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Mar

【リコリス・リコイル】井ノ上たきなはガチ恋してるのか? 徹底検証


(画像引用 : Amazon)

続編の制作が発表され、ますます注目を浴びているオリジナルアニメ『リコリス・リコイル』より、主人公の1人・井ノ上たきなを大特集!
彼女が劇的に変わった理由、そして千束への恋愛感情の有無などを徹底的に検証します!

井ノ上たきな(いのうえ たきな)キャラクター概要


(画像引用 : Amazon)

『リコリス・リコイル』に登場する女性キャラクター、本作の主人公の1人
犯罪やテロ行為を防ぐ為に暗躍する政府公認の秘密組織「Direct Attack」、通称“DA”に所属する実働部隊員「リコリス」の一員で、階級はセカンドリコリス
訳あってDA本部から異動する事になり、DA支部の表向きの顔として錦糸町に構える和風喫茶店「喫茶リコリコ」の従業員となりました。

年齢は16歳で、相棒の錦木千束(にしきぎ ちさと)の1つ下。
身長160cm、誕生日は8月2日、血液型はA型。
比較的スレンダーな体型です。

正統派の黒髪ロング。
リコリコで働く際には左右二つに分けて結んでいます。
客からは「目に愛嬌がなく子供」と思われている一方、「あと10年もすれば素晴らしい美人になる」と評されるなど容姿は整っています。

リコリスとして行動する際にはセカンド専用の紺色をベースとした制服、喫茶リコリコで働く際には青い着物ベースの制服を着用しています。
ファッションには無頓着で私服にもこだわりは一切なく、動きやすい物を選んで着用していました。

合理性を重んじる性格で、DA本部在籍時は常に淡々としており喜怒哀楽に乏しくクールな性格でした。
しかし千束との出会いによって感情表現が豊かになり、リコリコではごく普通の女の子として客からも受け入れられています。
責任感は強く、やると決めたら一直線で、リコリコの経営状況が芳しくないと知ると自ら経理の担当を買って出ました。

射撃能力が非常に高く、銃の腕には絶対的な自信を持っています。
反面、ボディーガードのような守勢に回る戦いにはあまり向いていない模様。
当初は敵の命を奪う事に躊躇いはありませんでしたが、千束とコンビを組むようになってからは多少意識を変えているようです。

リコリコ内での人間関係は良好で、千束以外の面々とも自然なコミュニケーションを取れています。
一方、DA本部所属のリコリスからは過去の振る舞いから良く思われておらず、悪い噂を流され腫れ物に触るような扱いになっています。
その中で唯一、蛇ノ目エリカ(じゃのめ えりか)にだけは慕われているようです。

担当声優は若山詩音(わかやま しおん)さん。

劇団ひまわり出身の元子役で、現在も所属しています。
声優デビューは2006年放送の『RED GARDEN』ですが、本格的な声優活動を開始したのは2019年からで、映画『空の青さを知る人よ』の主人公・相生あおいを演じ注目を集め、2021年放送『SSSS.DYNAZENON』の南夢芽役で知名度を飛躍的に上昇させました。
代表作は井ノ上たきな、南夢芽、相生あおい、川合麻依(ハコヅメ~交番女子の逆襲~)など。

千束との出会いで劇的に変化


(画像引用 : Amazon)

『リコリス・リコイル』は美少女二人がテロ組織と戦うガンアクションであり、喫茶リコリコの愉快な日常を描くお仕事ものであり、主人公二人の交流を描いたバディものでもあります。
そしてもう一つ、大きな物語の軸として描かれるのが、たきなの成長です。
井ノ上たきなという普通じゃない少女が、錦木千束というこれまた普通じゃない少女と出会い、彼女に感化されながら自身を変革していく物語でもあるのです。

その物語の冒頭、DA本部に所属していた頃のたきなは一部のファンから「狂犬」と言われています。
凶暴な表情や声こそ出していませんが、当時のたきなは合理主義・結果主義を拗らせていたようで、「組織、上司、同僚が自分に求めている事」よりも「自分が設定した目標の実現」を優先し、それに伴うリスクも殆ど無視していました。

ただ、こういった性格にありがちの「周りの目や評価など気にしない」というタイプではありません。
寧ろ、そこを気にし過ぎている故の暴走が目立っていたようです。
たきなにとってDA本部は「結果を出さないと居られない居場所」で、リコリスとは「悪を確実に仕留める存在」であり、自分の思い描くリコリス像を貫く事が評価に繋がると信じて疑いませんでした。

つまり、たきなは「味方がどうなっても良い」とか「自分さえ良ければ良い」などと思っている訳ではなく、「リコリス」や「任務」といった大枠を遵守する事が最優先というプライオリティを持っている人間なのです。
簡単に言ってしまえば「融通が利かない」と纏める事が出来るでしょう。
これは持って生まれた素質や人格の問題というよりは、狭い世界の中でも更に狭い人間関係の中で育った影響で視野が極端に狭くなっていった結果、このような性質になったのでしょう。

そんな彼女が千束と出会って一番変わったのは、心に余裕が出来た事です。

DA本部から事実上の左遷になり、彼女の最優先すべき事項は「本部への復帰」となりました。
しかし第3話「More haste, less speed」で千束から「私は君に会えて嬉しい!」と言って貰えた事で、たきなの中の大枠は「千束」へと書き換えられました。
千束の隣にいる事が最優先で、千束本人がそれを受け入れてくれている為、心に余裕が生まれ視野も一気に広がり、それまでの彼女にはなかった感情表現、他人を慮る事が出来るようになったのです。

ただ、この変化を「成長」と言えるかどうかはまだわかりません。
千束の計らいで本部に復帰する事になった際、たきなは以前の狂犬と呼ばれていた頃の姿に戻りつつありました。
もし、その後も千束のいない人生を歩む事になったら、完全に以前の彼女に戻ってしまったかもしれません。

そういう意味では、アニメ1期の段階では千束に精神的に依存している状態という事が出来るでしょう。
まだまだ成長の途中であり、たきなが真に成長する為には千束依存の状態から脱し、自立する必要があるかもしれません。

とはいえ、自立だけが成長の道筋という訳でもありません。
千束との出会いでたきなが大きく変化したように、たきなとの出会いによって千束も少し変わりました。
「やりたいこと最優先」な千束が1期のラストシーンで「何しようか。これから」と呟き半ばたきなに意見を求めたのも、千束の最優先事項の中にたきなの存在が組み込まれたからでしょう。

これから先、千束が更にたきなの影響で変わり続ける事があれば、二人はお互いに影響し合う仲として、真の意味で対等となります。
それは自立とは違う道のりでの依存脱出を意味します。

2023年2月、『リコリス・リコイル』は続編の発表が行われ、たきなの成長物語の続きが描かれる事が決まりました。
今後、たきながどのような成長の道程を進むのか、その続編で明らかになるでしょう。

千束への想いは相棒への友情? それともガチ恋?


(画像引用 : Amazon)

たきなにとって千束は、自分を狭い檻の中から解き放ってくれた恩人であり、相手の息の根を止める戦い方しか知らなかった自分に別の解決策を教えてくれたパートナーであり、年齢の近い同性の友人でもあります。
前述したように、1期の途中からたきなの最優先事項は「千束の隣にいる事」であり、彼女の存在はたきなの居場所そのものと言っても過言ではないでしょう。
当然、絶対的な信頼を寄せる相棒なのは疑う余地がありません。

では、そこから更に踏み込んだ仲になりたいと思っているかどうかを検証します。
早い話が「ガチ恋」なのかどうかです。

現代におけるジェンダー問題を考えるまでもなく、アニメという分野では同性同士の恋愛……女性同士であれば「百合」になりますが、これらの恋愛についてはフラットな表現がなされています。
腫れ物を触るような扱いになっているケースは極めて少なく、一つの恋愛の形として描かれる事が殆ど。
『リコリス・リコイル』も例外ではなく、本作ではミカと吉松シンジが同性同士で恋人関係だった事が強く示唆されています。

よって、本作の世界観では百合が特異な恋愛として描かれる事はありません。
たきなの心に恋愛感情が芽生えているとしても、それが百合好きを拗らせた視聴者の歪んだ解釈という訳ではなく、正しい可能性の指摘と言う事が出来ます。

とはいえ、少なくとも1期の段階では、たきなの千束への想いを恋愛感情と断じる材料はありません。
前述したように精神的に依存しているのは間違いなく、千束が死ぬ事を何より恐れ、自分が殺されるよりも許しがたい事という描写は見て取れますが、その想いが大切な相棒への友情なのか、それともガチ恋なのかはわかりません。

そもそも、恋愛感情の有無をどうすれば推し量れるのか。
これは様々な考え方があって然るべきですが、ここでは「独占欲の有無」を指標にしたいと思います。
「自分以外の人と仲良くするのを見ると胸が痛む」という心情は、必ずしも恋愛だけに属する訳ではありませんが、ある程度の年齢に達した上での独占欲は恋愛以外の情ではほぼ見られないからです。

たきなの千束に対する独占欲は、1期の範疇においては顕著ではありません。
ただ、千束が危機に瀕した際、それを助けるのは自分でなくてはならないという意識は随所で見られます。
リコリスが狙われているという話が出た際には即座に同棲を試み、千束が真島(まじま)に一騎打ちを挑まれた13話においても、「千束を助けられるのは私」と断言していました。

たきなは合理性を極めて重要視しています。
単純に千束を危険から守る為だったら「安全を確保するため一時的にDA本部に身を寄せるべき」と主張するでしょうし、「実力で勝るフキに助けに行って欲しい」と懇願したでしょう。
その判断よりも「自分が千束を助けたい」という気持ちが強いのは明白で、これは独占欲の一種と見て良いかもしれません。

以上の根拠から、1期終了時点においては「ガチ恋と確定できるほどの材料は乏しいが、その可能性は大いにある」と言えるでしょう。
続編でもし嫉妬心を露わにしたり、千束に下着を見られて恥じらいを見せたりするようなら完璧です。

たきなの名言・迷言集


(画像引用 : Amazon)

思った事をハッキリ言うたきなの言葉は、時に刺々しくナイフのような切れ味があり、時に火傷しそうなほど激しい情熱を感じさせます。
ここでは、そんなたきなの名言・迷言を纏めました!

生きてますよね?

物語冒頭、エリカが人質に取られた状況にもかかわらずマシンガンをぶっ放し、フキから糾弾された際の返し文句
この時点では「味方の危険を顧みないヤベー奴だ」と誰もが思った事でしょう。
その後、千束に「あの状況において最も合理的な行動だと思いました」と述懐した事で、たきなの真意が判明します。

これでおあいこですね

フキ&サクラとの模擬戦でフキを殴り、勝利後に放った痛烈な一言
前述の冒頭シーンでフキに殴られたリベンジを見事に果たしました。
実は結構根に持っていたようです。

きっと避けると思いましたから

その模擬戦で、射線上に千束がいたにもかかわらず撃った事への述懐
自分自身だけを信じていたたきなが、初めて他人(千束)を信頼した瞬間ですね。

千束のを見せてください

ミカのオススメに従いトランクスを履いている事を千束にガミガミ言われ、一緒に下着を買いに行った際の更衣室での一幕
たきなの一般常識の欠如、羞恥心のなさが現れています。
逆に千束はかなり恥ずかしそうでした。

さかな~!

大事な人(吉松)を見つけられないと落胆する千束を励ます為、魚の物真似をした衝撃的なシーンでの一言
千束との出会いでたきなが変わった事を決定付ける、リコリコ1期最大の名場面です。
同時に、この作品の人気を決定付けたワンシーンでもありました。

ええ。めっちゃかわいいですよ

アラン機関のネックレスを表に出した千束へ向けて言った台詞
純粋だからこそ、こういう事を平気で言えて、しかも言った事を忘れられるのかもしれません。
ある意味、たらしの素質があるのかも……

あれは私の行動の結果でクルミのせいじゃありません

DA本部から異動となった間接的な原因をクルミが作っていたと判明した際、クルミの謝罪を受けての一言
決して他人を思いやる気持ちがない訳ではない、ちゃんと良い子なんだとわかるシーンですね。

ここでは千束を救えない。それだけです

念願のDA本部への復帰が叶ったものの、任務を放棄してでも旧電波塔に向かった千束を援護しに行くと決断した際の台詞
たきなの千束への想いの強さが表れた印象的なシーンです。
そんなたきなに温情を見せつつ、行かせてやったフキの株も爆上げでした。

離して!心臓が逃げる!

千束の人工心臓の代わりとなる唯一の心臓を胸の中に移植した、死にたくなければ自分を殺して奪えと言う吉松を、千束はどうしても撃てない。
そんな千束の代わりに吉松の体から心臓を抉り出そうとするたきなが、千束の制止を振り切って吉松を追おうとする際の台詞です。
鬼気迫る声と表情も相まって、非常に狂犬感が強いシーンです。

まとめ

たきなの感情が豊かになるにつれて、リコリコという作品もどんどん魅力的になっていきましたね。
リコリスとしても人間としても完成している千束とは対照的で、だからこそ二人の個性がより際立っていたように思います。
続編でたきなの活躍がまた見られるのが嬉しくてたまりません!

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