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May

【ゲゲゲの鬼太郎】7期の可能性を徹底検証! ねこ娘の美少女路線は継続?


(画像引用 : Amazon)

老若男女問わず前世代から愛されているアニメシリーズ『ゲゲゲの鬼太郎』の7期が制作される可能性を検証!
6期の評価や過去のシリーズの放送間隔など、様々な観点からテレビシリーズ新作の内容・放送時期などを予想します!

【55年以上の歴史を持つ「国民的アニメ」】


(画像引用 : Amazon)

日本には何十年も続く長寿アニメが幾つもありますが、『ゲゲゲの鬼太郎』はそのレジェンド作品の中でも特に長い歴史を持っています。
7期の検証を行う前に、その国民的アニメがこれまで歩んで来た足跡を振り返ります。

ゲゲゲの鬼太郎が世に出たのは1954年
まだジャンプ、サンデー、マガジンなどの漫画雑誌は誕生していない時代で、作者の水木しげる先生は本作を「紙芝居」という形で発表します。
当時は『墓場の鬼太郎』というタイトルでした。

1960年代に入ると「貸本漫画」と言われる漫画のレンタルサービスが流行となり、鬼太郎シリーズも貸本漫画雑誌で発表されるようになります。
ただ、この頃は現在の鬼太郎シリーズとは作風が異なり、不気味な雰囲気の怪奇漫画という面が強く出ていました。

その後、紆余曲折ありながらも現在の鬼太郎のイメージに近付き、1965年に週刊少年マガジンで読み切りが掲載されます。
しかし当時はまだ怪奇モノが子供に受け入れられる土壌がなく、苦戦を強いられました。

そんな中、水木先生が別冊少年マガジン(現在の月刊少年マガジン)で発表した短編漫画『テレビくん』の好評、『悪魔くん』のメディアミックスの成功などで人気作家になり、風向きが変わります。
1967年より週マガで正式に連載を開始し、タイトルを『ゲゲゲの鬼太郎』へと改題。
内容も「妖怪」を前面に出し、鬼太郎を正義、妖怪を悪としたヒーローものへとシフトし、子供たちが楽しめるような作風になった事で人気も上昇し、1968年にはアニメ1期がスタートしました。

このアニメが妖怪ブームを生むほど好評を博し、1971年には2期も放送されます。
放送は1年で終了しましたが、その後何度も再放送された事でリアルタイム世代以外からも知られるようになり、鬼太郎人気は完全に定着。
1985年にはアニメのリバイバルブームもあって3期が制作され、より痛快なバトルものとして描かれた事で平均視聴率20%を大きく超える大ヒットとなり、国民的アニメの地位を確立しました。

また、この頃からは劇場版の制作もスタート。
『ドラゴンボール』などのジャンプ作品と同時上映し、当時の子供たちの記憶に残る作品となりました。

【作者の水木しげる先生没後もアニメ化は継続】


(画像引用 : Amazon)

国民的アニメとなった鬼太郎シリーズはその後、時代と共に大胆な変遷を行っていきます。
1996~1998年に放送された第4期は、エンタメ路線に振り切った3期とは作風を少し変え、原作に近い内容で制作します。
その為、1~3期のような大きなブームにはなりませんでしたが、新たなファン層を獲得する事に成功しました。

そして、2007~2009年に放送された5期では驚くべき変化を見せます。
ねこ娘のキャラクターデザインを大幅に変更し、いわゆる「萌えキャラ」のような外見にシフトし、立場も妖怪仲間の一人からヒロインポジションへと事実上の昇格を果たしました。

この変更に関しては昔からの鬼太郎ファンの間で賛否両論が巻き起こりましたが、今までゲゲゲの鬼太郎に触れてこなかった若い世代のアニメファンからは概ね好評で、放送が進むにつれ自然と受け入れられていきます。
また、2008年に「墓場の鬼太郎」を映像化した『墓場鬼太郎』を発表し、こちらは従来からの鬼太郎ファンを中心に高い評価を得ました。

2010年代に入ると、アニメとは別の形で再びゲゲゲの鬼太郎に注目が集まります。
そのきっかけとなったのは、NHK連続テレビ小説の82作品目として放送された『ゲゲゲの女房』です。

本作は水木先生の伴侶、武良布枝さんが著した自伝エッセイをドラマ化したもので、水木先生の半生を描いた内容。
当時、NHK連ドラは低迷期真っ直中で、このドラマも放送開始前はあまり注目されていませんでしたが、水木先生の壮絶な人生と数奇な運命に視聴者が釘付けとなり、回を追う毎に視聴率も上昇。
いきものがかりが歌う主題歌の『ありがとう』も大ヒットを記録するなど、社会現象級の大反響を呼びました。

しかし2015年、不慮の事故によって水木先生は93年の生涯を終える事になります。
作者が天に召された事で、鬼太郎シリーズが今後どうなるのかファンは不安に思っていましたが、最初のアニメ化から50年を迎えた2018年にテレビシリーズ第6期の制作を発表。
2020年まで放送されたこの6期は、ねこ娘のビジュアルを更に現代向けにシフトする一方で、初期の鬼太郎を髣髴とさせるおどろおどろしいエピソードも交えるなど、鬼太郎シリーズの集大成とも言える内容であらゆる世代から人気を博し、国民的アニメとしての存在感を示しました。

そしてアニメ開始から55周年となる2023年11月、劇場版としては15年ぶりとなる最新作『鬼太郎誕生 ゲゲゲの謎』の公開が決まっています。
日本に「妖怪」という概念を定着させ、何世代にもわたって愛され続けているゲゲゲの鬼太郎は、水木先生の遺志を受け継いだ制作陣によって今後も継続していく事は間違いないでしょう。

【制作会社の東映アニメーションは絶好調】


(画像引用 : Amazon)

通常のアニメの場合、新シリーズが制作されるかどうかは円盤売上や配信実績、或いはグッズ売上など、前作がどれくらいの人気と利益を得られたかが重要となってきます。
しかし国民的アニメと呼ばれる作品の場合、そういった直近の成績だけで推し量る事は出来ません。
例えば「劇場版の興行収入によって7期の制作が決まる」といった事はないと思われます。

では7期制作の決め手は何かというと、東映アニメーションが『ゲゲゲの鬼太郎』というコンテンツをどれだけ重要視しているか……です。

鬼太郎のテレビシリーズは「深夜で1クール」といった通常のアニメの放送枠ではありません。
3期以降は常に2年間、トータルで100話前後の放送が行われています。
言うまでもなく大型企画であり、途方もないエネルギーを使う作品である事は言うまでもありません。

それでもシリーズを継続するのは、鬼太郎という作品が全世代で愛されている数少ない作品であり、アニメ史において極めて重要な文化財であるからに他なりません。
鬼太郎が巻き起こしたブームはテレビアニメが市民権を得る為の一助となりましたし、当時「東映動画」という社名で活動していた東映アニメーションにとっても歴史の一部であり看板作品の一つ。
既に様々な大ヒット作を手掛けている東映アニメーションですが、それでも「鬼太郎を作っている会社」という肩書きは、様々な局面において大きな武器になります。

よって、極端な事を言えば7期の制作は東映アニメーションの方針次第です。

『ドラゴンボール』『ONE PIECE』『プリキュア』『美少女戦士セーラームーン』といった国内外で大きな利益をあげる保有IPがあり、2022年に公開した『HE FIRST SLAM DUNK』もメガヒットとなっている東映アニメーションは現状、鬼太郎を主要IPとする必要はありません
制作費に困る事も、恐らくはないでしょう。
「ゲゲゲの鬼太郎をこれからも作り続ける意義があると判断しているか否か」が全て、とさえ言っても過言ではありません。

その点において、2023年の劇場版公開は「これからも鬼太郎を作り続ける」という意思表示に他ならず、今後の7期制作を示唆する要素と言えます。

また、6期がアニメ史上初となるギャラクシー賞特別賞を受賞した点もプラス材料です。
アニメの枠を越え、放送事業として高い評価を得た事は、東映アニメーションにとっても鬼太郎を放送し続けているフジテレビにとっても大きな名誉。
これは50年以上の歴史を持つ鬼太郎だからこその受賞であり、他の作品では替えが利きません。

数多くの大ヒット作、更には近年新規IP創出にも注力している東映アニメーションですが、それでも「鬼太郎を作っている会社」である事には大きな意義があり、スタッフ陣もそれを様々な媒体で語っています。
鬼太郎の制作に携わっている事に会社全体が誇りを持っていると判断する事ができ、7期の制作はほぼ確実に行われると思われます。

【テレビシリーズは約10年に1度】


(画像引用 : Amazon)

ここでは、7期の放送時期について予想します。

1968年にスタートしたアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』は以降、各年代に1作のペースで制作されてきました。
よって、約10年に1度のアニメ化という事になります。

・ゲゲゲの鬼太郎シリーズの放送時期

1期 1968年01月03日 ~ 1969年03月30日(全065話)
2期 1971年10月07日 ~ 1972年09月28日(全045話)
3期 1985年10月12日 ~ 1988年03月21日(全115話)
4期 1996年01月07日 ~ 1998年03月29日(全114話)
5期 2007年04月01日 ~ 2009年03月29日(全100話)
6期 2018年04月01日 ~ 2020年03月29日(全097話)

この放送ペースを考慮すると、7期は6期から10年後の2028年前後に放送を開始する可能性が極めて高いと思われます。
長寿コンテンツになればなるほどアニバーサリーイヤーは大事にされる傾向が強い為、7期は60周年記念作品として制作されるかもしれません。

東映アニメーションはフジテレビ日曜朝9時~10時に放送枠を持っていて、鬼太郎も4期以降は全てこの枠で放送されています。
9時30分~10時の枠は2006年以降ずっとワンピースが放送されている為、空いているのは9時~9時30分の枠のみ。
もし鬼太郎7期が放送される場合、高確率でこの枠での放送となるでしょう。

ただ、放送期間は見直される可能性があります。

この枠では2023年春からバラエティ番組「run for money 逃走中」を原案とするオリジナルアニメ『逃走中 グレートミッション』がスタートしており、新規IPのお試し枠としても活用されていると推察されます。
よって、あまり1つの作品を長く放送せず、新陳代謝を早める方針になっていくかもしれません。
その場合、これまで100話前後の放送だった鬼太郎ですが、今後もそうなるとは限らず、1年半や1年の放送になる事もあり得ます。

長期的な放送は、視聴者に「この曜日のこの時間と言えば○○」というイメージを植え付け、視聴の習慣を促すメリットがあります。
一方で、現代はアニメを配信で視聴する人も多く、リアルタイム以外でも視聴しやすい環境が整っていますが、あまりにも話数が嵩むと途中から入り難いデメリットも出て来ます。
実際、同じ国民的アニメのルパン三世も近年は2クールの放送に留めています。

現代の子供達に、鬼太郎が最も受け入れられるのはどのような形なのか
7期では、そういった点も注目のポイントになりそうです。

【ねこ娘は更に美少女化? それともロリ化?】


(画像引用 : Amazon)

ここでは、7期の作風について予想します。

ゲゲゲの鬼太郎はあくまで水木先生が描いた漫画を原作とした作品であり、そこから逸脱する事はありません。
ただ、時代によって作風は常に変えています。

1期は原作に忠実な映像化ですが、子供向けのアニメという事でグロテスクや社会風刺といった大人向けな部分は抑えた表現になっています。
2期もその方向性は同じですが、ねこ娘がレギュラーに加わり、ストックの問題で『鬼太郎』以外の水木作品から転用した回が増えました。

3期は1~2期から大きく路線変更し、鬼太郎が熱血漢で正義のヒーローといった人間臭い性格となり、その鬼太郎が悪の妖怪を倒すヒーロー要素やバトル要素を強め、天童ユメコというヒロイン的なキャラを追加。
一方で妖怪の立ち位置も変わり、「人間社会に溶け込み、人間と共存する妖怪」を描くエピソードが増えています。
4期は一転、鬼太郎がドライな性格で描かれ、それによって作風も原作に近い雰囲気になっています。

5期は「妖怪横丁」と呼ばれる妖怪の住む街を中心に、世相や社会風刺などを交え「大人も楽しめる鬼太郎」になっています。
そして6期は、過去のシリーズの要素を多々含め、どの世代の鬼太郎ファンにも馴染めるような内容で作られました。

では7期はどのような作風になるのかというと……鍵を握るのは「3期」と予想します。

というのも、3期当時に子供だった年代が現在ちょうどプロデューサーの立場になるであろう年齢
また、近年は海外に受けるアニメ作りが積極的に行われていて、海外で注目されるアニメの多くはアクションシーン、バトルシーンが多い事を考えると、それらに注力した3期のような方向性になる事が自然だと思われます。
6期は比較的戦闘が少なかったものの、中には九尾戦やバックベアード戦のような派手なバトルシーンがあり、7期ではそういった回が増えるかもしれません。

もう一つの注目すべき点はやはり、ねこ娘でしょう。
5期で突然美少女化し、6期ではモデルのような体型の美女となったねこ娘。
当然、7期でも同様の劇的な変化があると予想されます。

候補としては、6期で一時ロリ化した際の反響を考慮してロリ路線。
或いは美少女度合いを更に深め、人間界で評判の美人という設定も考えられます。
また、これまでにない要素として得意の爪攻撃だけでなく人間界の武器(銃など)を操る事も、全くないとは言えません。

いずれにせよ、5期や6期とは違う意味でのサプライズが期待されます。

【キャストは継続? それとも変更?】


(画像引用 : Amazon)

最後に、スタッフやキャスト陣がどうなるかについて予想します。

鬼太郎の過去シリーズは、かなり有名なスタッフが起用されています。

例えば4期のチーフディレクター(監督)は、『ドラゴンボール』の西尾大介監督。
5期のシリーズ構成は『ウルトラシリーズ』や『仮面ライダーシリーズ』、のちに『SSSS.GRIDMAN』を手掛けた長谷川圭一さんと、『ドラゴンクエスト -ダイの大冒険-』の原作者である三条陸先生が担当しました。

よって7期も、実績のある監督や脚本家が採用される可能性がかなりあります。
例えば『ONE PIECE FILM RED』を大ヒットに導いた谷口悟朗監督や、東映配給の『シン・仮面ライダー』を手掛けた庵野秀明監督といったビッグネームが名を連ねる可能性もゼロとは言えません。

そしてキャスト陣。
基本的にゲゲゲの鬼太郎は毎回キャストを一新しているため、7期でも同様に全取っ替えになると思われます。

5期の鬼太郎は高山みなみさん、6期は沢城みゆきさんが務めました。
高山さんは放送当時40代、沢城さんは30代だった事を考えると、7期もキャリアを十分に積んだ女性声優が担当する事になりそうです。

そうなると、大本命はダイの大冒険で主役のダイを演じきった種﨑敦美さんでしょう。
今や実力No.1の女性声優と言われ、近年は『SPY×FAMILY』のアーニャをはじめ数々の人気キャラを演じている方なので、人気・実力ともに申し分ありません。

目玉おやじ役は、6期で一反もめんを演じ人外キャラを得意とする山口勝平さんが本命と思われます。
6期で演じた野沢雅子さんもまだまだ現役ですが、放送時には90歳前後になると考えると、現実的とは言えません。

一方、ねずみ男は古川登志夫さんの続投もあり得ます。
変更の場合は実力派でキャリア十分の関智一さんが本命ですね。

ねこ娘はそれほどキャリアを積んでいない声優を抜擢するケースが多いので、今はまだそこまで有名でない方が抜擢される可能性が高そうです。

【まとめ】

6期はねこ娘の可愛さが大きな話題になりましたが、各エピソードとても良く出来ていて、内容も充実していました。
鬼太郎に対するスタッフ陣の本気度が、あの全97話に凝縮されていたと思います。
7期が制作されるのは間違いないでしょう!

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