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25

Jul

【ラディアン】フランス発の少年漫画が日本のクリエイターによってアニメ化!【2018秋アニメ】 #ラディアン #RADIANT

あらすじ

カッコいい大魔法使いになることを目指す少年・セト。
空からやってくる怪物・ネメシスを倒すため、毎日の特訓に励むが、うまくいかずトラブル続き。
村人たちに迷惑をかけ、育ての親・アルマからも叱られてしまう。
そんなとき、超巨大ネメシスが村を襲う!
世界を救うためネメシスの根絶を決意したセトは、ネメシスの巣があるという伝説の地”ラディアン”を探す旅に出る。
新たな仲間との出会いや、強敵との戦い、待ち受ける困難に立ち向かうセトの冒険が今、始まる!

引用:nhk.or.jp

『ラディアン』とは

出典:amazon

ラディアン』はフラン人の漫画家、トニー・ヴァレント氏によるバンド・デシネ(漫画作品)。
本作は2013年よりフランスで刊行され、日本では2015年からユーロマンガ合同会社および飛鳥新社から翻訳版が刊行されました。
主人公・セトが一人前の魔法使いを目指して旅に出る冒険ファンタジーで、ファレノスという空中にいくつもの大陸や島がある世界が舞台となって、基本的にコミカルに描かれているものの、異なる者に対する「差別」や「排斥」といったシリアスなテーマが込められています。

この世界にはネメシスという怪物が存在していて、どこからともなく現れては村や街を襲い、住人たちはこの怪物を恐れています。
唯一ネメシスに対抗できるが魔法使い。魔法使いたちは魔法を駆使してネメシスを駆除する役目を負っているが、同時に厄介者として人々から恐れられ、忌み嫌われてもいました。
また、治安維持の役割を持つ異端審問所という組織があり、魔法に関する事件の処理をしていて、時には魔法使いの弾圧も行います。

このように、セトの目指す魔法使いは人々を助けるヒーローのような存在であり、同時に異端として忌み嫌われる存在でも存在でもあります。
この「魔法使いという存在」は「人々の平和」と並ぶ大きなテーマになると言えるでしょう。

『トニー・ヴァレント』とは

出典:amazon

トニー・ヴァレントはフランスのバンド・デシネ作家。
鳥山明を通じて日本の漫画を知り、多くの日本の漫画作品を愛好していて、一般的にカラーページで描かれるバンド・デシネでは珍しい白黒のページで描かれていたり、コマ割りからキャラクター造詣、文字や効果線の使用まで、日本の漫画やアニメのスタイルを取り入れています。

本作でもそのスタイルは貫かれ、さらに少年漫画のフォーマットを用いた深いテーマを描くことを目標にして作られました。
その反面、真島ヒロの『FAIRY TAIL』に似ていると友人に言われると、ストーリーからその要素を省くといったことも行っています。
テーマの一つである「排斥」を描くにあたり、中世の魔女狩りを取り入れるなど、自国の歴史も掛け合わせることでヴァレント独自の世界観が描かれています。

『ラディアン』はフランスの歴史と日本の漫画文化を融合させた、フランス人のヴァレントだからこそ描けた冒険ファンタジー作品なのです。

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