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Aug

【スキップとローファー】2期の可能性を徹底検証! 実写化の可能性も大?


(画像引用 : Amazon)

2023年春に放送され、国内外を問わず高い評価を得た『スキップとローファー』の2期が制作される可能性を徹底検証!
円盤や配信の実績、アニメファンからの評価、ストックなどからアニメ『スキロー』の続編を望めるかどうか探ります!

話題作に隠れながらも各所で好評! 上半期1位の評価も


(画像引用 : Amazon)

2023年春は、【推しの子】が話題性で他を圧倒したクールとなりました。
その為、このクールに放送された新作は少なからずその影響を受け、やや地味な印象を持たれてしまったかもしれません。

しかしアニメファンの評価は必ずしも一作品だけに集中していた訳ではありません。
各サイトで実施された2023年春アニメの満足度ランキングでは【推しの子】以外の作品が1位になるケースもありました。

その中でも、特に健闘が目立ったのが『スキップとローファー』です。

東京の高校に通う事になった田舎出身の女の子、岩倉美津未のスクールライフを描いた本作は、その美津未の容姿に象徴されるように、決して派手さはありません。
その代わり、美津未や彼女の友達それぞれの心情を繊細に描き、時に抉るほどの強さで描写する事も。
それでも決してシリアスになり過ぎず、あくまで青春コメディとして表現している本作は、多くのアニメファンに癒やしと共感を提供し、多くの支持を集めました。

・『スキップとローファー』主なランキング結果

Filmarks「2023年春アニメ ランキング」…1位
みんなのランキング「2023春アニメ評価ランキング」…2位
ニコ生アニメアンケート「平均評価ランキング」…5位
numan「2023年春アニメ、面白かった作品は?」…7位
アニメ!アニメ!「2023年春アニメ(4月クール)で一番良かった作品は?」…8位

更に、Filmarksが実施した「2023年上半期 アニメランキング」においても堂々の1位を獲得。
推しの子以外にも『鬼滅の刃』『僕の心のヤバイやつ』『ゴールデンカムイ』など沢山の話題作があった中で、中身を非常に高く評価されたアニメとなりました。

そんな本作ですが、2期が実現するかどうかは2023年8月現在、不透明な状況。
果たしてファン待望の続編が作られるのか、様々な視点から検証していきます!

既に2期が決まっている可能性は?


(画像引用 : Amazon)

スキップとローファーのアニメ制作を行ったのはP.A.WORKSです。
P.A.WORKSは2000年に制作された会社で、アニメスタジオとしては規模的にも歴史的にも中堅くらいのポジションと言えるでしょう。
アニメファンの間では人気の高い制作会社です。

P.A.WORKSは元々、オリジナル作品で高い評価を得ていました。
初の制作元請作品となった2008年放送『true tears』は、一応ゲーム作品のアニメ化という形を取っていますが内容は完全にオリジナルで、ストーリーもキャラクターも全く別物。
脚本に岡田麿里さんを迎えドロドロの三角関係を描き、コアなアニメファンから高い評価を得ました。

2010年にはKeyの麻枝准さんが脚本を手掛けたオリジナルアニメ『Angel Beats!』が大ヒットし、P.A.WORKSの名前が一気に知れ渡ります。
更にこの後もオリジナル作品をメインに制作し続け、その中でも特にお仕事シリーズ第1弾『花咲くいろは』、第2弾『SHIROBAKO』が絶大な支持を得た事で、P.A.WORKSは「オリジナルアニメ制作の第一人者」として国内有数の人気スタジオとなりました。

しかし時代の流れもあって徐々に原作付き作品を手掛ける比率が上がり、2022年には『パリピ孔明』で初めてマンガ原作のアニメ化を担当。
スキップとローファーは2作目のマンガ原作アニメという事になります。

そのP.A.WORKS、実は続編に対してあまり意欲的な会社ではありません。
劇場版や特定の枠組みの中でのシリーズ化は行うものの、テレビシリーズ2期として制作されたのは『有頂天家族』のみ。
オリジナル作品への拘り同様、続編よりも新作重視という姿勢を貫いているようです。

ただ、前述したようにオリジナル重視の姿勢も徐々にですが変化しており、それと同じように続編への意識もある程度変化している可能性はあります。

とはいえ、スキップとローファーの監督およびシリーズ構成を担当した出合小都美さんのインタビューを拝見する限り、分割2クールなど最初から2期が決まった上で制作していた訳ではなさそうです。
つまり、1期の結果を受けて製作委員会からゴーサインが出ない限り、2期は実現しないという事になります。

円盤売上、配信実績は……


(画像引用 : Amazon)

スキップとローファーの円盤(Blu-ray)は上下巻での発売で、2023年7月26日にリリースされた上巻は初週で約900枚を売り上げました。
平均売上は恐らく1000枚ほどになると思われます。
この数字だと、残念ながら2期の決定打とはなり得ません。

一方、配信に関してはニコニコ動画で12位とまずまずの結果を残しましたが、他の配信サービスでは軒並みクール内20位前後で、まずまずといったところ。
こちらもめざましい成績を残したとまでは言えません

そんな中、中国の動画共有サービス「ビリビリ動画」では好調で約5000万再生を記録し、終了後もまだ伸び続けています。
海外では恋愛作品の需要が高く、本作はユーザーからの評価も非常に高い為、ここから更にロングランとなり1億再生に届く可能性もあります。

2期を占う上で、このビリビリ動画での伸びは決して無視できません
というのも、スキップとローファーの製作委員会の中には中国の企業であるNetEase Gamesの名前があるからです。
その他にもアメリカのクランチロールが名を連ねており、海外での人気が出資に直接結びつく状態の為、国内だけでなく海外での実績も重要となってくるでしょう。

アフタヌーン原作アニメは2期が多い?


(画像引用 : Amazon)

スキップとローファーを連載している雑誌は月刊アフタヌーンです。
35年以上の歴史を持つ漫画雑誌であり、そのブ厚さもあって本屋ではかなりの存在感を示していますね。

このアフタヌーンは、漫画愛好家の中で非常に評判の良い雑誌です。
流行に流されず、かといって大衆を無視した独り善がりの作風でもなく、個性的かつ多様なジャンルの漫画を数多く連載している為、雑誌としての読み応えが非常にある点が特徴と言えます。

スキップとローファーも、そのアフタヌーンの特徴に合致した作品と言えます。
一見すると少女漫画のような雰囲気で、実際にその要素も備えているものの、各キャラの心情を非常に丁寧に描写していて、恋愛よりも人間的な繋がりを重視しているところは如何にもアフタヌーン的です。

そのアフタヌーン、元々アニメ化に対しては消極的な雑誌でした。
『ああっ女神さまっ』『寄生獣』『無限の住人』『ヨコハマ買い出し紀行』など数多くの人気作、ヒットが掲載されていた1990年代には一度もテレビアニメ化を行わず、2000年代に入ってようやく実現するようになりました。
近年はむしろ人気作を積極的にアニメ化しているようです。

2期制作に関しても、決して消極的ではありません。

過去にアフタヌーン原作アニメで2期が実現しているのは『げんしけん』『ああっ女神さまっ』『蟲師』『おおきく振りかぶって』『臨死!!江古田ちゃん』『シドニアの騎士』『ヴィンランド・サガ』。
『無限の住人』のように再アニメ化されたケースもあります。
アニメがヒットした作品もあれば、そうでない作品もあり、必ずしも円盤売上などの実績が必須という訳ではないようです。

作者の高松美咲先生も御自身のアカウントで2期に対して積極的な姿勢を見せており、出版社および原作サイドは2期を望んでいると見て間違いないでしょう。

ストックは問題ナシ! 実写化や映画の可能性は?


(画像引用 : Amazon)

スキップとローファーのアニメ1期は原作4巻ラストの第23話「ワイワイの文化祭〈4〉」まで映像化されました。
よって2期も同じ1クールでの制作の場合、8巻前後までのストックがあればOKという事になります。
原作コミックスは2023年8月23日に9巻がリリースされる為、ストックに関しては既にクリア済みです。

もし2期が実現した場合は、8巻ラストまでのアニメ化が濃厚と思われます。
ストーリー展開はネタバレにつき省略しますが、区切り的にちょうど良く、ラストのコマもメイン4人の青春感溢れる絵で締めにピッタリです。
この作品を青春モノと捉えるなら、ここで終わっても問題はないでしょう。

ただ、本作をラブストーリーとして捉える場合、ここで終わるのは余りにも中途半端で切なすぎる為、区切りが良いとは言い難いです。
3期が決まっているならともかく、ここで完結するくらいなら1期の範囲で留めておいて欲しい……という原作ファンも少なからずいるのではないでしょうか。
そういう意味でも、2期の実現は中々難しいところではあります。

P.A.WORKSは映画で続編を作る事があるので、映画もしくは劇場公開のOVAという可能性も一応ありますが……製作委員会のメンバーを見る限り、映画制作を積極的に行うという印象はあまり受けません。
劇場映えする派手な作品ではなく、感情の機微を描いた繊細な日常&青春モノなので、ジャンル的にも映画よりテレビシリーズでの続編の方が可能性は高そうです。
前述したように、製作委員会には海外の会社が入っているので、海外展開を見据え配信をメインにした形で2期を企画する事は十分に考えられます。

そしてもう一つのメディアミックスとして、実写化の可能性も検討してみます。

本作はジャンル的にもキャラ的にも作風的にも実写化との相性は非常に良く、ほぼ確実に行われると言ってもいいくらいです。
美少女ではない女性主人公とイケメンの組み合わせとあって、男性アイドル事務所にとっても一番売り出しやすいタイプの作品と思われます。

アフタヌーンはあまり実写化作品は多くありませんが、講談社はかつて『金田一少年の事件簿』『GTO』でマガジン黄金期を生み出した実績もあり、元々実写化に積極的な会社。
映画もドラマ、どちらも可能性大です。

まとめ

2期は絶対ある、と言い切るのは難しいですが、それでも全くあり得ないという訳では決してないので、信じて待つしかないですね。
1期の後、つまり5巻以降の評価はとても高く、むしろここからが本番とさえ言える作品なので、是非実現して欲しいです!

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