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Mar

【推しの子】星野ルビー徹底検証!かわいいのにどうして影が薄いのか…?


(画像引用 : 『アニメ【推しの子】』公式サイト https://ichigoproduction.com/)

2023年春にアニメが開始される人気作【推しの子】より、主人公の一人として活躍する星野ルビーを大特集!
その類い稀なルックスで人気アイドルの道を邁進する一方、読者から「影が薄い」と言われる理由を検証していきます!

星野ルビー(ほしの るびー)キャラクター概要


(画像引用 : Amazon)

【推しの子】に登場する女性キャラクターで、本作の主人公の1人
前世は宮崎県の病院に入院していた天童寺さりな(てんどうじ さりな)で、現在はアイドル・星野アイ(ほしの あい)の娘「星野瑠美衣(ほしの るびい)」に転生。
かつて母アイが所属していた苺プロダクション所属のアイドルとなり、アイがセンターを務めていたアイドルグループ「B小町」を再結成させ、新生B小町の一員として様々な活動を行っています。

年齢は16歳で、陽東高校の芸能科に通学中。
幼少期は母のアイ、双子の兄・星野アクア(ほしの あくあ)と生活していましたが、現在はアクアと共に苺プロの現社長・斎藤ミヤコ(さいとう みやこ)と暮らしています。

明るい金髪の髪を肩まで伸ばし、左側を結んだワンサイドアップにしています。
成長と共に母親の面影が色濃くなり、左目にアイから受け継いだ星状のハイライトを宿しています。
容姿のレベルは非常に高く、アイドルとしてもズバ抜けていて、同じ芸能人という立場の人間が羨むほどです。

天真爛漫を絵に描いたような性格で、思った事を率直に口にする為、その無邪気さが時に毒舌になる事も。
基本的には芸能界とアイドルに憧れる純粋無垢な人物ですが、ネットの汚い世界に触れて育ったことで少々過激な一面もあります。
「嘘」が嫌いで、嘘をつく事もつかれる事も極端に嫌がります。

アイドルとしてのスキルは偏りがあり、ダンスはグループ内でも随一で、歌は最も下手
アイドルに対しての想いは人一倍強く、キツい練習にも全く音を上げず楽しんで行うタイプで、先輩の有馬かな(ありま かな)からは「アイドルになるために生まれてきたみたいな子」と評されています。

兄アクアとの兄妹仲は良好で、シスコン気味な兄に負けず劣らずブラコン気質。
母親代わりのミヤコとは本物の親子のような関係で、同じグループのかな、MEMちょとも仲良し。
学校ではクラスメイトでグラビアアイドルの寿みなみ(ことぶき みなみ)、人気タレントの不知火フリル(しらぬい ふりる)と仲良くなり、当初は何者でもなかった自分にコンプレックスを抱いていましたが、アイドルデビュー後は堂々と友達付き合いをしています。

担当声優は伊駒ゆりえ(いごま ゆりえ)さん。

2021年より81プロデュースに所属している新人声優。
2022年にオーディオドラマ「その初恋は甘すぎる」オーディションに参加、『デュエル・マスターズ キングMAX』『可愛いだけじゃない式守さん』などに出演。
そして2023年、ルビー役で初メイン、初主演を果たしました。

前世さりなの声優は高柳知葉(たかやなぎ ともよ)さん。
代表作はオグリキャップ(ウマ娘 プリティーダービー)、陽夏木ミカン(まちカドまぞ)、木ノ幡みら(恋する小惑星)など。

2章序盤まではちゃんと主人公。それ以降は……

(画像引用 : 『赤坂アカ』公式Twitter https://twitter.com/akasaka_aka)

ルビーは連載が始まる前から【推しの子】のメインキャラとして、前面に押し出されていました。
連載開始告知の際にはメインビジュアルとして描かれるなど、その華やかな外見もあって非常に目立った存在でした。

しかし連載が進むにつれ、ルビーの存在感は次第に薄れていきます
そんな彼女の軌跡を振り返ってみましょう。

彼女の初登場は第1話ですが、その時はルビーではなく前世のさりなとしての登場でした。
それも、アクアの前世ゴローの回想という形。
さりなは退形成性星細胞腫という病気に冒され、ゴローに看取られ12歳でその人生を終えていたのです。

(ちなみに退形成性星細胞腫は現在、星細胞腫のグレード3という分類になっています。星細胞腫とは簡単に言うと脳腫瘍の一種で、更にざっくり言うと脳のガンです。グレードは悪性度を意味し、他の部位のガンで言うところのステージ(進行度)とは異なるので「ステージ3程度のガン」という訳ではありません。退形成性星細胞腫の5年生存率は20~30%と言われていて、これは殆どのガンのステージ3より低い数字です)

この時点ではあくまで「ゴローが看取った悲劇の少女」に過ぎませんでしたが、なんという運命のイタズラか、彼女の魂は新たな肉体を得ます。
さりなが生涯を終える瞬間までずっと憧れていたアイドル・星野アイの子供「星野ルビー」として転生したのです。

しかもその際に生まれた子供は二人で、片割れの双子の兄アクアはゴローが転生した子供。
ルビーにとって彼は初恋の相手であり、「憧れの人物の娘」「初恋の相手の妹」というとんでもない宿命を背負う事になりました。

この事実が判明した時点では、紛れもなくルビーは【推しの子】の主役の一人でした。

アイに憧れ同じように踊りたいとずっと願いながらも、脳の病気でまともに動かない体を嘆き、涙した記憶。
それを他ならぬ母アイの言葉と教えで上書きし、「私も踊っていいんだ!」と歓喜する幼きルビーの姿は多くのファンに感動を与え、主役らしい光を放っていました。

その後、アイがストーカーに刺殺され絶望感に苛まれるルビーでしたが、ミヤコの支えや「アイのようになりたい」という想いで耐え抜き、真っ直ぐに成長します。
地下アイドルのスカウトを受けてアクア達をヤキモキさせるなどの紆余曲折はあったものの、無事ミヤコの運営する苺プロに所属する事になり、アイドルとしての第一歩を踏み出しました。

このエピソードが描かれた2巻序盤までは、ファンも本作を「ルビーの物語」と捉えていたでしょう。
けれどその後、徐々に流れが変わります。

アクアがかなと再会し、彼女に誘われWebドラマの撮影に挑むエピソード(第二章)の時点では、ルビーのファンも「ルビーの話が一段落したし、次はアクアだよな」と余裕の静観。
その後、かなが苺プロに所属する事になった時も、アクアが恋愛リアリティショーに参加するエピソード(第三章)に突入した際も、「これはB小町のメンバーを集める布石だ」と考え、メンバーが揃った時にルビーメインのエピソードが大々的に描かれるだろう……と信じて疑いませんでした。

そしていよいよメンバーが揃い、第四章「ファーストステージ編」へと突入。
「ここからはルビーのターンだ!」と全国のルビーファンが息巻いて見守っていましたが……メインで描写されたのはルビーではなく有馬かな
第四章は常にかな視点で描かれる事になり、ルビーは最後に見せ場こそあったものの、終始サブのポジションのままでした。

以降の章においても同様の現象が起こり続け、いよいよルビーがメインで描かれるという流れになっても、主人公らしく描かれるエピソードは中々出て来ません。
「主人公の1人」「もう1人の主役」という肩書きは最早形骸化され、出番も決して多いとは言えず、完全に「主人公の妹」状態。
2章序盤以降のルビーは、お世辞にも主人公とは言えない立ち位置に納まってしまっています。

実は扱い難いキャラ?

https://twitter.com/Yorimen/status/1346880463965589505

(画像引用 : 『横槍メンゴ』公式Twitter https://twitter.com/Yorimen)

「影が薄い」と言われているルビーですが、それもその筈で「もう一人の主人公」という肩書きとは裏腹に出番も見せ場も多くはなく、目立ちようがない状況が続いています。
では、何故こんな状況になってしまったのでしょうか

一般的に、メインキャラの影が薄くなる理由として最も多いのは、人気の面で他のキャラに食われるという現象です。
例えば『とある魔術の禁書目録』は、本来メインヒロインのはずのインデックスが回を追う毎に後続のヒロイン勢に押され出番が減っています。

そしてもう一つ、動かし難くて出番が減るケースもあります。
『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』は、当初メインヒロイン枠のヘスティアが「例の紐」で人気を博し、紐神様と崇められていましたが、ダンジョンに潜れないという性質の影響で出番が極度に減っています。
更に人気面でもリュー・リオンから食われてしまっていて、1期しか観ていないアニメファンと原作ファンとの間に大きな認識の齟齬が生じている状態です。

ルビーは、この両方の例が併発している状況と言えます。
人気面では、彼女の後に出て来たヒロイン勢、かなと黒川あかね(くろかわ あかね)がかなり強めに恋愛要素を押し出している為、アクアの妹枠になったルビーは圧倒的に不利。
その上、役者ではないルビーは役者メインのエピソードでは中々他キャラと絡めず、ほぼ出番がない状態にならざるを得ないので、どう足掻いても影は薄くなってしまいます。

もう一つ穿った見方をするならば、ルビーは正統派のキャラゆえに扱いが難しいキャラかもしれません。

原作の赤坂アカ先生は『かぐや様は告らせたい』でもそうでしたが、癖のあるキャラの描写が得意。
その為、本来そこまで味付けしなくて良いキャラにまで妙な属性を付けてしまい、ファンから「そんなキャラじゃなかっただろ!」とツッコまれる事も多々ありました。
ルビーは真っ直ぐに育ったキャラで、まだピュアなお年頃の12歳で亡くなったさりなのイメージを大きく変え辛い事もあって、赤坂先生にとって積極的に動かし辛いキャラの1人かも……という邪推をしてしまいたくなります。

そんなルビーですが、8巻で大きな変貌を遂げます
現状、まだ馴染んでいないという印象はありますが、これによって動かし辛いキャラではなくなりました。
また「アクアへの前世バレ」という切り札を持っている状態なので、今後ルビーが一気に主役の座に返り咲く可能性は十分にあります。

ルビーの名言・迷言集(~第四章)

https://twitter.com/oshinoko_comic/status/1599674943553224704

(画像引用 : 『漫画【推しの子】』公式Twitter https://twitter.com/oshinoko_comic)

天真爛漫なルビーは発言に関しても奔放で、その時その時思った事を言いたい放題です。
そんな彼女の名言・迷言をまとめました!
なお、アニメ1期で放送される可能性が高い第四章「ファーストステージ編」までの範囲からの選出です。

もし芸能人の子供に生まれていたらって考えた事はない?

ルビーがさりなだった頃、ゴローに対して言った言葉
【推しの子】という作品がルビー、そしてさりなの物語である事を強く示唆していて、何気に意味深長です。
もしかしたら、今後クローズアップされる事もあるかもしれません。

娘の私がママのおっぱい吸うのは自然の摂理なんですけど 与えられた当然の権利なんですけど

ルビーに転生した直後、アクアに謎のマウントをとっての台詞
ピュアなようで、実は結構歪んでいるのが窺えます。
勿論それは、アイへの歪んだ愛情です。

私をオギャバブランドに返してー!!

アイとアクアが出演する映画の撮影所へ赴いた際の台詞
アイは撮影が別日の為、親愛なるアイ不在とあって寂しさが爆発してしまったようです。
ある意味、正しい幼児退行と言えます。

重曹を舐める天才子役…?

その撮影所で出会ったかなの「十秒で泣ける天才子役」というキャッチフレーズを言い間違えた一節
この一言がきっかけで、作中でもリアルでもかなは「重曹ちゃん」と呼ばれ、本名をしばしば忘れられています。
ある意味、【推しの子】の人気に火をつけたのはルビーのこの一言かもしれません。

処女受胎に決まってるでしょ 男なんて最初から存在してない

アイの父親は誰かという話になった際、瞳のハイライトを消して言い放った衝撃の一言
アイへの歪んだ愛情はここにきて極まり、あのアイですら珍しく本気で危機感を抱いていました。

絶対ママみたいになるんだ!

地下アイドルにスカウトされ、反対するアクアやミヤコに対し真っ向から言い放った決意の一言
憧れた人物と同じようになりたい、という願望の事を『同一化(同一視)』と言いますが、ルビーのアイに対する憧れがストレートに出ている台詞ですね。
赤坂先生はこの同一化を色んな所で用いています。

ウチの兄シスコンなの

アクアがルビーと同じ学校を受験した理由を「妹が心配だから」と説明した事に対し、その補足として平然と言い放った一言
かなからは「きっも!」とミもフタもないツッコミを受けていました。
尚、ルビーの方も結構なブラコンなのでお似合いの兄妹です

ああいう子はコッテリしたオタの人気を滅茶苦茶 稼ぐ!

かなをB小町にスカウトする際、アイドルオタとしての嗅覚と知識を総動員して彼女を分析した結果の台詞
これによって重曹ファン=コッテリしたオタという図式が界隈で広まりました。
かなの読者イメージは殆どルビーが作っています。

私にとって先輩は只の小娘だから

B小町が初ライブを大規模フェス「ジャパンアイドルフェス」のステージで迎える際、「あなた達の為にも失敗できない」と緊張するかなに対して言い放った台詞
勿論、悪口などではなくかなを励ます為の言葉であり、この後は「可愛くて努力家などこにでもいるただの新人アイドル。コケて当たり前! 楽しく挑もうよ!」と続きます。
ルビーらしい、まっすぐな台詞と意気込みですね。

だって今回の仕事は傍に世界で一番信頼できる人が居るので

本作の最後の舞台となるであろう、映画「15年の嘘」のインタビューで「おにいちゃん」に向けて言った言葉
これがアクアに対してなのか、別の人物に対してなのかは不明ですが、いずれにせよ今後の展開を占う上で大きな意味を持つ台詞です。
目に明るい星が宿っているので、嘘は言っていないと思われます。

まとめ

アニメで声がつく事で一気に映えるキャラだと思うので、アニメ放送後にルビー人気は一気に爆上げする事が期待できると思います!
新人さんが声を担当するのも、ルビーの初々しさとマッチしていて期待大です。
主役の輝きを取り戻して欲しいですね!

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