26
Mar
【ドラゴンボール】孫悟空の名言20選! 「オッス、オラ悟空!」は原作で言ってない?
(画像引用 : Amazon)
全世界で絶大な人気を誇る『ドラゴンボール』の主人公・孫悟空。その悟空が作中で口にした名言の数々をまとめました!
初期の天真爛漫な悟空ならではのセリフから大人になりニヒルな魅力も身に付けた悟空らしいセリフまで、心に残る名言を20お届けします!
オッス、オラ悟空!
(画像引用 : Amazon)
悟空と言えばこの挨拶、というくらいに有名なセリフ。
しかし「やあオッス!!」や「オラ悟空だ」といった近いセリフはあるものの、この文言自体は原作には登場しません。
これは悟空の声を長年演じている野沢雅子さんがスタッフに言った言葉がそのまま採用され、アニメの次回予告の頭に使われるようになったとの事です。
ちなみに最初に使用されたのは、アニメ第2話「あらららー!タマがない!」の次回予告とかなり早め。
以降は毎回使われている……かというと意外とそれも違っていて、悟空だけではなくブルマやクリリン、ヤムチャ、亀仙人などが担当する回もあり、悟空の回でも「おっす!」すら言わないパターンもあります。
ハラへった
(画像引用 : Amazon)
原作の悟空が度々口にするセリフと言えばこれ。
第1話「ブルマと孫悟空」で早速「ハラへったな……」というセリフが登場し、以降も事ある毎にハラをへらしています。
子供時代の悟空はお腹が空くと力が出ず普段よりも弱くなってしまい、これによってピンチに陥る事も少なくありません。
「尻尾を引っ張られると力が抜ける」と並び、悟空の有名な弱点の一つです。
タマがねえ…!! チ…チンも…
(画像引用 : Amazon)
ブルマと出会った頃の悟空はずっと山奥で孫悟飯(亀仙人の弟子で悟空を拾い育てた老人)と2人で暮らしていた為、女性と出会った経験も知識もゼロ。
その悟空、子供の頃から悟飯の股間を枕にして寝ていたようで、それと同じ事を睡眠中のブルマにした結果、フカフカさが今一つだった模様。
悟空が純粋な好奇心でパンティを脱がすと、キンタマもチンもない股間が露わになり、衝撃のあまり悲鳴をあげてこのセリフを呟きました。
しかも脱がしたパンティをそのままにしていた為、筋斗雲やドラゴンボール(三星球)を貰う代わりに亀仙人にパンティを見せるという交渉を行った際、ノーパンの下半身を見せてしまうハメに。
ブチキレたブルマからマシンガンを食らった悟空は「人のパンツを脱がしたらダメ」と学びましたが、同時に「女の子かどうか確かめるには股間をパンパンすればいい」という余計な知識も得てしまったようです。
初期の『ドラゴンボール』はギャグの一環と読者サービスを兼ねてブルマのお色気シーンが度々登場します。
おっちゃんもけっこうじょうぶいね…
(画像引用 : Amazon)
ドラゴンボール探しに一段落ついた悟空はその後、亀仙人のもとでクリリンと共に修行に励み、第21回天下一武道会に出場。
亀仙人扮するジャッキー・チュンに決勝で敗れたものの準優勝を飾り、悟飯の形見である四星球を探すべく旅に出ました。
その旅先で敵対する事になったのがドラゴンボールの悪用を企むレッドリボン軍。
ジングル村にあるマッスルタワーと呼ばれる基地に捕えられている村長を助ける為に最上階を目指していた最中、忍者ムラサキと戦う事になりました。
様々な忍術を駆使するムラサキは忍法タタミ返しで悟空の投げる手裏剣を防ぎますが、返すタタミがなくなったため額にモロに手裏剣を食らい、痛がってはいるものの大してダメージを受けていない彼に対し悟空が思わず漏らしたのがこのセリフでした。
初期のドラゴンボールは冒険譚であるのと同時に、悟空の非常識さをギャグにする漫画でもありました。
その悟空がツッコミ役に回るという珍しいシーン。
何気にドラゴンボールの路線が徐々に変わってきた事を示唆したセリフと言えます。
オラわくわくしてきたぞ
(画像引用 : Amazon)
悟空の代名詞的なセリフと言えばこれ。
ただしモノマネでも多用されている「わくわくすっぞ」は厳密には原作の表現と若干異なり、基本的には「わくわくするぞ」「わくわくしてきたぞ」といった言い回しです。
このセリフは占いババの宮殿で仮面を被った孫悟飯と戦った際のもので、他にもジャッキー・チュン、クリリン、マジュニア(ピッコロ)、ベジータ戦などでワクワクしています。
相手が強ければ強いほど気持ちが昂ぶるのは、悟空の最大の特徴であり魅力。
のちに戦闘民族サイヤ人と判明した際にも、恐らく大半の読者が納得したと思われます。
おめえはクリリンのカタキだ…! オラがぶっ殺してやる!!
(画像引用 : Amazon)
第22回天下一武道会決勝、天津飯との白熱した試合の末惜しくも敗れた悟空。
それでも満足行く戦いが出来て、爽やかに大会終了……と思ったのも束の間、悟空が忘れた如意棒を取りに行ったクリリンが何者かに殺害されるというショッキングな事件が起こります。
そして激昂した悟空がその犯人である魔族のタンバリンを追い、見つけた時に言い放ったのがこの言葉です。
悟空は決して不殺主義ではありませんが、敵に対して「殺す」という言葉を使う事は殆どなく、これが唯一の機会。
クリリンへの友情とそれ故の怒りが如実に見て取れるセリフで、このシーンを皮切りに初のシリアス長編となったピッコロ大魔王編へと突入します。
オラのすべてをこの拳にかける!!!!
(画像引用 : Amazon)
タンバリンを生み出したのは、ピラフ一味によって復活したピッコロ大魔王。
暴力が正当化される世界を望む魔族の長を相手に悟空は為す術なく敗れ、かつて封印に成功した「魔封波」も失敗に終わり亀仙人まで死亡。
世界が絶望的な状況に追い込まれる中、辛うじて一命を取り留めた悟空はカリン塔へと赴き、猛毒ではあるが飲めば飛躍的にパワーアップする「超神水」を全て飲み干し、神龍の力で若返ったピッコロ大魔王との再戦へ挑みました。
戦いは悟空優勢に進むも、天津飯を人質にとったピッコロ大魔王に左腕、右脚、左脚を砕かれ絶体絶命。
しかしトドメを刺そうとする大魔王に対し、悟空はかめはめ波の噴射力(いわゆる逆かめはめ波)で突撃し、右腕一本で最後の勝負に出ました。
このセリフと共に繰り出された拳は一部のゲームシリーズで「龍拳」と名付けられ、その後アニメでも使用されるようになりました。
じゃケッコンすっか!
(画像引用 : Amazon)
ピッコロ大魔王を倒した後、神龍とドラゴンボール復活のため神様に会いに言った悟空は大魔王が分身を残したと知り、迎え撃つため神のもとで修行に励みます。
そして月日は流れ第23回天下一武道会が開幕。
見違えるほど身長が伸びた悟空をはじめ、クリリン、ヤムチャ、天津飯、餃子といったおなじみの面々が再集結する中、ピッコロの分身も「マジュニア」と名乗り大会に参加します。
餃子以外の面々が順当に勝ち進み、迎えた本戦。
悟空は匿名希望の女性武闘家と対戦し、危なげなく勝利しますが……その正体は少年期にフライパン山で知り合った少女チチでした。
当時は「ヨメ」の意味を知らず食べ物と思っていた為、チチの「嫁にもらいにきてくれな」という言葉を安請け合いした悟空。
しかし約束したものは仕方ないとアッサリ受け入れ、事実上のプロポーズを公衆の面前で行いました。
主人公の結婚がこれほどサクッと決まったケースは他にないのではないでしょうか。
へへ…わりいな…こんどばっかりはわくわくしねえよ…おっそろしくてよガタガタしてらあ…
(画像引用 : Amazon)
ピッコロを倒しついに天下一武道会初優勝を果たし、月日は流れ5年後。
悟空はチチと結婚し、息子・悟飯を儲け平和な日々を過ごしていました。
しかし悟飯と共にカメハウスを訪れていた悟空の前に、兄ラディッツが突然来襲。
そこで悟空は自身の出自が地球人ではなくサイヤ人だと知らされ、仲間になるよう告げられます。
拒否した悟空ですがたったの一撃で倒され、悟飯はラディッツによって連れ去られてしまいました。
悟空を取り戻すべく、悟空はピッコロとの共闘を決意。
2人でラディッツと対峙した際に彼から「他の2人のサイヤ人はオレより強い」と明かされ、ピッコロから「わくわくするだろ孫悟空…」と問われるも、この言葉を返さざるを得ませんでした。
あの悟空がここまでの弱音を吐いた事に多くの読者が驚愕し、サイヤ人の恐ろしさを実感した筈です。
フトンが……ふっとんだ!!!
(画像引用 : Amazon)
ピッコロの魔貫光殺砲にラディッツごと撃ち抜かれ死亡した悟空。
あの世で更なるサイヤ人来襲に備えるべく、界王さまのもとで修行する事になりました。
しかし界王さまはシャレのわかる人間でないと修行させないと言います。
そこで悟空が戸惑いながらも発したダジャレがこれ。
初歩的なダジャレですが界王さまのツボに入ったらしく、悟空は無事修行する事を許されました。
余談ですが、リアルタイムで『ドラゴンボール』を読んでいた当時の小・中学生の間ではこのダジャレが大流行し、全国の学校で「フトンがふっとんだ」旋風が巻き起こりました。
それだけ本作の人気が凄まじかったという証と言えます。