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Jul

【アニメタ!】元アニメーターによる「アニメ業界の真実」・・。リアルさはSHIROBAKO以上!?話題のマンガ #アニメタ

『アニメタ!』は二度生き返る

資料的価値、続きを読みたいと思わせる力はバツグンの『アニメタ!』ですが、作者の花村ヤソ先生によると、2017年当時には「4巻での打ち切りがほぼ決まっていた」という状態だったそうです。

そんな状況下にあって、花村先生が2017年4月に自らのTwitterで行った投稿が大きな話題を生みます。

その投稿は、「動画」に関する評価の低さと賃金の安さについて「この状況を多くの人に知って欲しい」と訴えたもの。
アニメの命であるはずの動画を担う大半のアニメーターは仕事量と報酬が見合っていないという現実を指摘した内容で、作中でもこの件はかなり丁寧に掘り下げて描かれています。

この投稿はニュースサイトでも取り上げられるほどの大反響を呼び、アニメーターの過酷な労働条件が各所で議論されるようになりました。
そして本件の影響の大きさも手伝い、品薄状態だった単行本の重版が決まり、打ち切りの話が撤回されたと花村先生は仰っています。
SNSが情報発信の主流になった現代ならではの逆転劇ですね。

……しかしその後再び連載継続の危機が訪れます。
編集部の意向で6巻での終了が告知されたと、花村先生のTwitterで発表されました。

通常、編集部から終了を宣言された場合はその決定が覆ることはありません。
まして『アニメタ!』は過去に一度打ち切りが決まりかけていた作品。
継続は絶望的と言える状況です。

ですが、本件はここから驚きの展開を見せます。

花村先生の投稿を見たファンがTwitterや手紙などで「もっと続けて欲しい」と訴え、花村先生も編集長に直談判した結果、6巻終了が撤回される可能性が出て来たのです!

そしてその1ヶ月後、「次にくるマンガ大賞 2018」にノミネートされることになります。
もしここで上位に入れば、本作は二度の打ち切りの危機を乗り切るという稀な作品になるでしょう。

作中でのユキムラ同様、脅威の粘り強さを見せている『アニメタ!』の今後に注目です!

まとめ

『SHIROBAKO』をはじめ、アニメ業界について描いた作品は過去にも何作かありますが、この『アニメタ!』はその中で一番専門性が高い内容だと思います。
また、マンガとしても優れた点がたくさんあって、特に動画検査の富士さんはかなり魅力的なキャラです!
どうしても「作監」や「キャラクターデザイン」のクレジットに目が行きがちでしたけど、アニメはやっぱり動画ですし、今後は動画のクオリティを左右する方々の努力や能力にも注目していきたいですね。

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