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Sep
【アイドルマスター シンデレラガールズ U149】2期の可能性を徹底検証! After20のアニメ化も?
(画像引用 : Amazon)
2023年春放送『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』の2期が制作される可能性を徹底検証!
アイマスファンの評価、円盤売上などから続編が作られるかどうかを予想。姉妹作のAfter20がアニメ化するかどうかも検証します!
円盤売上はクール内上位! 評価もかなり高め
(画像引用 : Amazon)
149cm以下の小学生アイドルで構成された「第3芸能課」の活動を描き、好評を博した『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』。
その円盤(Blu-ray・DVD)売上は1巻が5000枚弱、2巻が初週のみで4500枚強を記録しています。
全4巻の平均は5000枚前後になる事が予想され、これは2023年春クールにおける3位の成績です。
2015年放送の『アイドルマスター シンデレラガールズ』と比べると大きく落としてはいますが……近年は配信でアニメを観る人が多い事から円盤不況となって久しく、かつては続編のボーダーラインと言われた5000枚が今ではトップクラスのセールスとなっている事を踏まえると、寧ろ大健闘と言える数字でしょう。
同じ春クールに放送された『僕の心のヤバいやつ』は3000枚強の売上で早々に2期を決めており、現在の水準であれば十分に2期を狙えるラインです。
一方、配信に関しては目立った結果は出ていません。
とはいえ、アイマスシリーズが最初にアニメ化されたのは15年以上前で、デレマスでも8年前。
当時は配信でアニメを観るという時代ではなかった為、シリーズを通してのファンの間では配信で視聴する習慣がない事が推察され、この結果はやむを得ないと言えるでしょう。
ただし、作品評価は上々です。
ニコニコ動画が実施しているニコ生アニメアンケートでは、「1.とても良かった」の割合が全話95%超えを記録し、同クールの他作品を圧倒。
『鬼滅の刃』や【推しの子】を抑え、ダントツの1位となりました。
また、Amazonプライムビデオなど他の配信プラットフォームでも軒並み高得点を記録しており、利用者こそ余り多くなかったものの配信で観た人の評価は非常に高かったようです。
従来からのアイマスシリーズのファンによる評価は、純粋な作品評価以外の様々な要素も含まれていると思われますが、配信で本作を観た人は比較的ライトファンの割合が多いと予想される為、この評価の高さは『U149』という作品自体の出来が良かった証左と言えます。
この点は、2期の大きな追い風になるでしょう。
2期を占うもう一つの要素として、グッズ展開も無視できません。
アイドルアニメというコンテンツはキャラクター人気に支えられるのが常であり、特にアイマスシリーズはその傾向が顕著。
アイドルの人気が高ければ高いほどグッズ展開も行いやすく、そうなるとグッズ販売会社やブランドが製作委員会に入り出資をしてくれる事も期待できます。
この観点で言うと、『U149』のグッズ展開はやや控えめです。
特にフィギュアは少なく、『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』のタイトルを冠したフィギュアは2023年9月現在、「TVアニメ『アイドルマスター シンデレラガールズ U149』橘ありす 1/7スケール」のみ。
過去にフィギュア化された事のあるアイドルは多いものの、『U149』という括りでのフィギュア化はほとんど行われていないようです。
ただ、ありすのフィギュアはメーカー在庫切れとなっており、各販売店でも軒並み売り切れ状態。
需要自体は非常に高い事が窺え、今後他のアイドル達がU149版フィギュアになる事も十分に考えられます。
それが実現していけば、2期への更なる後押しとなるでしょう。
Blu-ray特典の新作アニメはどう影響する?
(画像引用 : Amazon)
『U149』の2期にとって、プラスとなるのかマイナスとなるのかわからない材料が一つあります。
それは、円盤4巻に収録される新作アニメです。
アニメ最終回時に発表されたように、円盤の4巻には佐城雪美と遊佐こずえが登場する新作アニメが収録されます。
雪美、こずえの2人は第3芸能課所属のアイドルですが、初期メンバーではなく追加メンバーだったからか、最終話に姿が確認できる程度の僅かな登場に留まりました。
この2人の他にも、横山千佳と福山舞が同じ境遇です。
新作アニメは雪美、こずえのメイン回として描かれる事が示唆されており、彼女達の活躍が期待されますが……このエピソードが作られる事によって、2期の可能性が低くなったという見方も出来てしまいます。
もしこの新作アニメがなければ、未登場の4人を軸とした第2シーズンの制作が有力視されたところですが、彼女達をテレビシリーズ本編以外で本格的に登場させるという事は、少なくとも分割2クールの可能性はほぼなくなったと見て良いでしょう。
仮に2期の予定があるのなら、新アイドルの本格登場という重要回をテレビシリーズ以外でやる必要はなく、テレビシリーズしか追っていない人に「こんなキャラいたっけ?」と混乱を与えてしまう事にもなるからです。
一方で、形はなんであれアニメ化展開が継続されるのは2期制作の可能性に繋がる、という解釈も可能です。
これが円盤4巻収録の映像特典、要するに「オマケ」という形で完結するのであれば、その後の発展性にも期待は持てませんが、この新作アニメは公式に「新作アニメ1話」とアナウンスされており、つまり千佳や舞のメイン回となるであろう第2話の制作も確定的。
円盤は4巻が最終巻なので、2話は円盤特典以外の形で発表される可能性が高く、そうなると本編のオマケの域を超えた企画と捉えて差し支えないでしょう。
それだけ力を入れているのであれば、今後2期の企画が立ち上がる芽も十分にあると言えます。
とはいえ、この状況を全て踏まえると、仮に『U149』のアニメ化展開が続いていく場合もテレビシリーズよりOVAの可能性が高そうです。
2話以降をOVAとして制作し、円盤でのリリースを行っていくという売り方ですね。
配信よりも円盤売上が好調な現状を考慮すると、こちらの方が手堅いかもしれません。
この場合は、単独での円盤リリースの場合もあれば、サイコミで連載中のコミカライズの単行本特典にするケースも考えられます。
近年は大分減りましたが2010年代には様々な作品で用いられた手法で、『U149』コミカライズの単行本も10巻まで毎巻ボイスドラマと歌を収録したオリジナルCDを付属した「SPECIAL EDITION」を発売していたので、このSPECIAL EDITIONの特典としてOVAを付ける事は十分にあり得ると思われます。
ゲームの動向次第?
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『U149』のアニメが始まる直前の2023年3月、10年以上続いていたソーシャルゲーム『アイドルマスター シンデレラガールズ』がサービス終了となり、ファンに衝撃を与えました。
デレマスはCygamesの看板とも言える存在でしたし、アイマスシリーズにとっても家庭用ゲームやアーケードゲームからネットの世界に主戦場を切り替えるきっかけとなった重要な存在。
その終了は、アイマスというコンテンツ自体の今後にも少なからず影響すると見て間違いなく、今後を不安視するファンは決して少なくはない筈です。
よって現在、デレマスの中核を担うゲームは『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』となりました。
「デレステ」の愛称で知られるこのゲームは、デレマスとそのアイドルを題材にしたリズムゲーム。
2500万ダウンロードを記録している、日本有数の人気ゲームアプリです。
2015年にサービスを開始して以降、猛烈な勢いでユーザー数を増やしていた本作ですが、2019年に2500万DLの告知が行われて以降、大台突破のニュースは届いていません。
ゲームとしても成熟期に入っている事を考えると、今後も飛躍的な伸びを見せる事は考え難いでしょう。
しかし2022年に総合プロデューサーが本作をアイマスシリーズの中心と位置付けた発言を行っており、このゲームが近々終了する事はないと思われます。
ただ、それは同時に新たな中心となるゲームの開発も予定されていないという事が言えます。
デレマスの終了に合わせて新たなゲームを投入し、次世代の中心となるよう育てていく……という事であれば、その宣伝も兼ねてアニメ化展開を更に積極的に行っていく事も期待できますが、現状ではそのような流れにはなりそうにありません。
よって、『U149』の2期がゲームの動向で左右される事はないと考えて良さそうです。
After20のアニメ化は? アイマスシリーズの今後は?
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最後に、『U149』2期以外のアニメ化企画の可能性について検証していきます。
まず『U149』ですが、2期やOVA展開以外の可能性として、映画化という選択肢もあります。
Cygamesのコンテンツが映画化されたケースはほぼありませんが、今後映画事業を積極的に行っていく方針がもしあるのならば、『U149』に白羽の矢が立つ事は十分に考えられます。
流行に左右されない手堅い固定層が一定数いる為、入場者特典を毎週付ければ、まとまった興行収入が計算できます。
実際、映画ではないものの2023年秋放送の『アイドルマスター ミリオンライブ!』を劇場で全話先行上映するという試みも行っており、「映画館でアイドル達のライブステージを観て貰う」という意識はかなり強く持たれていると推察できます。
とはいえ、2期やOVA展開より可能性が高いとまでは言えません。
OVAの先行上映の方が現実的でしょう。
次に『U149』以外のデレマス関連作品のアニメ化についても考えてみます。
その場合、真っ先に名前を挙げるべきなのはやはり『アイドルマスター シンデレラガールズ After20』でしょう。
デレマスはこれまで数多くのコミカライズ作品を輩出してきましたが、現在も続いているのは『U149』および『第3芸能課だよ』、『シンデレラガールズ劇場わいど☆』、そして『After20』。
『After20』はU149と同じくサイコミで連載されているコミカライズで、タイトルの通り成人アイドルたちを描いた作品になっています。
ジャンルとしてはグルメ漫画で、20歳以上という事でお酒がメイン。
大人のアイドル達が酒を交わしながらしっとり語らい合う、U149とは真逆の作風です。
ただし仕事風景なども描かれている為、各アイドルの掘り下げも行われています。
これまでのアイマスシリーズにはなかった切り口の作品なので、新規ファン獲得という観点からもアニメ化は十分にあり得ます。
1話完結で短めなので、5分枠のショートアニメでも問題なさそうです。
まとめ
子供アイドルばかりという性質上、どうしても偏った目で見られがちなU149ですけど、アイドルアニメとしては寧ろ王道の内容でした。
これからの第3芸能課の成長を見守っていきたい、と思わずにいられなかった視聴者はかなり多いんじゃないでしょうか?
ぜひ2期が実現して欲しいですね!