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Feb
[完全版]バキ道がつまらなくなった理由11選!! 蹴速が特にひどい!! 食事しにきたのか
『伝説の格闘漫画』と言っても差し支えない”バキシリーズ”。
30年を超える長期連載の大人気漫画ですが、現在、第五部”バキ道”がシリーズ史上最高につまらないと話題になっています。
この記事ではバキ道が面白くない理由を、バキシリーズを全巻読んでいる、大ファンの筆者が語り尽くします。
ぜひ最後までお読みください!
①だらだらと連載を続けているから(バキ道がつまらない理由)
いきなりぶった切ってしまいますが…!!
今のバキ道はだらだらと連載を続けているように見えます。
バキシリーズの主人公、範馬刃牙には『強くなりたい』、『地上最強の父親に勝ちたい』という明確な目標がありました。
そして第三部のクライマックスで、父親からダウンを奪い、地に這いつくばらせるほどに強くなり、結果としてはまだ父は超えられてはいませんが、最強と謳われる父をうならせるほどに強くなりました。
刃牙の強さは、もうほぼ完成されたといっていいでしょう。
つまりすでに、刃牙という物語はゴールにたどり着いているのです。
今は本編が終わった後のアフターエピソードを連載している状態といえます。
もちろんアフターエピソードでも、ドラマがちゃんとあれば面白いのですが、すでに最終目標である『父親超え』を果たしているともいえる状況ですので、物語全体の行き先が決まっていません。
第五部”バキ道”は、話がどこへ向かっているのか分からない状態で連載されているのです。
②宿禰が負ける(バキ道がつまらない理由)
第五部”バキ道”から、野見宿禰(のみのすくね)という巨漢が登場しました。
身長210cm強、体重250kg強。
石炭を握力でダイヤモンドに変化させるという怪物力士でして、相撲がテーマであるバキ道の最強キャラと思われていました。
しかし主人公の兄であるジャックと戦って敗北。
これによりバキ道のラスボスが誰だか分からなくなりました。
上記の『だらだらと連載を続けている』に関連しているのですが…ラスボスが不明なので、物語の終着点も不明です。
なにに向かって主人公が進んでいるのか、分からない状態で連載されています。
第四部『刃牙道』も賛否のある内容でしたが、”宮本武蔵”という絶対強者がボスキャラとして常に君臨していたことで『武器術と格闘技』という一貫したテーマがありました。
しかし宿禰が敗北したことで、『相撲の強さ』というバキ道のテーマも揺らいでいます。
ラスボス不在の物語はどこへ向かうのでしょうか…。
③テーマがぶれている(バキ道がつまらない理由)
宿禰が敗北してから、今度は蹴速(けはや)という人物が登場しました。
当麻蹴速(たいまのけはや)という足技の名手の子孫でして、主人公の父親、範馬勇次郎や愚地独歩と戦います。
一体、相撲というテーマはどこに行ったのでしょうか?
いちおう『古代相撲』は蹴り技あり…というか、なんでもありのフリーファイトだったようですが…。
連載が長く続くこと、それ自体は素晴らしいことだと思います。
しかしSAO(ソードアート・オンライン)やONE PIECEのように、しっかりとストーリーを決めた上で長く連載していただきたいです。
でなければ『鬼滅の刃』や『SLAM DUNK』のように、短くてもいいので、きれいに終わらせるべきではないでしょうか。
現在のバキ道はゴールを決めずに連載している状態。
物語のテーマもぶれているように思えます。
④相手側の力士6人が弱い(バキ道がつまらない理由)
刃牙をはじめとする地下闘技場の戦士たちと、現役力士たちが6対6の対抗戦をします。
その結果が以下です。
巨鯨 ● x 〇 渋川剛気
猛剣 ● x 〇 愚地独歩
鯱鉾 ● x 〇 花山薫
獅子丸 〇 x ● 愚地克巳
炎 ● x 〇 範馬刃牙
零鵬 ● x 〇 野見宿禰
ご覧のように、地下闘技場戦士の圧勝に終わりました。
愚地克巳だけは唯一、黒星がついていますが、これは相手を気遣って克巳が試合場を出たため負けになったのです。
つまり実質、刃牙たち闘技場ファイターの全勝でした。
試合を見てても「一方的だなあ」と思うことが多々あり、面白みに欠ける内容でした。
もちろん力士の中でも精一杯奮戦する者はいましたが、全体的に実力差が目立つ試合が多く、「地上最強の父親と渡り合った刃牙に、今更一般の格闘家をぶつけるなよ…」という声もありました。
⑤宿禰が対抗戦で刃牙チームに入っている(バキ道がつまらない理由)
個人的に大問題だと思ったのがこれです。
力士VS地下闘技場戦士の対抗戦で、力士である野見宿禰が地下闘技場チームに入っています。
相撲の威厳を取り戻すためなら、宿禰は力士チームで戦うべきではないでしょうか?
これ、何回読み返しても分からないんですよ。
宿禰は『宿禰の森』という場所に住んでいましたが、「大相撲の権威を復元したい」と渇望する元横綱、金竜山によって地下闘技場に連れて来られました。
宿禰自身も『相撲の原点がないがしろにされている』からこそ、超人的な力を持つ力士として生まれてきたようです。
『相撲の強さ』というテーマがあるのなら、宿禰は地下闘技場戦士と闘うべきではないのでしょうか?
ストーリーとしても、主人公である刃牙と宿禰が対抗戦のトリを務めるのであれば、大いに盛り上がったと思います。
現役の横綱と宿禰を戦わせたいなら、『対抗戦の大将を決めるために闘う』とかでも良かった気がします。
刃牙と同じ陣営で対抗戦をしたということは、もう宿禰は独歩や渋川と同じ、刃牙の仲間ポジションなのでしょうか。
誰がラスボスで、誰が主人公の前に立ちふさがるのかがはっきりしないから、バキ道は不人気なのでしょう。
コメント
新刊発売後、一週間目で、新品がBOOKOFFの100円コーナーに大量に積まれながら、誰も立ち読みさえしてない事実が、事実を如実に物語る