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23

Jul

【この世の果てで恋を唄う少女YU-NO】アニメ化記念! シュタゲにも通じる不朽の名作をまとめてみた #yu_no

革新的なシステムとドラマティックなストーリー

出典 : (c)MAGES. / 5pb. : この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 公式サイト

『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』は、1996年12月に発売されたPCゲームおよびそれを原作とした作品です。
主人公・有馬たくや(ありま たくや)リフレクターデバイスと呼ばれる装置を使い、並列世界(パラレルワールド)を行き来しながら周囲の人々を救い、死んだと思われていた父・広大(こうだい)の足跡を追いかける物語が描かれています。

並列世界を題材とした作品は1990年代当時においても珍しいものではなく、過去に多数の名作が生み出されていました。
しかしこの『YU-NO』のように、並列世界をゲームのシステムとして組み込み、異なる世界線を移動すること(空間軸・時間軸ともに移動可能)自体にゲーム性を持たせた作品は他に類を見ませんでした。

このシステムは「Auto Diverge Mapping System(オート分岐マッピング・システム)」、通称“A.D.M.S(アダムス)”という名称で、世界線の移動によってルートが分岐していくのですが、移動するためには「宝玉」と呼ばれるアイテムをゲーム内で発見し、使用する必要があります。
「宝玉」は一度使うとなくなり、別の世界線へ移動するためにはその世界線において再び「宝玉」を発見しなければなりません。
また、「宝玉」の収集自体がゲームを進行する上でのキーアイテムにもなっており、世界線を移動しながら宝玉をストックしていくことが主目的となっています。

このA.D.M.Sに加え、『YU-NO』はストーリー面での評価も非常に高く、システムとストーリーが連動した稀有なゲームとして高い評価を得ました。

現代にも通用する魅力的なキャラクターたち

出典 : (c)MAGES. / 5pb. : この世の果てで恋を唄う少女YU-NO 公式サイト

『YU-NO』の原作は18禁ゲーム(エロゲ)なので、登場人物の多くは女性です。
(リメイク版はどれもコンシューマ向けなのでエロゲではありません)

転校を繰り返すミステリアスで無口な少女・波多乃神奈(はたの かんな)
市長の娘でたくやに好意を寄せるも、とある事情で距離を置くことになった同級生・島津澪(しまづ みお)
たくやの義母ながら若くして未亡人となってしまった有馬亜由美(ありま あゆみ)

その他、たくやが通う境町学園の学長の秘書で一時期たくやと交際していた一条美月(いちじょう みつき)、境町学園の校医かつ担任の武田絵里子(たけだ えりこ)など、やや年上が多いのが特徴です。

彼女たちの中の数人は表向きの肩書きとは違う、それぞれ裏の事情を抱えていて、ストーリーが進むにつれそれが判明していきます。
そういった面々が織り成す人間ドラマも、この『YU-NO』の大きな魅力の一つです。

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