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May

【ダンまち】5期の可能性を徹底検証! 原作&ゲーム人気とパチンコマネーで更なるアニメ化へ


(画像引用 : Amazon)

アニメ4期も好評を博し、すっかり人気作として定着した『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』。
原作ラノベ、ゲーム、スピンオフも好調なダンまちの5期が制作される可能性を、あらゆる角度から徹底検証します!

シリーズ累計1200万部の大ヒットラノベの足跡


(画像引用 : Amazon)

2022年夏に4期1クール目の「迷宮篇」、2023年冬に2クール目の「厄災篇」を放送・配信し、好評を博した『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』。
ダンまち”の愛称ですっかりお馴染みとなった本作ですが、近年はスピンオフ作品の増加や多岐にわたるメディアミックスによって、関連作品を全部追いかける事が出来ていないファンも少なからずいるようです。

そこで、5期の可能性について検証する前に、本作がこれまで歩んで来た足跡を振返りつつ、ダンまちシリーズが現在どれだけ広がっているかをご紹介します。

ダンまちは作者の大森藤ノ先生が2011年4月、小説投稿サイト「Arcadia」に投稿したのが始まり。
その後、小説家になろうへの投稿も行いつつ『ファミリア・ミィス』と改題して第4回GA文庫大賞への応募も行ったところ、GA文庫大賞史上初となる大賞を受賞。
これに伴いGA文庫からの書籍化が決まり、2013年よりリリースが開始されました。

近年のファンタジー作品と言えば、なろう系に代表される「異世界転生」や「無双」といったジャンルが主流ですが、本作は地に足が付いたファンタジー作品です。
主人公のベル・クラネルはチート級の成長スキルを持ち飛躍的に強くなりますが、更に強い冒険者やモンスターがゴロゴロいる世界なので、ほぼ全ての局面で苦戦します。
そんな彼が愚直なまでに前進し、仲間と名声を得ていく王道ストーリーは高い評価を受け、瞬く間に人気作となりました。

2014年にはヒロインの1人、アイズ・ヴァレンシュタインを主人公としたスピンオフ第1弾『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 外伝 ソード・オラトリア』も刊行を開始します。
『とあるシリーズ』でお馴染み、はいむらきよたか先生をイラストに招いたこの外伝も人気を博し、GA文庫の看板作品としての地位を確立しました。

そして勢いそのままに2015年、GA文庫10周年記念プロジェクトの目玉として本編のテレビアニメ化が実現します。
そのアニメも人気作となり、2017年にはソードオラトリアもアニメ化。
2019年には大森先生書き下ろしによるオリジナル脚本の劇場版『劇場版 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか -オリオンの矢-』の公開、更に本編2期の放送が行われました。

その後もアニメ化企画は続き、2020年に3期、2022~2023年に4期を放送。
フレイヤやリュー・リオンを主人公としたスピンオフ小説『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ファミリアクロニクル』も発売されています。

また、本編および全てのスピンオフ作品がコミカライズも行われています。
本編コミカライズは九二枝先生が作画を担当していましたが、2019年以降は矢町大成先生が引き継ぎ、2023年5月現在も続いています。

2017年にはダンまちを語る上で欠かせない『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか ~メモリア・フレーゼ~』がサービスを開始しました。
本作はダンまちを題材としたゲームアプリで、大森先生完全監修の下、アニメ化されていないエピソードの映像化や大森先生原案オリジナルストーリーの実装など、「もう一つのダンまち」と言っても過言ではないクオリティと豪華さで人気を博し、全世界累計2000万DLを記録。
「ダンメモ」の愛称で定着し、ファンにとっては原作、アニメと並ぶほどの重要コンテンツとして親しまれています。

ダンメモは独自のメディアミックスも行われていて、長編シナリオを小説化した『アストレア・レコード 邪悪胎動 ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか 英雄譚』、イベントのコミカライズ作品『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか~メモリア・フレーゼ~ 聖夜の夢想歌』も発表されています。

このように、本編以外にも様々な作品が作られているのがダンまちの特徴です。
何より、その屋台骨である原作小説が絶大な人気を誇っていて、売上は全ラノベの中でもトップクラス。
シリーズ累計発行部数は1200万部を突破しており、現在も本編・外伝ともに続いています。

・『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』シリーズ累計発行部数の推移

2014年05月 **50万部(原作小説⑤、外伝小説①、原作漫画②)
2014年11月 *100万部(原小⑥、外小②、原漫③、外伝漫画①)
2015年03月 *150万部(原小⑥、外小③、原漫④、外漫②)
2015年06月 *300万部(原小⑧、外小④、原漫⑤、外漫③、アニメ1期放送中)
2016年01月 *400万部(原小⑨、外小⑤、原漫⑤、外漫④)
2016年10月 *500万部(原小⑪、外小⑥、原漫⑦、外漫⑥)
2016年12月 *600万部(原小⑪、外小⑦、原漫⑦、外漫⑥)
2017年03月 *700万部(原小⑪、外小⑦、原漫⑧、外漫⑦)
2017年05月 *800万部(原小⑫、外小⑧、原漫⑧、外漫⑧)
2018年02月 *900万部(原小⑬、外小⑨、原漫⑨、外漫⑩)
2018年10月 1000万部(原小⑬、外小⑩、原漫⑩、外漫⑪)
2019年06月 1200万部(原小⑮、外小⑪、原漫⑩、外漫⑬)

※外伝=ソード・オラトリア

配信好調! ゲームも大人気! パチンコ&パチスロ化で資金源確保?


(画像引用 : Amazon)

ダンまちのアニメは4期まで続く人気シリーズではありますが、Blu-ray・DVD(円盤)の売上で大きな数字を残している訳ではありません
1期の平均セールスは約5000枚で、当時の2期合格ラインと言われていたギリギリの数字。
外伝のソードオラトリアに至っては1300枚に留まっています。

2期の売上は約3000枚。
1期から4年経っていた事を考えると健闘したと言える数字ですが、続編の合格ラインを割ってしまいました。

にもかかわらず3期、更には4期まで制作されたのは、円盤売上以外にも製作委員会に企業を集められるだけの材料があったからです。

まず原作売上が飛躍的に伸びている事
アニメ1期が放送されて以降、原作小説をはじめとしたダンまち関連作品は軒並み売れに売れ、アニメ化効果を如実に発揮していました。
これはアニメの出来だけでなく、ヘスティアの紐がネット上で大いに受け「例の紐」「紐神様」がネットミームになった事による宣伝効果も大きかったと思われます。

それと同じくらい大きかったのがダンメモの好調です。
このダンメモは通常のゲーム化とは違い原作サイドとの連携がかなり密になっていて、2019年以降はダンメモの制作を行うWFSの親会社グリーがアニメの製作委員会に入っています。
つまり、ゲームで得た利益をアニメ制作の為に出資している状態です。

アニメが続けばコンテンツとしての現役感を確保できるため、原作やゲームにとっても大きなメリットがあります。
よって、今後も原作とゲームが好調である限り、アニメ化の可能性は常にある状態と言えるでしょう。

更にもう一つの資金源として、ダンまちは2018年と2022年にパチスロおよびパチンコにもなっています。
いわゆる「パチマネー」をゲットできた訳ですね。
このパチマネーはアニメ化における有力な資金源として知られていて、ダンまちの2~4期はこの点も大きく影響していたと思われます。

今後5期を占う上では、円盤売上などの直接的な利益よりもむしろ、これらの資金を出してくれる企業や制作陣に対してどれだけの宣伝効果をアニメで示せるかが重要です。
その点、ダンまちのアニメには明確なセールスポイントがあります。
配信が好調な点です。

各配信サイトの順位でポイントを算出しているサイト「ランキングストーカー(仮)」によると、2期はクール内3位、3期は7位、4期は4位と全て上位にランクインしています。
配信コンテンツを利用して視聴する層と、ゲームアプリであるダンメモとの相性は非常に良く、今後もグリーがアニメ製作に関わるメリットは十分にあると言えるでしょう。

ストックは十分! 5期はどこまで?


(画像引用 : Amazon)

ダンまちは通常のラノベ原作アニメと比較して、原作消化のスピードがかなり早い方です。
これには明確な理由があって、原作者の大森先生が制作スタッフに加わっている為、切るところはバッサリ切るという大胆な構成変更を行いやすい環境下で制作されているからです。

その為、1期では1~5巻という超ハイペースで映像化され、2期は6~8巻、3期は9~11巻と多少ペースを落としつつも多めに消化されています。
一方、4期はかなりペースを落とし、2クール(22話)で12~14巻をじっくり映像化しました。

2023年5月現在、原作小説は18巻まで発売されています。
4冊分のストックがあるという事になりますね。
4期と同じペースであれば、2クール分作る事が可能です。

ただし、15巻は各主要キャラの短編エピソードを詰め込んだ短編集なので、この巻からスタートするのは難しいかも知れません。
15巻はOVAなどの別枠で消化して、5期は16~18巻を2クールで映像化するのが妥当だと思われます。

つまり、現時点でストックはちょうど溜まっている状態と言えるでしょう。
よって原作サイドに関しては全く支障はありません。
アニメを制作するJ.C.STAFFは生産能力の高い会社で、毎年5~10作品は作っている為、こちらも問題はないと思われます。

放送時期に関しては、2023年がダンまち原作10周年である事、2025年がアニメ放送開始10周年である事を考えると、2023年後半に5期告知&2025年に放送というのが本命になりそうです。
2024年にOVAもしくは10周年を迎えるソードオラトリアの新作アニメ、2025年に5期放送……となれば、ダンまちファンにとってこれ以上ないアニバーサリーとなるでしょう。

まとめ

円盤売上だけを見ると、どうして3期や4期が作られたのか(しかも4期は2クール)不思議に思っていた人もいるかもしれませんが、ダンまちにはアニメを作る資金を得る為のルートが沢山あるんです!
4期も配信は好調でしたし、原作やダンメモも人気を維持している事を考えると、5期は間違いなく射程内と言えます。
4期で圧倒的ヒロイン力を発揮していたリューさんの今後を見届けたいと願うファンの皆さん、共に5期を待ちましょう!

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