から愛される。しかし幼稚さとはまた異なり、言葉を深く捉えた『キノの旅』はこちらがハッとするような感慨深さと社会描写を説いてくる。連載開始から20年経った今でもなお愛される理由は、小学生でも触れられるハードルの低さと、大人でも楽しめる言葉遊びが相まってのことだろう。

今回はそんな『キノの旅』の各国の特徴、および登場人物の背景をまとめてみた。ネタバレ込みになるので要注意だが、あの言葉遊びの痛快感を思い出したい読者はぜひ目を通して思い起こして欲しい。

【各国まとめ】『キノの旅 -the Beautiful World-』2003年アニメ第一弾
1話『人の痛みがわかる国』

小さい頃、よく言われなかっただろうか?
人の痛みがわかる人間になりなさい、とーーー。

他人の痛みがわかればそれだけで人は優しくなれる。そんな理想を持ったある国は優れた最新科学を用いて「人の思いが脳神経を介して伝わる薬」を作った。「綺麗」という言葉一つ、各人の感覚が分かれるように他人が感じる想いをしっかりと汲み取ることは存外難しい。それを直感的に共有できる薬となれば国民はこぞってその薬を飲んだ。「飲まない」という選択肢はなかった。みんなは脳で共有していて自分だけ理解ができない仲間はずれほど恐ろしいものはないからだ。

結果ーーー
キノが訪れたその国は、街を蔓延り運営するのは機械仕掛けのロボットたちだけ。人々は何かに怯えたように一人一人家を所有して引き篭もっていた。

ある一定の距離に入れば人の心がわかってしまう。自分が元気な時でも苦痛を感じる隣人の思いを共感してしまう。本当は興味ない事柄だが相手のために話を合わせていたことがバレてしまう。

人の心を全て理解するものじゃない。伝えよう、わかろうとするのが大切なのだ。
キノは国で出会った一人の男と、別れ際、視線を交わした。キノは薬を飲んでいないから男と心を交わすことはできない。だがーーー「死なないで」「ありがとう」目線でそう交わした気がした。

2話『人を喰った話』

キノは雪山で遭難している3人の男と出会う。車のタイヤが雪に足を取られ立ち往生していたらしい。
2週間も空腹に耐えたという男たちのためにキノは野ウサギを狩り彼らの体力が回復する3日間を付き合った。感謝する彼らはキノに自国の話をし、お礼にと綺麗な指輪さえくれた。

ただ、キノは複雑な心境だった。野ウサギにも男3人にも何の恨みもなければ加担する義理もない。ただ、「人間のよしみ」で男たちを助けると決め野ウサギを殺す。自分が生きて行くためではなく、「人間贔屓」で男たちを助けることに、キノは心の中で野ウサギに手を合わせた。

3人はみるみるうちに体力を取り戻し、雪解けと同時に彼らの車も動くようになった。彼らともこれでお別れだ。そんな矢先にキノは彼らに銃口を向けられた。彼らは感謝していた。しかし、同時に奴隷商人である彼らは仕事を済ませて国に帰らないといけない。この雪山で生き抜くため、彼らは最初、奴隷を食べて生き延びていた。今はもう商品が手元にない。商品になりうるキノを売るしか選択肢はなかったのだ。

キノを捕らえようとする男たちをキノは殺した。
野ウサギを殺し、生かした命を殺し、そしてーーーお礼にと渡された指輪も返した。

それでもきっと、キノはまた同じことに遭遇すれば同じことをするのだろう。

3話『予言の国』(悲しい国)

キノが立ち寄ったある国は「明後日世界は終わる」という。それは遠く離れた土地で手に入れた「予言の書」がそう言っているからだ。キノは話を信じる信じないではなく、通常と変わらない日常をその国で過ごすことにした。明後日を憐れむ人々から無償で物資を譲り受け、その日を迎えたキノはーーー生きていた。世界は終わらなかったのだ。

世界が終わらないことを「なぜ終わらない」「なぜ外れた」と驚愕する人々を尻目にキノは次の国へ行った。次に訪れた国は「悲しい国」だった。とある悲劇に見舞われた歌人の歌を毎日絶やさず村娘が歌う決まりのその国は悲しみで満たされていた。その歌は本となりーーーある国では「予言の書」として崇められているという。

「悲しい国」を出たキノは次の国に向かう途中に1台の戦車と出会う。どこに向かうのかと聞くと「予言の国」を破壊しに向かうのだという。その理由を問えば異国の地から伝わった予言の書に、世界の終わりを防ぐためには「緑の皿」を割るしか方法がないのだという。緑の皿=予言の国と見立てた戦車の一行は世界を終わらせないために「予言の国」を滅ぼすという。その予言の書が、一人の詩人の悲しみを綴った本とも知らずに。

「予言の国」の予言はあっていたのだろうかーーー
国が滅ぶ彼らを思いながら、キノには正解が分からなかった。

12話『平和な国』

キノが立ち寄ったその国ではロケットや戦車が街並みに飾られていた。錆び付いて、おそらく使われていないだろうそれらと、平穏そうな町並みは戦争とかけ離れている。しかし、その国は今、隣国と戦争中だという。「国の人間は一人も死ぬことはない」近代的な戦争を見出したのだという国民の言葉に、真相を知る為、キノは実際の戦争を見学させてもらった。

そこで見た戦争では、確かに国民も隣国の人間も、2国間の間では誰も死ななかった。

しかし、戦争の勝敗を決める内容とは、「タタタ族」と呼ばれる民族を殺した数を争うといった内容だった。勝手に標的とされたタタタ族は、勝手な2国に追いかけ回され理由もなく殺され、ただただ死人の数を競われる。キノは多くの犠牲の上に成り立つ平和に異議を唱えるが、綺麗事では戦争は止まらないし、人の支配欲や残虐性は発散できないと歴史博物館の館長に諭される。平和のための犠牲だとーーー。

キノは不愉快なその国を後にした。そうすると道中、タタタ族の集団にキノは囲まれた。彼らは2国に対して大いなる憎悪を持つがその一方で刃向かうだけの力をもたない。だから、二国から出てきた旅人を自分たちのあれ荒んだ心を癒すために、自分たちが受けた非情な殺害方法で甚振り殺すのだという。

キノは自衛のために発砲した。非力なタタタ族はそのことに恐れすぐにキノから遠ざかった。
誰かを傷つけ、その上に成り立つ平穏。連鎖で広がる憎悪。キノは胸糞悪いその土地を後にした。

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