原作は全年齢向けPCゲーム

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『ISLAND（アイランド）』は、フロントウイングが2016年4月に発売したPC用ゲームソフトです。
フロントウイングというメーカーは、アニメも好評を博した『グリザイア』シリーズを作っているところですね。

PC用ゲームというと、エロシーンを収録した18禁ゲーム、すなわち「エロゲ」の印象が強いかと思われます。
実際、『グリザイア』シリーズの原作ゲームはエロゲ（のちにコンシューマに移植）です。

エロゲからのアニメ化は意外と多く、今でこそ日本を代表するゲーム＆アニメとなったFateシリーズの第一作目『Fate/stay night』も元々はそうでした。
その他にも、古くは『ToHeart』や『AIR』、更には『School Days』や『SHUFFLE!』といった話題作など、かなりの数に上ります。

ただ、エロゲ原作だからといってアニメにもエロシーンがあるとは限りません。
地上波で放送するアニメなので、過激なシーンはカットされるかソフトな表現になることも多いようです。

では『ISLAND』はどうかというと……全年齢向け、つまり非18禁のゲームです。
よって直接的なエロシーンはありません。
その為、キャスト陣も田村ゆかり（たむら ゆかり）さんや 阿澄佳奈（あすみ かな）さん等アニメでおなじみの人気声優が起用されています。

主人公はとんだセクハラ野郎

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『ISLAND』は南方の島「浦島」を舞台にしたSFストーリーです。
皮膚が炭のように黒く爛れてミイラのようになってしまう風土病「煤紋病（ばいもんびょう）」にまつわる物語が展開されます。

この作品のヒロインは、島の有力者である浦島御三家の娘。
御原凛音（おはら りんね）、枢都夏蓮（くるつ かれん）、伽藍堂紗羅（がらんどう さら）の3人です。

彼女たちのエッチなシーンを拝める展開はあるのか？
本作にそれを期待しているアニメファンは多いのではないでしょうか。

全年齢向けのゲームが原作の『ISLAND』ですが、エロ要素がゼロという訳ではありません。
それなりに際どい格好のシーンはありますし、水着のデザインも結構攻めています。
ただ、この作品のエロ要素はビジュアル以上に言葉の方が目立っているかもしれません。

というのも、ヒロインの3人と出会う主人公・三千界切那（さんぜんかい せつな）がとんだセクハラ野郎だからです。
彼にはほとんどの記憶がなく、自分が何者なのかわかっていませんが、何故か「自分は世界を救う使命を背負い未来から来たタイムトラベラー」と思い込んでいます。

それはいいのですが……やたら下ネタを口にするという、困った一面も持っているのです。
しかも本人には特に悪気はない為、歯止めが効きません。

その為ヒロインの3人は切那から下ネタの洗礼を受け続けることになります。
本作では、そんなセクハラトークも見所の1つです。