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Apr

【この素晴らしい世界に爆焔を!】アニメ放送開始! めぐみんの過去を描いたこのすばスピンオフ


(画像引用 : Amazon)

『このすば』のスピンオフ作品で、めぐみんを主人公とした『この素晴らしい世界に爆焔を!』のアニメがついにスタート!
『このすば爆焔』がどんな内容なのか、本編との違いがあるのか、スピンオフならではの魅力は……など、見所をたっぷり纏めました!

原作はこのすば作者・暁なつめ先生によるスピンオフ小説!


(画像引用 : Amazon)

『この素晴らしい世界に爆焔を!』は、2016年にアニメ化され予想外の大ヒットとなり今やなろうを代表する人気作となった“このすば”こと『この素晴らしい世界に祝福を!』のスピンオフ作品です。

ところで、スピンオフに対しては「大当たりした作品で少しでも長く稼ぎたい関係者各位による水増し企画だ」という偏見を抱いている人もごく一部にいるようです。
しかし、スピンオフにはスピンオフならではの価値がちゃんとあります。

第一に「推しキャラが主人公になれる」という点。
主人公と言えば作品の中心であり、その人物の視点で物語が動いていく特別な存在。
自分の好きなキャラがそのポジションにつく事で、単純に出番が増えるのは勿論、推しが出世して大きく羽ばたいたような誇らしい気持ちになれます。

第二に「作品の幅と世界観が広がる」点。
本編では触れられていても深く掘り下げる事が難しいエピソードや設定、各キャラの過去や人間関係など、本編とは違った角度で作品を楽しむ事が出来ます。
作品によっては、本編とは全く違う作風にする事で違った味わいを持たせたり、エロ描写を増やして同人誌っぽくしたりする事で、全く違う魅力を生み出すケースもあります。

第三に「なんとなく作品の格が上がったような気がする」点。
スピンオフの連載が始まる事で、この作品はそれくらい大きな需要がある、すなわち人気があると世間に思わせる事ができます
たまに一つの雑誌に本編だけでなく三つも四つもスピンオフ作品を掲載しているケースがありますが、そうなるともうその作品が雑誌を占拠しているような状態になり、一作品の枠を飛び越え一大コンテンツになったような印象を与えます。

このように、スピンオフには多くのメリットがありますが……同時に不安要素もあります。
スピンオフの評判が悪いと、本編まで足を引っ張られてしまうという懸念です。

せっかく本編が上手くいっているのに、スピンオフが微妙な出来で評判がイマイチだと、本編までイメージダウンしてしまう場合があります。
勿論、そこまで極端な例は極めて稀ですが、全くない訳ではありません。

こういった状況が生まれやすいのは、原作者以外がスピンオフのストーリーを手掛けるケースです。

例えばコミカライズであれば、原作小説の内容をなぞって描く為、そこまで大きく乖離する事はありません。
しかしスピンオフは原作との関係がまちまちで、原作者がストーリー原案として関わる場合もあれば、監修程度の場合もあります。
後者だと当然、本編のクオリティに遠く及ばないスピンオフが生まれてしまうリスクは否定できません。

前置きが長くなりましたが、『このすば爆焔』はこのすばファンが何も心配せずに楽しめるスピンオフです。
というのも、この作品の原作小説を手掛けたのは、このすばの作者である暁なつめ先生。
イラストも本編同様に三嶋くろね先生が担当していて、このすばとほぼ同じ作風(若干真面目なシーンが多いですが)になっています。

つまり、このすばを楽しめた人なら間違いなく本作も楽しめる訳です!

このすば1~2期とは制作会社が違うけど主要スタッフは同じ!

原作者が手がけたスピンオフとあって、本編とほぼ同じ作風の『このすば爆焔』ですが……「果たしてアニメも本編と同じテイストに仕上がっているのか?」と不安がる人も、もしかしたらいるかもしれません。
というのも、このすば1期および2期と本作とでは、制作会社が異なるからです。
1~2期はスタジオディーンが作っていましたが、本作はドライブという会社が制作しています。

スタジオディーンはアニメ業界において老舗と言って良い歴史ある会社で、その設立は1975年
過去に『うる星やつら』『めぞん一刻』『らんま1/2』といった高橋留美子作品をはじめ、『マリア様がみてる』『Fate/stay night(1作目)』『ひぐらしのなく頃に』など数多くの話題作を手掛けてきた実績があります。
一方、ドライブは2015年に設立された新しい会社で、元請制作を始めたのは2019年からとあって、実績に乏しい点は否めません。

このすばのアニメは決して作画面で高く評価された訳ではありませんが、原作のユルい世界観の再現や掛け合いのテンポの良さ、ブッ飛んだ各キャラに対する的確なディレクションなど、原作の良さを上手く落とし込んだ模範例として高い評価を得ています。
続編で制作体制が変わって評価を落としたアニメは少なからず存在しており、幾ら原作者が同じでもアニメになると別物になってしまう可能性はあります。

しかし、結論から言えばこちらも心配は要りません。
というのも、このすば爆焔の主要スタッフは本編1~2期にかなり近い陣容なのです。

監督こそ金崎貴臣さんから安部祐二郎さんにチェンジしていますが、金崎さんは総監修という立場で参加しています。
シリーズ構成、キャラクターデザイン、音響監督、音楽などのメインスタッフは全て続投で、このすばの良さをしっかり理解している方々によって作られている為、作風が変わる事はあり得ません。
よって、繰返しになりますが本編を楽しめた人なら間違いなく楽しめるスピンオフになっています!

ちなみに安部監督は今回が初監督作品ですが、アニメファンの間で評判の良かった『スーパーカブ』第1話の演出を担当していた実力派。
そんな逸材がこのすばをどのような映像作品に仕上げてくれるかも見所と言えるでしょう。

また、このすば3期は基本的に爆焔と同じスタッフによって制作される予定の為、3期の予習としても最適なアニメです。
制作会社の変更もあって、3期が1~2期と同じテイストで作られるかどうかが心配な全国のこのすばファンの皆さん、爆焔を観れば自ずと答えがわかりますよ!

主役はめぐみん! 彼女の過去をガッツリ掘り下げ


(画像引用 : Amazon)

タイトルからも想像がつくように、『このすば爆焔』の主人公はめぐみんです。
彼女が抜擢された理由も言うまでもありません。
人気No.1キャラだからです。

2019年に公式サイトで実施された人気投票「『この素晴らしい世界に祝福を!』キャラクター総選挙」では、アクアが2位のめぐみんに4倍以上の差を付けて1位に輝きました。
しかしあれは、アクアだけ公式にドーピングが認められるという前代未聞の不正が行われた紛いものの結果で(勿論そういうノリのおふざけ企画ですが)、実際にはめぐみんが最も人気者です。

その人気もあって、原作では巻が進むにつれてヒロインポジションを担っていく事になる彼女ですが……アニメ1~2期の範囲では人気に見合うだけの出番はなかったのが実際のところ。
めぐみんファンにとってこのすば爆焔は、不足していためぐみん成分を適量まで補給できるバランス栄養調整食品のようなアニメです。

本作で描かれるのは、そのめぐみんの過去。
彼女がカズマ達に声をかけてパーティーに加わる1年前、紅魔の里で暮らしていた頃のエピソードが補完されています。
具体的には「めぐみんがどんな経緯で爆裂魔法に興味を持ったのか」「めぐみんがどんな学園生活を送っていたのか」「ゆんゆんとのライバル対決はどんな感じだったのか」「どんな経緯で冒険者になったのか」などのお話が描かれています。

ここで声を大にして言いたいのが、このスピンオフは単にめぐみん人気にあやかってめぐみん主人公の日常学園コメディとして書いているのではなく、ちゃんと本編の前日譚として描かれている……という事。
めぐみんというキャラがどんな過程を経て今のような人物像になったのか、どんな思いで爆裂魔法に入れ込み冒険者になったのかが丁寧に描写されているので、めぐみんファンには必読&必視の作品と言えます。

脇役の充実! 紅魔族はやっぱり変人しかいない


(画像引用 : Amazon)

『このすば爆焔』はめぐみんの過去編なので、まだ出会っていないカズマ、アクア、ダクネスは当然出番がありません。
もしかしたら最終回に1期に繋がるような形で顔見せするかもしれませんが、物語に絡む事はないでしょう。
なので、めぐみんファン以外にとっては少々物足りなく感じるかもしれません。

しかし、本作には紅魔族がいます!
紅魔族と言えば、里の人間の大半が重度の中二病を患っている問題児集団という、このすばの世界観ならではの種族。
当然、めぐみんの周囲の面々も御多分に漏れず変人ばかりです。

めぐみんにとって最も近しい紅魔族というと、やはりファミリー。
めぐみんがカズマ達を連れて里帰りをする原作5巻のエピソードは『映画 この素晴らしい世界に祝福を!紅伝説』で映像化されていますが、そこでも登場した妹のこめっこ、父のひょいざぶろー、母のゆいゆいは本作でもしっかり出番があります。
特にこめっこの出番はかなり多く、メインキャラの1人となっている為、ロリっ子マニアには堪らない作品になっています。

魔法学園レッドプリズンの仲間達も個性派揃いです。
作家志望で「紅魔族随一の発育」を名乗るあるえ、いつもコンビで活動しているふにふら&どどんこは紅伝説でも登場していますが、本作では更に居酒屋の女将を目指すねりまき、校長の座を狙う担任のぷっちんなどが登場。
他にも「紅魔族随一の美人」と称されるそけっと、そんな彼女に恋するニートのぶっころりーなど、次から次に色んなタイプのキャラが出て来て場を盛り上げてくれます。

基本的には変人しかいない里なので、多少真面目な話になってもコメディ感が薄れる事はありません。
その点は本編と同じなので、安心して最後までこのすばを楽しむ事が出来ます。

そして、忘れてはいけないのがめぐみんにとって重要な存在であり生涯のライバル、ゆいゆい
本編でも結構出番が多いキャラですが、このすば爆焔ではめぐみんに次ぐ2番手のポジションで、めぐみんとの絡みが非常に多い事もあって、ある意味ではメインヒロインのような存在として描かれています。
なので当然、ゆいゆいのファンにとってもこの作品は必視です!

まとめ

3期&爆焔のアニメ化が発表されてから約1年、ついに爆焔の放送が始まりましたね!
このすばのアニメ自体がかなり久々でしたが、1話で実家のような安心感を抱かせてくれました。
めぐみんファンにとっては教典となるような作品なので、最低三回はリピートしたいです!

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