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12

Feb

【ぼっち・ざ・ろっく】喜多郁代が抱える闇とは? 結束バンドから逃げた理由を徹底検証


(画像引用 : Amazon)

きららアニメ屈指の大ヒット作となった『ぼっち・ざ・ろっく!』より、ボーカルギターの喜多郁代を大特集!
結束バンドの中でも際立って明るい彼女ですが、明るいだけの女の子でもない様子。彼女が何を抱えているのか徹底検証します!

喜多郁代(きた いくよ)キャラクター概要


(画像引用 : Amazon)

ぼっち・ざ・ろっく!』に登場する女性キャラクター。
秀華高校に通う高校生で、下北沢を拠点とするガールズバンド「結束バンド」のメンバーでもあります。
ギターボーカルを担当しています。

髪の色は(マンガ/アニメ的表現。実際に染めている訳ではない)で、肩の辺りまで伸ばしたセミロング。
自他共に認める可愛い容姿で、美容にも人一倍気を配っているようです。
ファッションはその時その時の流行を追いかけており、本人曰く「流行ってるメイクとかも真似してるうちに様になってくる」とのこと。

性格は明るく何に対してもポジティブで、好んで人と交わりイソスタ(インスタ)で積極的に発信し、楽しい事をシェアして皆でハッピーになりたい「陽キャ」タイプの女の子です。
そのため社交的で友達も多く、バンド活動がない時は常に友達と遊びに出かけています。

結束バンドにはベースの山田リョウ(やまだ りょう)に一目惚れして加入を決意。
しかし当時、ギター未経験にもかかわらず弾けると嘘をつき、ライブ前に逃げ出してしまったため、一時は脱退を決めていました。
その後、結束バンドの一員である後藤ひとり(ごとう ひとり)に誘われ、紆余曲折ありつつも、あらためてバンド活動を行うことになりました。

バンドではメインボーカルを務め、パッキングギターも担当しています。
歌唱力は素人の中ではかなり高く、カラオケで90点台後半をキープするなどピッチは安定している一方、先輩バンドのメンバーに歌い方をダメ出しされるなど、まだまだ発展途上
ギターに関しては初めて間もない事もあって「下手」という評価ですが、すぐに歌とギターを同時にこなせるようになるなど、その才能は底知れないものがあります。

担当声優は長谷川育美(はせがわ いくみ)さん。

ラクーンドッグに所属する声優で、2018年頃にプロデビュー。
2021年に『86-エイティシックス-』のヴラディレーナ・ミリーゼ役で初めてのメインヒロイン役を担当し、『ウマ娘 プリティーダービー』ミホノブルボンや『月姫 -A piece of blue glass moon-』アルクェイド・ブリュンスタッド役でも話題に。
代表作は喜多郁代、ミホノブルボン、アルクェイド、ミリーゼ、七海みなみ(弱キャラ友崎くん)など。

喜多ちゃんが結束バンドから逃げた理由は?


(画像引用 : Amazon)

『ぼざろ』のキャッチコピーは「陰キャならロックをやれ!」で、これは原作の掲載誌であるきららMAX、更にはアニメのTwitterなどでも度々使用されているフレーズです。
勿論、ここで言う「陰キャ」とはぼっちの事を指していますが、同時に結束バンド全体の事を表したコピーでもあると思われます。
つまり、結束バンドの四人にはいずれも「陰」の部分があるという事です。

その中で、最も陰キャとは程遠いのが喜多ちゃん。
彼女は陰キャど真ん中のぼっちとは対照的な存在で、作中でも常に「陽キャ」として描かれています。

常に明るくて人懐っこく、隙あらば自撮りしてイソスタにアップする姿勢は、まさに典型的な陽キャそのもの。
とても陰があるようには見えません

ですが、喜多ちゃんには確実に「闇」が存在しています。

まず、アニメ1期の時点で見える闇と言えば、「ギターが弾ける」と嘘をついて結束バンドに加入し、ライブ前に逃げ出した件ですね。
普段の喜多ちゃんからは想像できない、なかなか外道なムーブと言わざるを得ません。
虹夏もリョウもしれっと許した為、作中では特に尾を引いていない問題ですが、確実に闇を感じさせる行動です。

この件は、喜多ちゃんが抱える大きな問題に起因します。
それは「空気を読まなきゃダメ」という、多くの陽キャが陰で苦しんでいる強迫観念に近い心理です。
共感を口に出し、「わかる~」の一言を常に発信しなければコミュニケーションから排除されてしまうという陽キャ独特の生態で、特に女子はその傾向が強いと言われています。

そんな世界にいる喜多ちゃんは、真実と現実との間にズレがあった場合でも、場の空気を白けさせない為に敢えて訂正しないという生き方をしています。
これが、喜多ちゃんに逃亡という選択をさせてしまった原因と推察されます。

リョウに一目惚れして衝動的に結束バンドに入った喜多ちゃんですが、勿論ギターは出来ません。
しかし、ベースとドラムしかいない当時、求められていたのは当然ギター。
その空気を読んで、「自分がここにいる為にはギターが出来るようになるしかない」と思ったのは想像に難くありません。

そこで喜多ちゃんは「自分はギターができる」と嘘をつき、一人で密かに練習を重ねました。
一朝一夕でギターを演奏できるはずもないのですが、当時音楽の知識がなかった喜多ちゃんはそれをわかっていなかったのでしょう。

なんとかライブまでに最低限の演奏くらい……と思って頑張った喜多ちゃんですが、結局間に合う筈もなく本番が近付いて来て、かなり追い詰められた筈。
その時点で二人に謝っておけば良かったんでしょうが、「ギターを弾けないと知られる=バンド内のシンパシーから外れる」という恐怖に駆られ、憧れのリョウから見限られると怯えた結果、言い出せず逃げ出してしまったのでしょう。
「本当はギターが弾けない」と白状する事でバンド内に生じる白けた空気、自分に向けられる排除の目は、陽キャである喜多ちゃんにとって一番恐れているものに違いありません。

勿論、黙って逃げるという行為は擁護のしようもなく、明らかに間違いです。
ただ、喜多ちゃんが白状で無責任な人間という訳でもありません。
喜多ちゃんが学校で身を置くコミュニティにおいて「場を白けさせる」は大罪であり、その選択だけはあり得ないと彼女が思い詰めたのも、女子高生特有の価値観としては十分に理解できるところです。

その価値観を知っているからこそ、虹夏もリョウも何一つ不満を見せず彼女を許したのでしょう。

本命は「ぼ喜多」?


(画像引用 : Amazon)

『ぼざろ』は百合作品ではありませんが、きらら作品の多くがそうであるように、百合要素は少なからずあります。
その中心にいるのが喜多ちゃんです。

喜多ちゃんはリョウに憧れを抱いており、外見だけでなく生き様にも惚れ込んでいて、友達以上の関係になりたいと願っている描写もあります。
また、作者のはまじあき先生は喜多ちゃんについて「当初は虹夏とリョウを取り合うキャラにしようと思っていた」と述懐しており、最初から百合要員として考えていた事が示唆されています。

ただ、ファンの間では喜多ちゃんとリョウのカップリング(リョウ喜多)よりも、ぼっちと喜多ちゃんのカップリング、通称「ぼ喜多」の方が圧倒的な勢力を誇っています。
実際、作中でもリョウと喜多ちゃんの関係は一方通行なのに対し、ぼっちと喜多ちゃんはお互いに「自分にない部分」に惹かれ合っている描写が目立ち、よりエモい関係性になっているのです。

特に喜多ちゃんの想いが強く出ているシーンが、アニメ1期の最終話でも描かれた文化祭ライブ後の一幕。

ライブ中にダイブを敢行したものの、誰からも受け止めて貰えず落下して負傷したぼっちを見舞い、保健室から出て行った際にモノローグで「私 ひとりちゃんを支えていけるようになるね!」と密かに呟きます。
原作の台詞は「貴方を支えていけるような立派なギタリストになるわね」と微妙にニュアンスが違いますが、どちらも末永くぼっちと関わっていこうという決意表明と言えるでしょう。

上記の台詞変更からもわかるように、アニメではこの「ぼ喜多」を更に強調していました。
第9話「江ノ島エスカー」のラストでも、電車内で虹夏とリョウがスヤスヤの中、眠たくないと言うぼっちに対して「じゃあ藤沢までまだまだ楽しいが続くのね」と喜多ちゃんが答えるアニメオリジナルのシーンが追加されています。
少なくともアニメスタッフは「ぼ喜多」をかなり推しているようです。

喜多ちゃん名言・迷言集


(画像引用 : Amazon)

いつもポジティブな発言で場を明るくするイメージの喜多ちゃんですが、実は意外と辛辣な発言もあったりします。
ここでは、そんな喜多ちゃんの名言・迷言を纏めました!

キターン

今や喜多ちゃんの代名詞となった、陽キャオーラを出した際の効果音
アニメでは声付きで披露された為、更に印象深くなりました。
尚、原作初登場キターンはひらがなの「きたーん」でした。

どうぞ私を滅茶苦茶にしてください!

ライブから逃げてしまった喜多ちゃんが、ぼっちに連れられ下北へ来た際に虹夏&リョウと再会してしまい、罪悪感のあまり思わず叫んだ台詞
基本的には常識人な喜多ちゃんですが、リョウが絡むとおかしくなります。

私は結束バンドに入って先輩の娘になりたかったのよ…

リョウが絡んでおかしくなった喜多ちゃんの末期の台詞
ただの友達では嫌、という拗らせクソデカ感情が言わせてしまった迷言です。
その後、クール&ミステリアスだと思っていたリョウがおバカキャラだと知りショックを受けていましたが、憧れる気持ちは変わりないようです。

後藤さんすごい仕事任されてかっこいいね!

ぼっちが作詞を担当するよう虹夏に言われた際の、ポジティブかつ他人を褒める事に躊躇のない喜多ちゃんらしい台詞
ちなみに原作ではリョウの「作詞は意外とムズい」という説明に対し「じゃあ後藤さん凄い仕事任されてるのね!」という台詞で、かっこいいという表現はアニメオリジナルです。
よりぼっちが喜びそうな言葉をアニメではチョイスしていますね。

後藤さんってすぐ調子乗っちゃうのね

意外と辛辣なツッコミをする喜多ちゃんらしい一面が出た台詞
この前にも「後藤さんすぐ顔に出るのね」と、同じタイプのナチュラル鬼畜っぷりが顔を覗かせています。
これらの積み重ねがあってこそ、ぼっちの生態に詳しい「ダーウィンが喜多!」が誕生したとも言えるでしょう。

面白かったの最初のうちだけでしたね

情緒不安定なぼっちに対し、「ずっと一人百面相ごっこしてるよね」と呟く虹夏と共に発した辛辣な一言
ナチュラル鬼畜な喜多ちゃん発言の中でも特に鬼畜発言な為か、アニメではシーンごとカットされました。

普段の奇行で忘れるところでしたね!

虹夏と共にぼっちの家に来た際、私服姿のぼっちが可愛いという話題に乗じて発したナチュラル鬼畜な一言
とはいえ、その奇行主のぼっちを毎回のように介護しているのは他ならぬ喜多ちゃんなので、これくらい言う権利はあるでしょう。

かわいすぎてごめんなさい

こちらはアニメオリジナルの台詞。
ぼっちの家で毒気にやられた際、譫言のように言った一言です。
アニメでの喜多ちゃんは「陽キャ」という点をより強調している印象があります。

私ってまだロックのこと全然理解してないみたいです

台風ライブの打ち上げの際、破天荒すぎる廣井きくり(ひろい きくり)のライブ武勇伝を聞いての台詞
喜多ちゃんのキャリアや性格を考えれば妥当で、特に変な台詞ではありませんが、アニメではこの台詞を言った次の回(第9話)のEDで「全方位に中指を立てているように見える喜多ちゃん(実際には人差し指)」が描かれてしまったため、「ロックを理解した結果がこれかい!」とファンをザワつかせました。

私のフルネームは喜多喜多です…

同じく打ち上げのシーンで、リョウに自身の名前である「郁代」で呼ばれ、壊れてしまった喜多ちゃんの呟き
実際、「○代」という名前はしわしわネームの代表格なので、コンプレックスを抱くのも仕方ないかもしれません。
古参のマンガ・アニメファンからは「キタキタはオヤジだよ!」というツッコミも入りました。

私は罪人です。

これは実際に発音した台詞ではなく、ぼっちが捨てた文化祭ライブへの出場申込書を拾って提出した事で死んでしまったぼっちに対し、罪の意識を抱いてこう書かれたボードを首から下げていました
メンタルよわよわなぼっちは何気ない一言ですぐ死んでしまうので、今後喜多ちゃんの罪はどんどん増えて行くと思われます。

皆に見せてよ 本当は…後藤さんは凄くかっこいいんだってところ!

文化祭ライブでぼっちのギターの一弦が切れ、ソロパートを弾けなくなってしまった際、咄嗟に代わりのソロを弾いてぼっちを救った際の台詞
この前の練習終わりのシーンで途中まで言いかけ止めた言葉の答えがこれでした。
喜多ちゃんぼっちに対する想いが明確に言葉にされた、ぼ喜多大歓喜の名場面です。

私 ひとりちゃんを支えていけるようになるね!

前述した通り、「ぼ喜多」を決定付けた一言
この直後、楽器屋で腹話術の人形と化したぼっちを物理的に支え、見事有言実行となりました。

まとめ

アニメでは後半に入って一気に喜多ちゃん人気が爆発しましたね!
長谷川さんのボーカルは喜多ちゃんのイメージを良い方向に改革した印象で、アニメ化によって更に魅力的なキャラになったように思います。

2期の範囲では、恐らく1期で描かれていなかった喜多ちゃんが描かれることになると思います。
それによって、更に愛されキャラになっていく筈。
2期が楽しみですね!

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