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24

Mar

【かぐや様は告らせたい】4期の可能性を徹底検証! 原作完結後もメディアミックスは続行で可能性あり?


(画像引用 : Amazon)

アニメ3期も好評、更にその後も新作アニメーションが制作されるなど、原作完結後にもメディアミックス展開が続いている『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』。
そのテレビシリーズ4期が制作される可能性について徹底検証します!

平成最後~令和初期を代表する人気ラブコメディ


(画像引用 : Amazon)

ラブコメディ!

昭和、平成、そして令和と続くアニメの歴史において、このジャンルはいつの時代も幅広い人気を博し、その時々で名作を生み出してきました。
その数十年と続く歴史の中にあって、平成最後のクールとなった2019年冬に1期が放送された『かぐや様は告らせたい』は、間違いなく代表的な作品の一つに数えられるでしょう。

そんな『かぐや様』が連載をスタートしたのは2015年
週刊ヤングジャンプの看板作品となった本作ですが、実は連載を始めた雑誌はヤンジャンではなく、その増刊のミラクルジャンプという雑誌でした。
のちに【推しの子】でタッグを組む事になった横槍メンゴ先生の『レトルトパウチ!』、同じくヤンジャンに移籍してアニメ化も果たした『潔癖男子!青山くん』、ウルトラジャンプに移籍しこちらもアニメ化した『もののがたり』など、幾つかの人気作を生み出した雑誌でしたが、現在は休刊となっています。

そんな決してメジャーとは言えない雑誌で開始した『かぐや様』ですが、従来のラブコメの切り口ではなく、天才的な頭脳を持つ両想いの主人公2人が駆け引きや心理戦で相手に告白させようとする「恋愛頭脳戦」をコンセプトを打ち出しつつ、斜め上の展開でしっかり笑いを取る「ラブとコメディの融和」とも言うべき作風で早々に読者のハートをゲット。
ラブコメ好き界隈では早々に「面白い漫画が始まった!」と話題になり、コミックスの1巻が発売された2016年3月にヤンジャンへの移籍が発表されました。
事実上の昇格ですね。

その1巻の売れ行きも好調で早々に重版が連続してかかり、更には大重版決定→2巻も即重版というヒットコースまっしぐらの流れに乗ります。
以降も「神回」と言われる人気エピソードを量産し、第65回小学館漫画賞一般向け部門、第3回次にくるマンガ大賞コミックス部門など様々な賞を受賞。
漫画ファンや有識者から高い評価を得て、順調に売上を伸ばし続けました。

・『かぐや様は告らせたい』シリーズ累計発行部数の推移

2016年06月 **20万部(2巻発売)
2016年10月 **30万部(3巻発売)
2017年01月 **50万部(4巻発売)
2017年04月 **80万部(5巻発売)
2017年07月 *100万部(6巻発売)
2017年10月 *145万部(7巻発売)
2018年02月 *200万部(8巻発売)
2018年06月 *240万部(10巻発売、アニメ化告知)
2018年09月 *285万部(11巻発売)
2018年12月 *350万部(12巻発売、スピンオフ「同人版」1巻発売)
2019年01月 *400万部(13巻発売、アニメ1期開始)
2019年03月 *550万部(14巻発売、アニメ1期終了、スピンオフ「語りたい」1巻発売)
2019年07月 *750万部(15巻発売)
2019年09月 *800万部(16巻発売、実写映画1作目公開)
2020年01月 *900万部(17巻発売)
2020年04月 1000万部(18巻発売、アニメ2期開始)
2020年06月 1100万部(アニメ2期終了)
2020年07月 1200万部(19巻発売)
2020年11月 1300万部(20巻発売)
2021年02月 1400万部(21巻発売)
2021年05月 1500万部(22巻発売)
2021年12月 1700万部(24巻発売)
2022年06月 1800万部(26巻発売、アニメ3期終了)
2022年10月 1900万部(27巻発売)
2022年12月 2200万部(28巻発売)※全世界累計

1~3期はいずれも国内外で大人気


(画像引用 : Amazon)

全世界シリーズ累計発行部数2200万部のメガヒットとなった『かぐや様』ですが、上記の発行部数推移を見ても明らかなように、その原動力となったのはアニメです。
アニメ化前から巻割(巻平均)30万部と十分なヒット作でしたが、アニメ1期放送によるブースト効果はかなり大きく、巻割は一気に50万部にまで増加。
スピンオフ2作も含んでいるため単純比較はできませんが、ファンの数が凄まじい勢いで増えたのは間違いありません。

更に特筆すべきは2期
通常、2期になるとアニメ化によるコミックス販促効果は大幅に薄れていくものですが、2期開始前は53万部だった巻割が2期終了後には63万部に増加しました。
2期でここまで顕著な効果が出るケースは稀で、如何に『かぐや様』のアニメ化が成功したかを物語っています。

一方、アニメのBlu-ray・DVD(円盤)セールスは1期が平均5000枚強、2期が3500~4000枚、3期が2000枚と、そこまで大きな数字ではありません。
しかしこの作品の人気は円盤売上よりも配信の方で顕著に表れています。

各配信サイトの順位でポイントを算出しているサイト「ランキングストーカー(仮)」によると、2期は同クール内で2位、3期は3位を記録。
1期はそれ以上の総合ポイントを獲得しており、非常に多くの人が配信を利用して本作を観ていた事がわかります。

更にアニメ『かぐや様』は海外でも高い需要を獲得しています。
中国の動画共有サービス「ビリビリ動画」では、1期が2億8000万再生、2期が2億2000万再生、3期が1億1000万再生と、トータルで6億再生以上を記録しています。
アジア圏において、全ラブコメアニメの中でも最高峰の人気を獲得している作品と言える数字です。

また、「Crunchyroll Award」「Anime Trending Award」など海外の様々なアニメ賞レースにおいても数多くの受賞を果たしており、非常に高く評価されています。

これだけ国内外で広く評価され、需要のあるアニメはそう多くはありません。
以上の実績を考慮すれば、4期は決して非現実的ではなく、寧ろかなりの確率で実現する事が予想されます。

原作は完結! それでもアニメ化展開は続く?


(画像引用 : Amazon)

かぐや様4期実現において最大のネックは、原作が完結している点です。
本作は2022年に大団円を迎え、スピンオフ作品も同時に連載を終えました。
更に、作者の赤坂アカ先生がこの完結をもって漫画家としては引退し、原作者としての活動のみ行っていく事を発表している為、続編を描く可能性はほぼゼロとなっています。

そういった状況なので、原作の売上や人気を支援するという意味でのアニメ化を行う意義は、連載中よりも大きく低下しました。
出版社としても、既に連載を終えた作品より連載中の作品を優先するのは当然の事なので、完結した時点で新作が作られる可能性はどうしても低くなってしまいます。

しかし、『かぐや様』に関しては例外になり得るだけの材料も幾つかあります。

まず、完結後にもアニメ化展開が続いている点は確実に好材料です。
3期終了後、新作アニメーションとしてクリスマス編(氷かぐや編)を映像化した『かぐや様は告らせたい -ファーストキッスは終わらない-』の制作が告知され、2022年12月に90分の長編作品として劇場公開されました。
このアニメはテレビでの放送も予定されています。

これが例えば「完結編」と銘打たれていたら、4期の可能性は完全に絶たれていましたが、本作にはそのような記述は一切ありません。
よってこれは、今後4期の制作を視野に入れた上で、その4期を完結編とするための調整も兼ねた単発の映像化という捉え方も出来ます。
要するに、クリスマス編を4期に入れてしまうと1クールまたは2クールでは終われないため、このエピソードを先に単独作品として消化した、という解釈です。

これが的を射ているかどうかはわかりませんが、メディアミックス展開を止めていない点が大きなプラス材料なのは間違いないでしょう。

また、海外人気の高さも4期を支持する理由の一つです。
最終巻で急に「全世界シリーズ累計2200万部」という告知が行われていましたが、かぐや様のコミックスは海外でも人気を博してるようです。
アニメで火が点いて海外でコミックスが売れるケースは、ヤンジャンの作品においても『東京喰種』をはじめ幾つも前例があり、かぐや様もその波に乗りつつあるのでしょう。

という事は、今後は海外のマーケットに対し積極的に宣伝していくという事が考えられます。
その場合、新作アニメが大きな宣伝材料になる事は言うまでもありません。

国外のファンに対する宣伝効果を期待して、4期の制作が行われるのは十分に「アリ」です。

ストックは十分! 4期が制作されるならどのエピソード?


(画像引用 : Amazon)

アニメ『かぐや様』は現在、16巻まで映像化されています。
最終巻が28巻なので、ストックは12巻分残っているという事になりますね。
1~3期で14巻の途中までアニメ化されている事を考えると、ほぼ3クール作れるだけのエピソードが残っている事になります。

よってストックに関しては全く問題ありません。
4期どころか5期、なんなら6期まで作る事は可能です。

もっとも、原作が既に完結している事を考えると、そこまで引っ張るとは考え難いでしょう。
4期を完結編とし、1クールもしくは分割2クールで放送というのが最も現実的かと思われます。

では、実際に4期が作られた場合、どのエピソードが採用されるかを予想していきます。

(尚、ここからは少々ネガティブな意見も含まれていきます)

圧倒的な人気と評価を得ている『かぐや様』ですが……氷かぐや編以降の評価は必ずしも高いものばかりではありません。
むしろ「文化祭以降失速した」という意見が非常に目立っています。
コミックスの売上が大きく落ちている訳ではなく、あくまで「そういう意見もある」という範囲ではありますが、これもまた『かぐや様』という作品を語る上では避けて通れないトピックです。

その為、賛否両論が顕著な3期以降のエピソードに関しては、かなり厳選した上で4期の制作が行われると予想されます。
余り評判が良くないエピソードについては、カットないし短縮する事もあり得るでしょう。

ただ、本作を完結する上でどうしても欠かせないエピソードもあります。
四宮家のお家騒動(24~26巻)です。
これは、かぐやと白銀会長の行く末を描く上で外せない、いわば「本筋」とも言えるエピソードなので、短縮する事はあってもカットする訳にはいきません。

早坂がメインとなる修学旅行編(18~19巻)は、仮に省略しても辻褄を合わせる事は可能です。
早坂は作中屈指の人気キャラですが、生徒会とは関わりが薄い事を考えると、カットされる事も考えられます。

石上、つばめ、ミコの恋愛事情については、原作であまり掘り下げられなかった重要な要素(ステラの人バレ)をアニメで補完する事が考えられます。
ただ、それをしないのであればカット対象にもなり得ます。

逆に大仏に関するエピソードは、かなりの確率でカットされるでしょう。
本作において最も否定的な意見が目立つのは彼女関連のエピソードだからです。

その他の日常エピソードについては、かなり削られてしまう事になると予想されます。
本作はむしろ、本筋に絡まない日常回の方が人気が高い傾向が見られますが、1~3期においても割とカットされている回がある事を考えると、完結に向けた4期では中々採用され難いという判断に傾きます。

以上の事を踏まえ、4期は以下のような内容になると予想します。

1クールの場合:修学旅行編+お家騒動+各キャラの最終回
2クールの場合:大仏関連など評判がイマイチなエピソードをカットしつつラストまで

【推しの子】とのW展開も?


(画像引用 : Amazon)

2023年春より、赤坂先生が原作を務めている【推しの子】のアニメがスタートします。
かぐや様と直接関係がある作品ではないものの、同じ世界観の中のお話であり、既に原作同士はコラボも行っている為、関連性はかなりあります。

そこで今後、かぐや様と推しの子のメディアミックスが同時展開される可能性を検証してみましょう。

かぐや様はアニプレックス製作、A-1 Pictures制作のアニメなのに対し、推しの子は動画工房が制作しています。
その為、製作および制作の繋がりは薄いです。

ただ、制作会社が違う方が却って同時展開しやすくはあります。
同じ制作会社だと同時に制作はできないので、とあるシリーズの『禁書』と『超電磁砲』のように放送時期をズラすしかありませんが、制作会社が違えば同時期の放送も可能。
例えば「かぐや様4期終了後に、同じ枠で推しの子2期を放送」といったリレー方式で視聴者を引っ張るというパターンも考えられます。

この両作品は兼任ファンが多い為、W展開という形でアニメを進めて行くメリットは十分あります。

まとめ

4期まで作られるアニメはかなり稀ですが、かぐや様ならその目も十分にあると思います!
最近は劇場版で完結というパターンも結構多いので、4期→映画で終わるパターンかも?
どういう形でも良いので、もう少し動く彼らを見ていたいですよね!

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