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31

Jul

【はねバド】など途中で作風がガラッと変わった作品まとめ #はねバド #幽遊白書 #fate #キン肉マン #ヒカルの碁

Fate/stay night(コミック版)

デビュー当初のマンガ家は数ヶ月で絵柄が大きく変わるもので、単行本が出る頃には大幅に進化している作品も少なからずあります。
ただ、中には大幅な進化という枠組みさえも飛び越え、まるで別の作者が描いているのではと言われるほど劇的に変化を遂げたケースも稀に存在します。
コミック版『Fate/stay night』はその代表例でしょう。

『Fate/stay night』の原作は同タイトルのPCゲームで、テレビアニメ化、映画化を果たした大ヒット作。
今や日本を代表するスマホゲームになった『Fate/Grand Order』の元となった作品でもあります。

そんな有名作品のコミカライズとして本作は2006年~2012年の間、月刊少年エースで連載されました。
作画を担当した西脇だっと先生の絵柄は当初、幼さが強めに出た画風でしたが……連載が進むにつれ凄まじいほどの画力アップを果たし、同時にマッチョ化・ギラギラ化が進みました。

これが…

出展 : Amazon.co.jp

 

こうなる!!

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士郎(しろう)の体躯やセイバーさんの獲物を見る目は初期と後期では完全に別物。
まるで作中で10年くらい時が流れたかのような変化を見せました。

キン肉マン

連載マンガは人の手によって断続的に生み出される作品なので、そこには多かれ少なかれ揺らぎが生じます。
同じ作品内においても、作者が好調ならクオリティの高いエピソードが生まれますし、不調の時には手癖で描いたような凡庸な話になってしまうでしょう。
また、作者にアドバイスする立場の編集者によって作品の質が変わることもあります。

嶋田隆司先生中井義則先生によるマンガ家ユニット・ゆでたまごが手掛ける『キン肉マン』は、その揺らぎが最も顕著に表れたマンガです。

本作は1979年~1987年に週刊少年ジャンプで連載され、爆発的ヒット作となりました。
連載当初はプロレスバトルではなく、落ちこぼれのヒーロー・キン肉マンが地球征服を目論む怪獣や宇宙人と巨大化して戦うというウルトラマン的な路線で、悲哀に満ちたヒーローものといった内容でした。
かなり独特なセンスで展開される小気味良いギャグが冴え渡り、連載当初からアンケートでも上位に入り続けていたそうです。

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その後、キン肉マンがテリーマンと組んでプロレスのリングで試合をした回が好評だったことをきっかけに超人オリンピックを開催し、プロレス路線にシフト
ギャグの頻度は大幅に減り、バトル中心のストーリーが展開され、「キン消し」のヒットなどもあり大ブームを巻き起こしました。

そして連載終了から10年が経った1997年、次世代の活躍を描いた『キン肉マンII世』を週刊プレイボーイでスタート。
10年前と比べ、中井先生の画力がかなり上がっていたこともあり、正統進化を遂げた本作は多くのファンに受け入れられました。

ですが……第二部「究極の超人タッグ編」は展開の冗長さ、旧作のキャラを蔑ろにするような描写が目立ち、不評を買ってしまいます。

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しかしそこで作者の2人は気持ちを折らず、キン肉マンの立て直しに着手します。
更に、アメトーークでも話題に出た東大卒のキン肉マンマニアの方が編集者になり、II世ではなくキン肉マンの新シリーズとして「完璧超人始祖編」をスタート。
このシリーズは過去最高峰のクオリティとなり、昔のキン肉マンを知らない世代さえも取り込むほどの人気を獲得しました。

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